こんにちは!名無と申します!
前のアカウントでロゼくん受け小説を書いてたんですけど、なぜかそのアカウントがぶっ壊れて(?)使えなくなり、新しいアカウントに変えてせっかくなら新しい小説書いちゃお!ってなって作りました。新小説です。
めておら推しのお友達が欲しいので、こんな私でも仲良くしてくれると幸いです。
⚠️この物語は💫❤️💫💛メインです。(💫💜💙🤍💗も時々出ます)
エセ博多弁です。
小説書くの下手くそです。
それではどうぞ!
放課後。
校舎を出た瞬間、らいとの肩に冷たいものが落ちた。
💫💛「……雨?うわ、最悪やん」
空はさっきまで明るかったのに、いつの間にか雲が広がって薄暗くなっていた。
らいとは鞄を肩にかけ直し、急いで折りたたみ傘を開く 。
💫💛「はよ帰らんと、びしょびしょなる……」
濡れたくないので、早足で家へ向かう。
その時——
「……にゃぁ……」
ちいさな声が雨音の向こうから届いた。
💫💛「ん?」
足を止め、振り返る。
「にゃあ…」
もう一度、か細い声。
💫💛「……猫?」
気になったので、傘を握り直し、声がした方へ歩く。
住宅街の横に細い路地があった。
濡れた地面から冷たい空気が立ちのぼり、暗がりの奥がよく見えない。
💫💛「……なんか呼ばれよる気がするっちゃけど」
冗談めかして呟きながら、狭い路地へ一歩足を踏み入れる。
靴底がぬれたコンクリートで滑りながら、奥へと進んでいく。
少し先の方。段ボールの影で、赤い塊が小さく動いた。
らいとはしゃがみ込み、傘を少し傾けて影を照らすように近づける。
すると——視界に飛び込んできたのは、
赤い毛並み。だけど所々に黒が混ざった、不思議な色合いの猫。
体は濡れそぼり、毛がぺたんと肌に張り付いている。
小さく丸まって震えていた。
💫💛「お前……めっちゃ珍しい色しとるやん……」
らいとはゆっくり手を伸ばす。
すると猫は逃げず、むしろ顔を上げてジッとらいとを見つめた。
両目とも透き通るような青。
雨の雫が目の縁で光り、強く印象に残る色だった。
らいとはその視線に一瞬息をのむ。
💫💛「……なんその顔。助けろって言いよるんか?」
苦笑しながら言うけれど、表情はどこか優しい。
ツンツンした言葉と裏腹に、手つきは丁寧だ。
💫💛「……しゃーねぇなぁ。ほら、うち来い」
傘を片手で少し持ち上げ、反対の手でそっと抱き上げる。
猫は弱々しく前足をらいとの制服に乗せ、体重を預けてきた。
その軽さに、らいとは眉をひそめる。
💫💛「……軽っ……。ほんまにガリガリやん。
はよ帰ろ、あっためたるけん」
猫の頭を軽く指で撫で、らいとは足早に家へ向かった。
家のドアを開けると、湿った空気から一転、温かい空気が流れ込む。
らいとは急いで玄関から猫をリビングへ運んだ。
💫💛「ちょっと待っとけよ」
タオルを何枚も引っ張り出し、猫を優しく包む。
濡れた毛がタオルにくっつき、じわっと染み込んでいく。
猫は抵抗しない。ただ静かにらいとを見ていた。
らいとはタオルでごしごし拭きながらも、力加減には気を配る。
「あぁ〜…めっちゃ濡れとるやん。大丈夫か?寒かったっちゃろ」
膝の上に猫をのせると、猫は丸くなって喉を鳴らした。
💫💛「……かわいいな〜……」
そのかわいらしい仕草に癒されていると——
猫の体が、突然、ふわりと光を放った。
💫💛「え!?ちょっ……待て、待てって!!なんか光っとる!!」
抱きしめる腕の中で小さな体が伸び、形が変わっていく。
赤い毛が、鮮やかな赤髪と黒メッシュに変わり、
細い指が伸び、手足が人の形になっていく。
らいとは驚きのあまり尻もちをつく。
光が消えたあと——
そこにいたのは、濡れた赤髪を指でかき上げながら息をつく、美しい少年。
青い瞳は猫と全く同じ色。
赤い猫耳が雨でぺたんと倒れ、尻尾がしんなりと床に触れている。
💫❤️「……ふぅ……助かった……」
少年は胸を軽くトントン叩きながら、らいとに向かって笑った。
💫❤️「拾ってくれてサンキューな。マジで助かった」
💫💛「は……!?
ちょ、え!?なん!?なんで人型になっとると!?さっき猫やったやん!!」
らいとの声は裏返り、完全にパニックだ。
少年は苦笑しながら肩をすくめた。
💫❤️「うん、猫だよ。猫だけど……人にもなれるんだ。こうやって」
💫💛「説明軽っ!!」
💫❤️「だって事実だし?」
涼しい顔で言われ、らいとは頭を抱える。
少年は赤い耳をぴくっと動かし、少し首を傾げて見せた。
💫❤️「……あ、そうだ。俺、ロゼっていうんだ。 よろしくな。
お前の名前は?」
💫💛「明雷らいと…よ、よろしくって……いや……無理やって……訳分からんて……!」
ロゼはそんならいとを気にする様子もなく、あたりをキョロキョロ見回す。
💫❤️「へぇ、いい部屋じゃん。あ、ソファ座っていい?」
💫💛「勝手にくつろぐな!!」
💫❤️「ははwまぁまぁ、そう怒るなよ」
そして、少しだけ真面目な顔で言った。
💫❤️「……今夜さ、外にいるのは無理なんだ。
ここに……置いてくれない?」
真っ直ぐな青い瞳で見つめられ、
らいとは一瞬だけ言葉を失った。
その一瞬で心臓が跳ねる。
💫💛「……っ……まぁ……しゃあねぇな……!
今日だけやけん!」
ロゼはぱっと表情を明るくし、嬉しそうに尻尾を揺らした。
💫❤️「ありがとう、らいと!」
雨音が窓を叩く中、
赤い猫耳の少年と、ツンデレ高校生の奇妙な同居が始まった。
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