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🎼👑視点
🎼🍵「ほんとうに大丈夫…?」
🎼👑「大丈夫だって!ほら電車乗り遅れちゃうよ 」
🎼🍵「うーん…何かあったら電話してよ!」
🎼👑「わかってるってば!」
🎼🍵「じゃあ…行ってくるね」
🎼👑「行ってらっしゃい!」
すっちーはおばあちゃんに急遽呼ばれた。
俺とこさめちゃんだけにするのが心配なのか中々行ってくれなかった。
俺だってお兄ちゃんだもん。大丈夫だよ…
なっちゃんは元々学校への登校日だったから家にいなかった。
らんらんとまにきも大学だから、俺とこさめちゃんだけ。
俺だって今日は調子いいもん。1日くらいこさめちゃんのお兄ちゃんしたっていいじゃん…
だからこさめちゃんのお兄ちゃん頑張るぞー!
こさめちゃんは俺が病気ってわかってから1番心配してくれて、でも1番俺に対して病気ってわかる前の接し方をしてくれる。
良くも悪くもずっと態度が変わらない。
どんなに俺が辛くてもゲームに誘ってくれるし、副作用で髪の毛が抜けたらもちろんいじってくる。
ずっと変わらない態度。まにきとかに注意されてる時もあったけど俺はその接し方が嬉しかった。
だから俺も変わらない態度で接する。
今日はたまたま調子がよかった。
だからこさめちゃんの部屋へゲームの誘いに行く。
こさめちゃんのお兄ちゃんをできることに嬉しさがあった。だから少し気が緩んでいた。
|*・ω・)و゙ コンコン
🎼👑「こさめちゃーん。起きた?」
返事がない。
まだ起きてないんだろう。
ゲームを早くやりたいけど寝かせてあげたいからそのまま扉を開けずに自室へ戻った。
こさめちゃんが起きたらなにをやろう。
ゲームとか、勉強とか。あっ少し家の中で体を動かすのもいいな。
色んなことを考えながら時間を潰していた。
11時頃になっても中々こさめちゃんが起きてこない から心配で少し声をかけに行った
|*・ω・)و゙ コンコン
🎼👑「こさめちゃーん。まだ起きてない?」
2回目の呼びかけでも返事がない。
流石にちょっと寝すぎかなっとか思った。
だからこっそり扉を開けた
そしたら苦しんでるこさめちゃん。お腹を抱えてるこさめちゃん。
ベッドのほうに目をやると血がたくさん付いてる。
🎼👑「えっ…?」
困惑した。なんで?どうしたの?なにがあったの?
🎼👑「こさめちゃん…?」
呼びかけても意識が朦朧として反応がない。
俺は正直パニックになった。
なにをすればいい。何が起きているの。なにを声かければいいの。
なんにも考えられない。
苦しんでるこさめちゃんを目の前に俺の体は動かなかった。
こさめちゃんを見つけてから何分がたった。いや何時間?
ただ目の前で苦しんでるこさめちゃんを見ることしかできなかった。