テラーノベル
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■ Prologue
夜は 静かだった。
街の喧騒も、人の気配も、もう何も 聞こえない。
代わりに この部屋に あるのは、息の音と、紅茶の香りと、ルイの 声だけ。
「……なぁ、兄貴。 今、幸せ?」
ルイがそう 訊ねたとき、俺は笑った。
ルイは 震えていた。手も声も、唇さえも。
それでも その目だけは、俺を まっすぐ 見ていた。
「うん、幸せだよ。 ルイが俺のそばにいるから」
そう答えると、ルイはふっと 安心したように目を 細めて、カップ を唇に運ぶ。
その紅茶 には、俺が 調合した薬 が入っている。
致死量 ギリギリの、甘い、香りの 強いものだ。
「……兄貴の声、好きだよ。最初は 怖かったのに……今は、それだけ が救い」
「ありがとう。俺も ルイの 声が好き だよ。
名前を 呼ぶたび、もっと 欲しくなる」
「もう、全部 いらない。外も、人も、明日も。
兄貴だけ がいれば、それでいい」
言葉は 静かに、まるで 詩みたいに流れて いった。
心臓の 鼓動がゆ っくりになる。君 の体温が少しずつ 冷えていく。
でも、ルイ はまだ俺の名前 を呼んでい た。
壊れそ うな声で、か すれる喉 で。
「……レイ……」
もう返事 はいらなかった。
俺は その声を聞くだ けで、生きている 意味を思い出せ たから。
ルイが 壊れるまで、名前 を呼び続けてく れたから、
俺はそれだけで、 幸せだった。
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短くてすいません 💦
🐢かもしれませんが また近々出します .ᐟ.ᐟ
最初のしょーかいっ .ᐟ.ᐟからなんかもう43♡ ̖́-
貰ったの正直クッソ ビビりました 笑
良かったと思ったら ♡ 🌾植えてくださいね
それじゃ っ .ᐟ.ᐟ
わがまま言うと 50♡ ̖́- 貰えたりな 〜っ、
なんてよぉ っ .ᐟ.ᐟ.ᐟ.ᐟ
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