コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
sha「えっお前ら……会ったことあったんか!?」
mrtk「会うも何もこいつ小学校一緒やもん!」
mrtk「ソノヘン小学校!」
sha「ソノヘン小学校…….」
俺とおんなじ学校なのに面識ないわけだ
忘れもしない
俺が小学生の時
いじめられてたこと
それが原因で不登校になったこと
中学生になって変わろうとして
でもソノヘン中学校やと同じ小学校のやつばっかやから
アッチラヘン中学校に行って
でも変われんくて
mrtk「ショッピあん時割と仲良かったけど途中で不登校なったよなー」
shp「うん」
shp「周りとあんま馴染めんくて」
mrtk「そういや2人はどうやって会ったん?」
shp「かくかくしかじかで…….」
shp「てかシャオさん小学校どこだったんすか?」
sha「え?あぁー…….えと」
sha「どこやろな…….笑」
mrtk「おしえろや〜」
sha「あはは…….」
shp「あれ?でもクラス替えとかの紙にシャオさんの名前あった気がすんねんけど」
sha「え?」
shp「それにシャオさんの話してる奴らもおった気するけど」
shp「確か1年ぐらいの時かなぁ…….」
sha「…….あ……….」
1年生の時俺はいじめられた
ばれた?
どうしよう
何故か手の震えが止まらない
別に同じ小学校でもいいじゃないか
なら何故こんなにも震えているのか
いじめられてたことがバレるのが嫌?
でも別に今もいじめられてる
家がなかったりリスカしてたり
けど…..そういう秘密はまだバレてない
あくまでもこいつらは”友達”だから
辛いもの同士話そうぜーみたいなことでは無い
mrtk「あーそや今度の土曜どっか遊び行かん?」
mrtk「そうやな…….ゲーセン!ゲーセン行こうぜ!!」
shp「さんせー」
sha「お、おれも」
危な…….
死ぬかと思った
ーショッピ目線ー
shp「…….」
変やった
ものすごく変
別に小学校のことはなしてもええやん
みんなもどうせなんかあるやろ
それとも話したくない事情がある?
例えば…….いじめられてたとか?
でも別に過去のことなんかええし…….
…….まて自分で考えろ
もし自分の秘密がバレたら?みんな秘密がバレたら?
”やみ”が見られたら?
それはもはや”友達”か?
傷を舐め合うだけの都合のいい関係では?
”やみ”を知って今のような”友達”の対応を2人がしてくれるとも限らない
でもこれはシャオさんも、もりたかさんも同じ?
でも過去の”やみ”が見られただけで関係が壊れるとは考えにくい
…….なら今も何かしら”やみ”ある?
そういやシャオさん同じ中学やな
でも秘密知ってどうする?
このまま変わらない”友達”をする?
秘密を言って壊れるか、もっと良い理解者となり友となる?
…….秘密を言ってもっと良い関係になるに賭けるか?
でも俺の秘密ゆーて母子家庭で不登校やったくらいやし
なら2人が言いやすいように土曜遊んだ後自己申告するか
別にワイは2人がワイを拒んでもええし
言うか
mrtk「じゃ土曜遊ぶってことで‼️あっ明日の放課後ここ来いよ!ショッピも!」
shp「おん。じゃ 」スタスタ
sha「ばいばーい」スタスタ
mrtk「ばいばーい!!」
mrtk「…….」
mrtk「…….さすがに今日は逃れられないかな」
ーもりたか家ー
🚪ガチャ
mrtk「…….」
ダメやリビングの扉開いとる
静かに行きゃワンチャン…….
ガシャーン!
mrtk「わぁ!!」
あかん声出した
終わった終わったどうしよう
父「帰ったなら報告ぐらいしろ」
mrtk「ご、ごめんなさ……. 」
父「もういい早く来い」
mrtk「はい…….」
震えが止まらない
バックは玄関に置きっぱやし
てかほんま震えがやばい
…….あれ?なんで俺泣いてんの?
ーリビングー
父「準備するから待ってろ」
電気をつけず窓も閉じうす暗い部屋
一昔前のボロボロの家
電気は紐を引っ張ると付く
そんな家のリビングで俺は正座で座った
泣くし震えるしきっと酷い顔してんねやろな
流れてくる涙を時々拭く
目の前のちゃぶ台には傷跡や俺の血の跡
父「腕を出せ」
やかんを持ちながらそう言った
左腕はリスカ跡がやばいから右手をちゃぶ台に乗せた
父「袖をまくれ」
mrtk「はい…….」
袖を上にまくった
ガシッ!
