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コメント
2件
いつもありがとうございます🍈 ♡もコメントも、とても励みになっています!🥲 そんなふうに言っていただけると、ますます執筆のしがいがあります! これからも頑張ります、ありがとうございます!
もう最高すぎて何てコメントしていいか分かりません…いつもこの作品見るために勉強頑張ってます。私のいつもの生き甲斐です🍈本当にありがとうございます!!こんなにも沼ったのは初めてです!!本当に感謝しかありません…😢次の話も楽しみです🤍
「じゅう、頭抱えてどうしたん? さっきから一人で百面相してたで?」
隣の席から彼ののんきな声が聞こえて、僕はハッと我返った。
「あー……いや、なんでもない、大丈夫……!」
「なんやねんそれ! ほんま不思議な子やなぁ~ 午前中に走り回ったから疲れが出たんやろ? ほら、東京着くまでちょっと寝ときや?」
「うん、ありがと……」
座席に深く座り、小さなため息を漏らす。
……まぁ、本当に空港まで来ていたら、その時はその時だ。
今の僕にはこれ以上どうしようもない。
そう思うしかなくて、僕は考えるのを諦めた。
心地よい疲労感と共に、急激に瞼が重くなっていく。
ふと隣を見ると、しゅんの口元からすでに規則正しい静かな寝息が聞こえ始めていた。
僕はその穏やかな呼吸に、自分の呼吸をそっと合わせてみる。
すぅー……、すぅー……。
彼の安心する温もりをすぐ隣に感じながら、気付けば僕も深い眠りの中へと落ちていた。
ポーン……。
着陸体制に入ることを告げる機内アナウンスの合図で、僕はゆっくりと目を覚ました。
窓の外を見ると、すでに飛行機は雲の下へと下りていて、見慣れた東京の街並みがすぐそこまで迫っている。
隣のしゅんを見ると、彼はまだ深い眠りの中にいた。
普段はあんなに男らしいくせに、眠っている時の彼は、あどけなさが残っていてたまらなく可愛い。
僕は愛おしさが我慢できなくなって、しゅんのふわふわの髪の毛へとそっと手を伸ばし、優しく撫でてみた。
本当にかわいいなぁ……。
「んえっ!?」
しゅんの髪の毛を優しく撫でていた僕の手を、眠っていたはずの彼ががばっともの凄い反応速度で捕まえたのだ。
油断をしていた僕は、びっくりして機内に響くような大きな声が出てしまい、慌てて空いた手で口を塞いだ。
そんな僕の事なんてお構いなしに、彼は繋がれた手をそのまま力強く握りなおし、目をパチッと開けて至近距離から僕の目をじーっと見つめた。
「……っな、な、なに……?」
「……、」
彼は捕まえた僕の手に今度は優しく自分の指を絡めると、ふふっと満足そうに笑い、そのまま窓の外へと視線を移した。
「着いたんやなぁ」
「う、うん、もうすぐ着陸するよ」
「……ところでさ?…さっき俺のこと、随分と愛おしそうな目で見てたなぁ?…ほんで俺の頭、優しく撫でて……なぁ?」
「、、え……っ!?」
「ふふっ 俺のこと好きなんやな~」
「、、、いや、あの、それは、その……うぅ……っ//」
完全に起きていた。
全部バレていた。
事実を突かれすぎて、何ひとつ言い訳ができない。
僕は真っ赤になって、シートの上でただ小さくなることしかできなかった。
ガタガタと大きな衝撃と共に、飛行機が羽田空港の滑走路へと着陸する。
「ほら、着いたで? 降りよか」
飛行機が完全に停止すると、彼は自分の荷物だけでなく、僕の重いカバンまで当たり前のように一緒に持って席を立ってくれた。
その後ろ姿を、僕はまだ赤みの引かない顔のままついて行く。
手荷物受取所で預けていたキャリーバッグを受け取り、自動ドアを抜け、大勢の人が行き交う到着ロビーへと出た。
「あーあ、東京に着いちゃったね……」
「また明日から、いつもの日常やなぁ……」
夢のような北海道の2泊3日が終わってしまった寂しさから、僕たちはふたりでトボトボと重い足取りで歩く。
「じゅう」
ふいに、前を歩いていたしゅんが足を止め、僕の方を振り返った。
「んー?」
「ちょっとじっとして?」
しゅんの手が僕の元へと伸びて、僕の乱れた前髪を手櫛するみたいに優しく撫で上げた。
その指先の温もりを感じながら、僕は身長差から必然的に上目遣いになる形で彼の綺麗な瞳を見つめる。
「……寝癖。じゅうの寝癖、かわええなぁ」
これ以上ないくらい愛おしそうな甘い眼差しを真っ直ぐに向けられて、僕は急激に恥ずかしくなり、大慌てで視線を逸らした。
東京に戻ってきても、彼は変わらず僕を甘やかしてくれることに、恥ずかしさと嬉しさが込み上げる。
……その時だった。
逸らした視線の先、ロビーの奥から、こちらに向かって真っ直ぐに歩いてくる、もの凄くよく知っている顔を見つけてしまった。
「……っ、はやちゃん……?」
あー……やっぱり。
背筋に冷たい汗が流れる。
本当に来てしまったんだ。
『おーい! 柔太朗ーーー!!!』
到着ゲートの柵の向こう、勇斗は僕を見つけるなり、満面の笑みを浮かべてこちらに向かって大きく何度も手を振っている。
一方、僕の髪に手を乗せたままその声聞いたしゅんは、ぴくりと触れている指先が止まり、いつも通りの優しい笑顔を完全に消し去った冷たい目でその男の声がする方へと、ゆっくりと振り返った。
to be continued…
ち び
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