テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
花園奈々
600
#なんでも許せる人向け
うあなにぃみ
597
k@
84
ーーーーーー
二人が言って一週間がたった
明日のために最低限の準備をする
「っしょと、、、」
次の日から拠点周りの見回りが始まる。
うたいさん曰くさもさんも今はまだ外に出歩いててもいいけどもう一年もしたら出ない方がいいって言われたな、、、そういえば、、、
「さも君。」
「べる。どうかした?」
「特に何かあったわけじゃないけど、、、落ち着かなくて」
「わかる。」
「ってっきりさも君うたいさんのところ言ってるかと思った。」
「仮眠とるって言ってたからさすがに邪魔するわけにいかないからね。」
「それはそう」
「べるは?おどろくさん寝た?」
「うん。」
「そっか。」
二人で何も言わずにぼーっと過ごすことも増えた。
おどろくさんが本調子に戻るまではずっとこんなかもな。
「さもくん明日から見回りだっけ。」
「うん。」
「ついていっていい、、、?」
「、、大丈夫、、、?ここにいる方が安全だよ、、、?」
「少し、、、外が見たいから、、、」
「俺から絶対離れないでね?」
「うん。約束する。」
ーーー
あの日から約一年半がたった。
戦争は終わる気配が一向に見えない。
本当に大丈夫なのかな、、、
「さもさん何か資料あった?」
「ごめん見つかってない。」
「だよね~」
「二人とも。お疲れ。はい言われたやつ持ってきたよ」
べるがお茶を持ってきてくれた
正直助かる、、、
「うたえもーーーーーーん!!!!!!」
「へっ!?おどろくさん!?お部屋でまっててって言ったよね!?」
おどろくさんは一直線にうたいさんの方に駆け寄っていく
うたいさんも少しびっくりしたようで固まっている
「うたえもん!!あそぼ!あそぼうよ!」
おどろくさんの純粋無垢な瞳が切実にうたいさんに訴えかけていた。
「お、おどろくさん、、うたいさん忙しいだろうし、、、私遊んであげるから、、、」
「うん。じゃああそぼっか」
「うたえもん遊んでくれるの!?」
「さもさん。しばらく僕遊んでくるから。二人でここでこの部屋見守ってててね。あっ時間になったら見回りよろしく。」
そう言い残して二人はおどろくさんの部屋へと向かっていった。
果たして仮眠続きかつ徹夜気味の生活の人が一緒に遊べるのだろうか、、、、
「おどろくさんうれしそうだったね。」
「ね。」
「うたいさんも気分転換したかったのかな。」
そういってべるさんはモニターを眺めていた。
画面には前線の惨状、政府の情報をハッキングするための難解なコード。
それだけにとどまらず、たくさんのものが開かれている。
べるも毎日のように寝不足の中おどろくさんと遊んだり勉強しているのか顔に疲れが見える
「俺らも少しやすもっか」
「、、うん」
二人でソファーに腰かけるとべるは安心しきったのかあっさり眠ってしまった。
「毎日お疲れ様。」
おどろくさんは二人が出てから一か月ぐらいで様子が戻って元気になった。
うれしいことだけど、、、、
いろいろ背負わされている俺らはいまだになかなか荷が重すぎたりして寝付けないこともある、、、
まぁ俺は慣れたけど、、、、
べるもうたいさんも二人とも限界な生活をしてるからしっかり休めるといいな。
ーーー
気が付くと俺も眠ってしまっていて見回りの時間になっていた。
「べる。起きれる?」
「うー、、、、ん、、、、朝、、、、?」
まぶしい西日を朝だと勘違いしたのか朝だと思っている。
「へっ!?もうこんな時間じゃん!?見回り行かなきゃ!?」
「だね今日は軽く見て終わりにしよっか。」
「ご、ごめん私が寝てたばかりに、、、、」
二人で急いで家を出る。
今日は時間があまりなかったので町に入りかける瀬戸際あたりでこれ以上先に進むのはやめた。
「あっ!あそこ!」
べるがゆびを刺した先には小さなこうえんがあった。
凸さんとニグさんがよく遊んでくれた場所。
何より、、、、
べるとあった場所。
今はもう夕方で誰もいない。
ほんとにあの日と一緒みたいにこの場所は閑散としていた。
「さもくん」
ふとそんなことを考えているとべるはブランコに乗ってじっと俺を見ていた。
ほんとそういうとこあざといなぁ、、、
「どうしたの?」
「えへへ。あの時と一緒だね。」
「今は大変だけど、私さも君に出会えて、、、今のお家に来れてうれしいんだ」
あの時とは違って上の方を見ている
「きっと私あの時さも君に出会えてなかったら、お家に連れてってもらえなければきっと私こんな感じになってないと思う。」
「だからね。さもくん」
ブランコから降りて俺と目を合わせる。
「ありがとう!」
もうほんとこの子は、、、