手を掴まれて固定された
ジューー
mrtk「あ”」
熱湯をかけられた
痛い
でも腕が動かない
ジューー
mrtk「も、もう….や”…..や”めで」
ジューー
ジューー
mrtk「あ”あ”あ”あ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”!!!!」
こんな叫び声を上げてようやく腕を離した
思わず横に倒れる
mrtk「はぁはぁ…..」
痛い
痛すぎる
あまりの痛さで涙が出る
すると突然そいつは近寄ってきた
mrtk「…….?」
泣き腫らした目でそいつを見てみた
そして俺の右腕を踏んづけた
mrtk「…….あ”が……….あ”」
あまりの痛さに声にならない叫び声を上げる
バタバタと動く
するとそいつは俺から離れた
ボサボサになった髪が邪魔で前がよく見えない
起き上がってみる
そいつはキッチンでなにか探している
父「…….酒はどこだ」
mrtk「え?…….あ」
しまった
お酒を買うのを忘れていた
昨日ODとリスカに夢中になって忘れてた
mrtk「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
mrtk「今買ってきます!すぐ買ってきます!!」
mrtk「ごめんなさいごめんなさい許してくだs 」
ガシッ
前髪を乱暴に掴まれた
体は震えている
目から無数の水滴が落ちる
そのまま持ち上げられた
mrtk「ごめんなさいごめんなさい!」
痛みなんて気にしていられない
mrtk「っはぁ…..っゔ…….はぁはぁ」
焦りとパニックで過呼吸になる
突然持ち上げていた手を離し地面と強く衝突した
その衝撃で胃の中のものが溢れそうになる
mrtk「ゔぅ……ふぅ…….っあ”」
もう無理だと思いトイレへ駆け込んだ
mrtk「ゔぅ…..お”え”…….げほっげほ」
ビチャビチャ
mrtk「っはぁ…….お”ぅ”…….」
ビチャビチャ
なんとか大丈夫だ
口元を拭き何も無かったかのようにする
震える手で水を流しドアを開け、涙が流れる目でそいつ見た
父「今すぐ酒を買ってこい」
金を投げられた
金額は3円
買わせる気ないだろ
仕方がないから自腹で買う
だって俺が悪いもん…….
幸い俺の学校は決まった制服はない
私服なら警官の補導もない
まぁもともとこの辺治安わりぃから
制服着てても誰も聞かんし
未成年に酒もタバコを売れる
ー道ー
mrtk「…….うぅ…..あ…….グス」ポロポロ
声を押し殺し泣く
あるいていると久しぶりに体の感覚が戻ってきた
右手が痛い
頭が痛い
全部痛い
とぼとぼあるいているとコンビニへ着いた
ーコンビニー
さすが深夜
店員以外誰もいない
さっさと酒を取り
レジへ運ぶ
mrtk「グス….あの…….こ、これ……….お、お願いします」
泣いて上手く話せない
恥ずかしい
???「だ、大丈夫?」
mrtk「大丈夫です…….」
???「ですって…….俺だよ!もりたか!」
mrtk「へ?」
mrtk「しゃおろん?」
sha「お前どしたん?右腕えぐいし髪ボサボサやし泣いてるし…….なんかあったん?」
右腕袖まくったままやったんか
きづかんかったなんか恥ず
mrtk「別に…….それよりお前バイトなんてしてたっけ?」
sha「金なくて今日別れたあとソッコーここ来てやりたいっす!ええよって言われたから絶賛バイト中」
mrtk「そ、そうなんや」
sha「もりたか…..ちょっと裏でやすむか?」
mrtk「いや…..お父さん待ってるから」
sha「お父さん?」
sha「父親のなん?その酒」
mrtk「うん…….」
sha(まさか…….虐待?)
mrtk「あの、か、会計お願い…….グス」ポロポロ
sha「ちょお前裏で休め」
sha「酒お前の父親んとこわたしゃええんやろ?俺行ってくるから」
sha「家の特徴だけ教えて」
mrtk「でも…..れ、レジとかどないするん?」
sha「ショッピくんに任せる」
mrtk「どこにおるん?」
sha「バ先一緒なんや」
shp「うぃーす」
sha「で?家の特徴は?」
mrtk「周りに比べて古いしボロボロやしカーテン閉じてるし灯りがついてない」
sha「おっけー行ってくる」
sha「ショッピくん任せたで!」タッタッタッタッ
shp「はーい」
shp「まずは怪我の手当からしよか」
mrtk「ありがと…….」