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宮益坂女子学園
「みのり、テストどうだった?」
「ん〜、まあまあかな、でも英語で92点!」
「すごっ、まあまあじゃないじゃん、他は?」
「あ〜!ちょっと見ないで〜!」
「へぇ…数学は私勝ったね!」
「うう…」
「全然跳び箱飛べないよ!ねえみのり!」
「え?私は一応5段まで飛べるよ」
「すごっ…なんかみのりって普通だよね」
「え?どういうこと?」
「なんか、何かができるわけでもないけど何もできないわけじゃないってゆーか」
「さとか、それみのりのことディスってない?」
「え〜ひどいよ!」
宮益坂ステージ
「みんなー!サモだよ!今日も歌って踊るよ!準備はいい?」
「「「「いいよ〜!!」」」」
今日も、花里みのり兼samoとして生きていく。
花里みのり(samo.)
学校ではどこにでもいる「普通の女子高校生」を演じている。
だが、実態は舞台の上に立って「踊るキラキラ系アイドルsamo.(サモ)」として活躍している。
サモが花里みのりだと知るのは両親だけ。
しかしそのうちサモは花里みのりではないのかと疑われるようになり…