今からでも

この作品はnmmn二大禁です。全てがフィクションであり、実際に存在する方々や団体などとは一切関係ありません。ありがたいことにコメントを頂ける際は、伏字など対策をお願いします。ルールを守って楽しみましょう。

cp:　🖤🧡

ヤってないですがそういう話や表現があります

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side　🖤

ピンポーンとチャイムが鳴る。

ベランダでマスクをしながらそっと星を見ていた俺はすぐに部屋に入ってドアへ向かう。

現在時刻は夜の11時。チャイムを鳴らしたのが誰なのか、もう俺は知っている。

🖤康二、お疲れ様

‪🧡‬‪めめぇ！ただいまぁ

誰かとは康二のことだ。少し前からずっと、奇跡的に今日の夜とその翌日は2人とも空いているからと予定を埋めていたのだ。

ドアを開けてすぐにぽわっと暖かい笑顔を向けられると、ああ可愛い愛おしい……と感じる。

こんな夜でも康二の笑顔は眩しくて暖かい。

すぐに康二を上がらせて、ドアはちゃんと閉めてから俺も康二の元に行く。

‪🧡‬‪めめはさっき何してたん？

🖤ん？空見てたの

‪🧡‬‪え！俺もさっき空見ながら向かってたわ！

🖤そうなの？ふははっ、嬉しい

頬が緩んでいる自覚はある。運命やなぁなんて笑う康二を見て、俺たちはきっとそうだよなんて言いたくなる。

あまりに甘い言葉すぎて、実際に言ったらきっとからかわれてしまうだろう。

俺と二人きりの時の康二は、存外お兄ちゃんオーラを出してくるから。まあそれでも……

‪🧡‬‪なあめめ、こっち来ぃ？

🖤ん、わかった

呼びかけに応え、康二がいるソファに俺が座ると、康二はすぐに俺の膝を枕にしてソファに寝転がった。

‪🧡‬‪んー！硬い！笑

🖤そりゃな、男だし

‪🧡‬‪でもめめが近くにおって嬉しいわ

🖤……そっか

それでもこんな風に至近距離にして甘えてくるのは可愛いと思う。やっぱり康二は犬みたいだ。

とっても可愛くて人懐っこい、俺だけの犬……いやそれは少し違う。康二は人間だし。

ああでも、犬みたいにくっついてくるかわいい康二……っていうのは間違ってない。

なんてことを考えていると、康二が不思議な目をして俺に伺う。

‪🧡‬‪……めめぇ？

🖤ん？…………ああ、じゃあ、行こっか

‪🧡‬‪うん、行こっ

何処に行くのか、それはお風呂。

今日は二人でお風呂に入ろうねと話してたのだ。そしてその後はもちろん…………

ああやっぱり恥ずかしい。この話はまた後で。

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side　‪🧡‬‪

男2人が入っても狭すぎない浴室で、めめと順番でシャワーを浴びて体を洗いとしていく。

二人で入る時はお約束、背中の洗いっことかも楽しみながら。

やがて2人とも湯に入れる状態になって、めめが先に湯船に浸かる。

チャポン、と湯に浸かる音がした。

めめの方を見てみれば既にめっちゃ寛いでいて、かわいいなぁとニンマリする。

🧡ど？あったかい？

🖤めっちゃ丁度いい。康二も来な

🧡はぁい

そうして俺も浸かると、めめが湯船のお湯をぶっ掛けてきた。

🧡うわびっくりしたぁ！なにするん！

🖤ふははっ、あーかわい

🧡ほらお返しやっ

仕返しにと俺もピシャッとかけ返せば、そこからは戦いの始まり。満足するまで飽きるまで、俺とめめはきゃっきゃと遊び尽くした。

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side　🖤

時刻は0時を回り、風呂をあがりラフな格好の俺たちがいるのはベッドの上。

お風呂場で2人して遊びすぎたのもあり、ベッドに着いた今はもうそんな時間。

🧡な、めめ

🖤なに？康二

にやりと笑う康二に返事をする。

あぁ、きっといたずらだ。

そう思った瞬間やっぱりと言うべきか、康二は思いきり掛け布団をボフンと弾ませ、自身諸共俺に覆い被せた。

まるで布団の秘密基地みたいだ。

🖤なぁに、埃舞うよ？

🧡ええやん、綺麗やろ？

布団に包まれ薄暗い中、康二の目を見つめる。

🧡……ん

綺麗で繊細な康二に、そっとキスをした。

はあ。

大きくため息をつきたくなるほど、今の状況は俺にとって楽しくない。

あれから何があったのか、簡潔にまとめよう。

キスをした後、微笑んだ康二はそのまま満足したとでも言うように寝た。

え、寝た？

嘘でしょ康二。今日やるんじゃないの？だから今日俺の家に来てくれたんでしょ？

さあどうしようか。このまま康二を寝かして、気の済むまで寝顔を見届けてから寝るか。

それとも康二を起こして、……。

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side　🧡

鳥の鳴き声でふっと目が覚める。

ゆっくりと寝返ってみると、そこにはすうすうと寝ているめめがいた。

🧡……ん？

あれ、そういえば昨日ん夜、俺寝た？

……あーどうしよう、すっぽかしてもうた。そんで起こさへんめめもめめで優しすぎるやろ？

めめの意気地無し……と思いたかったけど今回はマジで俺が悪いからそれも憚られる。

どうしようもない感情をどうしようかと思って辿りついた答えはこれだった。

🖤……ふ、……

そっとめめのおでこに口付ける。答えはコレ。

🧡ふぅ……ご飯作るかあ

そう独りごちて起き上がろうとした瞬間。

ガチっと腰を掴まれたかと思えば布団の中に引き寄せられてめめにがっしりと抱きつかれる。

🧡っめめ！？起きてたん！？言うてよ！

🖤……康二のばか。寝るなよ

🧡それはホンマにごめんやけど！ご飯作るから許してぇやぁ

🖤やだ……

🧡ええ？ほな何やろ……

困惑していると、めめは眉を吊り上げて……いやいたずらな笑顔を浮かべて言った。

🖤今からでも、康二を味合わせて

🧡……はあ！？！今、朝やけど……！！