「作業ばっかりは駄目!!」
「お前も残ってるだろ…一緒には無理だ」
「何で?僕ノートパソコン持っていくから!やだやだやだ置いてかないでお願い1人にしないでナムジュナと一緒じゃなきゃ死んじゃう!!」
「ホバ……分かった。1時間だけ集中させてくれないか?タイマーも…ほら。お前がセットしてくれ」
「……そう言って戻ってこないんでしょ……ジュナは僕に死んでほしいんだ!!」
「そんな事言ってないだろ………」
…今日は駄目な日か。朝、やけにテンションが低かったから、何となく上手くいかないだろうとは思っていたが…ここまでとは。子どもの癇癪のように泣き喚いて俺に縋り付くホバに、これ以上手の付けようがない。
ガチャッ……
「お?やぁー、どうしたの?」
「うぇぇ〜ん…!!」
「ジンヒョン……」
「……あー……理解。ホバ、今から空いてる?冷蔵庫空っぽになっちゃってさ〜…だーれも手伝ってくれないんだよ!釣れないだろ?手を貸してくれたら助かるんだけどな〜」
「ぐすっ…ぐすっ……空っぽ………」
「そう、空っぽ」
「………でも、ジュナが……っ」
「これ見て。いつものスーパーよりちょっと遠いんだけど、もうすぐタイムセールするらしいの。しかも、半額になってるものも多いらしいよ!これは買い時でしょ!」
「……………」
「車で20分くらいかな?大量に買わないといけないし、ヒョン一人じゃ無理だよ」
「……ナムジュナ……」
「買いに行くの手伝ってくれたら、ホバのリクエストに応えてあげよう!」
「………チゲ鍋」
「よし、行くよ」
「……帽子だけ、持ってきます……」
「はいはーい」
バタン……
「…やぁー……荒れたね?」
「助かりました……」
「まぁ……凶器持ち出さなくなっただけ成長したのかな?お前もよく付き合ってるね〜」
「…大変ではありますけど…ホバの事は、好きなので」
「やぁー、愛の力ってやつは絶大だな。でも、無理はしちゃ駄目だよ?」
カチャッ……
「……準備出来ました。バッグは?」
「一応4つ持ったけど…まぁ、足りなかったら段ボールに詰めちゃえ」
「分かりました……ねぇ、ナムジュナ」
「ん?」
「終わったら連絡して。1時間だよ?約束だからね」
「…分かってるよ。ほら……タイマーのセット頼む」
「……ん」
カチカチ…カチッ……
「今から準備する時間も含めて……はい。」
「ありがとな。んじゃ、ジンヒョンの介護頼んだぞ」
「介護って!失礼だぞ!」
「…ふふっ、うん。ナムジュナも、頑張って」
パタン……
「……ふぅー………」
最近は、俺一人でもきちんと話をすれば落ち着いてくれるようにはなっていたのだが…どうにもならない事がほとんどだ。そういう時は、半日潰してホバと向き合うか、第三者が介入してくれるかのどちらかだ。…今回はジンヒョンが察して入ってくれたが、あそこで来てくれなかったら、今日は作業なんて出来なかっただろうな。
「……さて、やるか」
コメント
5件
最高です!💖 泣いて引き留めてるホソクさん可愛すぎる…_:(´ཀ`」 ∠): ジンさんの釣り方が上手すぎる👏 次回も楽しみにしております❣️ ご自分のペースで頑張ってください!m(_ _)m
(ΦωΦ)フフフ…とっても尊いです😭😭💗 泣いちゃうホソクさん可愛いし、ジンヒョンナイスタイミング!👍👍 次回も楽しみに待ってます!無理せず自分のペースで頑張って下さい💪