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ゴシキ「白布さん、そろそろ……」



時計を見れば、17時になっていた。


「ん……」


俺は立ち上がる。



『待って!』


美樹は俺の手を掴む。



可愛い____


いや、


「どした?」


そう言うと


美樹は


『次、いつ会える……?』

と。




練習ばっかりで休みの日はないに等しい。


今日みたいな午前練でも暑すぎてなんもする気が起きねぇ


まあ美樹と会うのは別だけど


こいつにもこいつの都合があるし

美樹は会いたいね、と電話でよく言っていたけれど俺は少し意地悪をして俺も会いたいと言ってやらなかった。


会いたすぎて____言ってしまえば

そう言ってしまえば____



寂しい。




自覚すんのが面倒だったんだ。

 

『あの、もし良かったらなんだけど……』


美樹は俺の腕を掴み、上目遣いで言う。



「ん……、なに」



美樹は少し目を逸らし



『課題、一緒にしよう?全然わかんなくて1ページも進んでない』


と。



「は?お前もう夏休みあと1週間だぞ?」



『数学、全然わかんなくて』


「はぁぁぁぁあ!?」


お前はほんと、俺がいないと、だな?



白鳥沢学園恋愛日誌

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