「えっちょっと!?さもくん!?」
「俺も。べるに会えてよかった。」
そういいながらべるをぎゅっとする。
「も、、、もう、、、」
べるからなはれて顔を見た時、顔がすごく赤く見えたのはきっと夕日のせいだけじゃないのは直感でわかった。
意識、、、してくれたかな、、、
「じゃあそのお家に帰ろっか。お嬢さん。」
「、、、うん。」
俺が進もうとするときゅっと指を絡めてくる感覚がした。
「、、、さっきのお返しだから、、、」
ほんとかわいいな、、、
ーーーーー
すこし歩くとそろそろ街を抜けるあたりへと来ていた。
すると少し遠くに一人の女の人が立ちすくんでいるのが見えた。
髪は腰のあたりまできれいに伸ばしていて、頭には夕日と同じぐらいきれいな赤い花の髪飾りをつけていた。
その姿はきっと、、、、
「しぇいどさんだ、、、」
先に口を開いたのはべるだった。
「さもくん。わたし行ってくる!」
そういったと同時にばっと駆け出していた。
「もう、、、急に走ったら危ないよ、、、」
そういいながら俺はべるの後を追うのだった。
ーーー
「あっ、、、べるさんさもさん。お久しぶりですね。」
「久しぶり。」
「しぇいどさんその、、、、大丈夫、、、、なわけないよね、、、、」
たしかしぇいどさんの恋人は任期一年ほどという特例が出ていておとといがここ当たりでの待ち合わせだったはずだ。
となればきっと、、、
「私もね。わかってはいるんですよ。わかってはいるんですけど、、、」
相当泣いたのが目は少し腫れていた
戦前のあの姿からは想像もつかなかった。
べるは何かを察したのか隣に一緒に座っていいた。
ふたりは書面とかの仕事で一緒にいることも多かったし何か思うところがあったんだろうな、、、
そう思うと俺から何か言えることはなくて二人を見守っていた
「しぇいどさんこのあとどうするの?」
「もう私が避難していたところももうぼろぼろなんですよね、、、どこか探さなきゃ、、、」
しばらく沈黙が流れる。
ん別にしぇいどさんならもともと本部に結構来てたし、別に本部に来ればいいのでは、、、?
おどろくさんも喜ぶよな、、、?
きっと、、、
「ねぇしぇいどさん」
「どうかしました?」
「いま避難場所もうぼろぼろなんだよね、、、?」
「ええそうですね」
急に俺に話を振られたのが想定外だったらしく少しびっくりさせてしまったらしい
申し訳ない、、
「ならうち来ない?使ってない部屋いっぱいあるし、、、あとたぶんおどろくさんしぇいどさんにすごいなついてるし喜ぶと思うんだけど、、、」
「い、いいんですか、、?私が行っても、、、」
「そうだね。しぇいどさん来たらおどろくさん喜ぶと思う!たぶん私とは遊び飽きただろうし、、、」
「ならお言葉に甘えて本部に行きましょうか。」
こうして三人は本部へと歩きだしていた。
ーーー
「それじゃあ俺おどろくさん連れてくるから二人はここ待機で」
「了解!しぇいどさんおどろくさんここ来たら何する???」
「べるさんは休んだ方がいいのでは、、、?」
「へっ?」
「顔に疲れでてますよ、、、?」
「うそ!?な、なら休もうかな、、、しぇいどさんがそういってくれたわけだし、、、」
そうべるがいうとしぇいどさんが少しにやにやしてべるに耳打ちする
なかいいなぁ、、、
と思ったのもつかの間べるの顔が赤らんでいた
「それじゃあ二人でおどろくさん呼んできてくださいね!」
そうして半ば強制的に俺たちは外に出させおどろくさんを呼ぶことになった。
ーーー
「おどろくさん入っていい?」
「さもにーだ~!!!!はいってはいってなのだ~!!!あっ!べるねーもいる!!!どうしたのだ???」
どうやらさっきまで寝ていたのがベッドの布団が変な風になっている。
後で治さなきゃな、、、
「おどろくさんちょっとおいで。」
「?わかったのだ!」
そういうとルンルンとしながら俺とべるについてくるのだった
いつぶりだろうこんなに笑顔なの、、、
「おどろくさん。ドア開けてごらん。」
「ドア?わかったのだ!」
そういってドアをあけるとおどろくさんは嬉しそうにしぇいどさんに駆け寄っていた
「しぇいどしゃんなのだ!!!あそぼ!あそぼ!」
「お久しぶりです!何しましょうか」
俺たちはそれを確認してそっとドアを閉じる。
「おどろくさん喜んでたね」
「ね。さもくんがしぇいどさんここに連れてきてくれたからだよ。」
というかさっきべるしぇいどさんに何言われたんだろう、、、
「べるさっきしぇいどさんに何言われたの?」
「へっ!?な、何でもないよ!お、お休み!!!」
そういってぱたぱたと自分の部屋に戻っていった。
本当に何をいわれたんだ、、、
まぁしぇいどさんのことだから変なことは言ってないでしょ、、、、、
、、、
いや言われたのかもな
ーーー