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私にはその言葉の意味するところがよくわかりませんでした。
あなたは、どのように解釈しましたか? 私はその言葉を、こんなふうに考えました。
それは「何か」を表すのではなく、むしろ「そのもの」を表しているのではないか、と。
あなたにも、そんな風に感じられたかもしれませんし、違う答えになったかもしれません。
正解など存在しません。
あなた自身の解釈だけが、唯一の正解なのです。
もし、この言葉を正しく理解できたなら、あなたはきっと、この作品に対して、もっと深く向き合えるようになるはずですよ。
そういえば最近、夢を見ることが多い気がする。
いつも同じ夢。
真っ白な空間の中で、僕は誰かと話をしている。
相手の姿はよく見えないけれど、声だけは聞こえるのだ。
「君は、どうしてここに来た?」
問いかけられるたびに、僕の身体は震える。
まるで、自分が自分でなくなってしまったような感覚に陥るからだ。
「……えっと」
何を言えば良いのかわからないまま、口ごもりながら考える。
なぜ、自分はこの場所にいるのだろう。
ここは一体、どこなのだろう。
「あぁ、わかった」
しばらく黙っていると、相手の男は納得したように言った。
「君は、何も知らないんだ」
何もかも知っているかのような口調だった。
いや、実際に彼は僕以上に、僕についてよく知っていた。
彼はいつだって、僕のことを見ていたらしい。僕がどんな人間だったかなんて、彼だけが知っていることさ。
彼はいつだって、僕の傍にいたみたいだけどね。
彼はいつも、君のそばにいるよ。
君が忘れない限り、彼はずっと一緒だ。
僕は彼に何をしてあげられたんだろう。
彼は僕にとって、何者だったんだろうか。
君は、彼を何者にしたいと思う? 彼の望み通りの存在にしてあげるかい? 彼はきっと、その答えを知っているはずだ。
僕にはわからないけれど、彼が望んでいることだけはわかる気がする。
僕と彼との約束を果たすためにも、教えてほしいことがある。
彼は、まだ生きているよね? ねえ……どうして黙っているのかな。
僕は何か間違ったことでも言った? それとも、彼は死んだ後まで口をつぐむような奴じゃなかったろう?……そういえば、あいつもそうだった。
結局最後まで分からなかったよ。
お前のことなんてさ。
ずっと前から分かっていたけど。
そんなことばかり考えていた気がする。
やっぱりよく分からないやつだったよ。
だけど、本当に楽しかったんだぜ。
それだけは本当だよ。
お前だってそうだろ。
なんで泣いてんだよ。
今更後悔してんじゃねえぞ。
ほら早く行けよ。
じゃあまたな。
ごめんなさい、こんなつもりはなかったんです。
ただ、ちょっとした出来心のつもりだったんです。
お願いだから許してください。
なんでもしますから。
なんでも言うことをききますから。
どうかお慈悲をください。
私が悪かったです。反省しています。