昼。
久々に学校裏で食べようと考えながら向かう。
人影が見えた。誰だろう。
「 こんちわぁ!! 」
こんな子、先輩には居なかったような。
音楽を聴いているみたい。俺の声は届いてないっぽい。
好奇心で片っぽのイヤホンを自分の耳につけた。
有線がまたいい味を出している。
こういうのやってみたかったんだよね~笑
[ !? ]
するとびっくりした様子でこちらを見る。
整った顔…. なーんて見とれてると
[ なんですか、いきなり… !! ]
「 これ、なんて曲? 」
[ お名前は…? ]
「 俺のオススメの曲はね~…. 」
[ もう、会話がぐっちゃぐちゃ。]
「 あははっ笑 6xー7の森本慎太郎。よろしくね!! 」
[ しってる….かも。]
「 あなたは? 」
[ 6xー6の___you。]
どうやら隣のクラスで、同じ学年だったらしい。
ここのスポット知ってるなんかなかなかのセンスしてる。笑
「 俺さぁ、ここめっちゃ好きなんだよね。
—誰も居なくて、涼しくて、木からさすのがいい感じだし。
—俺もここ来て音楽聴くんだよね笑 落ち着くって言うか。笑 」
[ そうそうそう….!!!
—教室はなんか居心地悪いし、屋上なんて入れないし。笑 ]
なんて言いながら、彼女はイヤホンを結んでカバンに突っ込む。
「 屋上で飯食うのまじで憧れるよね~!! 俺も1回体験したい。」
[ んは笑 ]
初めて見たこの子の爽やかな笑顔は、
今の暑さを全て吹き飛ばすかのように、一瞬にして俺の心が奪われた。
「 この場所知ってるなんて、気が合いそう。」
[ 合わないと思うけどね。( ^_^) ]
「 合いそう~^^ 」
[ さっきの曲名だけど、“君と夏フェス”って曲。
—結構にわかかも。笑 ごめん。でもまじで超いい曲だから。]
「 帰ったら聞いてみる。じゃあね!! 」
[ ….あしたもっ、!!! ここ来る..? ]
はぁ、そんな目キラキラさせてお願いしないで….
倒れる寸前。
さすがに可愛すぎるって…. 、
「 もちろん。笑 」
また、イヤホンして待ってて。____
コメント
5件
君と夏フェス!?!?私が大好きな曲😭😭SHISHAMO選ぶとか主さんセンスよすぎる大好き