100日目
ありがとう。
本当に今日までありがとう。
日記を書き始めた、あの日から100日。
色々な事があったし、辛い事、痛い事、苦しい事……いっぱいあった。
でもボクはニーゴの皆と友達に助けて、救ってもらった。
それだけでもう、嬉しいんだ…。
ボクの呪いを解いてくれて、
ボクの事を救ってくれて、
本当に、本っ当に……ありがとう。
感謝してもし切れないよ。
感謝で胸がいっぱいだよ…
さいごの日記を書いてる今も涙は止まんないし、入院してるけど……でも、ボクは…もう、決めたんだ。
この日記の呪いから、逃れるんだ
この日記があったらまた死にたいと思ってしまうかもしれない。
だから、ボクはケジメを付ける。
……さようなら、ありがとう。
瑞希
誰もいないセカイ。
ボクは湖に向かった。
*日記を持って*
湖。
湖にソッと手を入れても、不思議と濡れない。
その湖を見詰めながら、ボクは日記を抱きしめた
『今まで…ありがとう……』
『……やっと、本当の自分の想いを見つけ出せた。』
『…ありがとう、そして……さようなら』
ボクは日記を優しく湖へと落とす。
日記は湖の底にゆっくり沈んで行く。
……その時、ボクの目に光が宿るのを感じた
『……もう、逃げたりしない』
100日後に自✘するボクの日記
~完~
コメント
32件
生きてくれてよかった
ハッピーエンド…!!! 終わり方最高すぎます…… 100日間本当に連載お疲れさまでした!!