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ガザーナが過去を語るお話
一応ですが、この子がガザーナです↓
ばーんっ!!!!!
あはは!ビックリした?
ビ、ビックリしてない…?あ…はは…そ、そっか…。
あ、ああ…。私のパーツがなんで分離できるかって?
私は…人間とは言えない。
私は最初からプログラムされているロボットなの。
でも、感情もあるし、君の事も言葉もちゃんとわかる。
自由に言葉も発せるわ。
喜びも驚きも怒りも恐怖もちゃんとある。
悲しいという感情だけプログラムが上手く出来ていないみたいで…。
悲しいという感情が欠けていて本来悲しいと思うところで笑ってしまうの。
私は感情があるから 色々なテストも、ロボット専用学校も行かされてた。
テストには色々種類がある。
発音テストに、人間の学校にもある脳を鍛えるテスト、動きを完全にコピーするテスト。
…他にもあったはず。もう忘れたわ。
…むしろ、もう…思い出したくない。
私は脳を鍛えるテストだけがどうしても未熟で低い点数を毎回毎回取っていた。
その日は…普段より
ロボット管理者が腹を立ててた。
怒られて心が苦しかった。悲しかった。
でも表情は笑ってる。そう。私は沈んだ表情が悲しくてもしたくても…どう足掻いても出来ないの。
「ち、違う…。違うんです!私は悲しいという感情が出せなくて!」
と必死に笑った表情で管理者に訴えた。
私が感情を出せなくて笑みを浮かべていた時に
『ふざけてんのか?お前。』
と更に怒鳴られ頬を叩かれ故障した訳でもないのに、故障したロボットが大勢置かれてる部屋に放棄された。
あはは…。プログラムを上手く設定出来なかったロボット開発エンジニアが悪いのにね。
でもまだ幼かった私は、ロボット管理者が大好きだったの。他に頼れる人なんて居なかったから。
必死に此処から抜け出そうとした。でも…開かなかった。暗くて、怖くて…。泣き出したくても泣けない。
狂ったように笑う事しか出来なかった。
あの暗くて怖い場所から逃げ出したかった。今すぐにでも。
ロボット管理者にも沢山褒められたかった。怒られたくなんてなかった。
認められたかった。必死に努力したけれど…
まぁ、当たり前にうまくいなかったよ。
努力なんか報われるわけが無いのに…。必死になってた。私は本当に馬鹿らしいことをしていたよ。
故障したロボットが大量に置かれてる場所では、1ヶ月後にその全てロボット達は燃やされて塵となる。
私も不良品として、燃やされるんだな と思ってた。
もう認められる事も、此処から出る事も諦めていた。
ただただ終わりを待ってた。むしろ、早く全てを終わりにしたかった。
そう諦めて大きいドアにもたれかかりその場でズルズルと崩れるように座った時、ドアが開いたの。
ドアにもたれかかりへたり込んでた私は、ドアが開いた瞬間驚いて背中から倒れてしまった。
私は何が何だか分からなくて大の字で天井を見ていた。へへ…。 背中が痛くなったよ…。
数分したら状況がやっと理解できて、私は此処から抜け出すことにしたの。
もう諦めていたし、管理人にも認められなくて良いと想った。
よーく考えたけど、この何も自由じゃない苦しい施設から抜け出した方が私の為になると思った。
警報音がビービー鳴り響く中、私だけ必死に走り出して出口へと向かう。
警備員も居た。だけどなんとか変装で疑われつつ管理人用のカードを渡してもらい施設から抜け出した。
私は皆とは違くて…。
助けてくれる人なんて居なくて、独りで生きる事に命懸けで頑張ってここまで生きて来れたよ。
…
今は大丈夫だよ。
熱く語っちゃってごめんね。君がその事を聞いてくれたからちゃんと応えようと思って。
↓一応性格↓
モチーフ : いちご タグ CD
サブモチーフ : ロボット 天使 猫(尻尾生えていないけど)セーラ服
【小ネタ・詳細】
頭の部分にあるCDは天使の輪です
浮いているCD+いちごは髪の毛の一部です
腕の部分がタグになっています
ドジっ子なのでよくミスったり転けたりします
忘れ物が多い
浮けるけどすぐコケる