〜目黒side〜
俺とふっかさんとラウールで阿部ちゃんと向き合う。
阿部「………………。」
阿部ちゃんからはもう何も感じられなくなってしまった…
あの時俺と康二とラウールを助けてくれた阿部ちゃんはもういない…
それくらい強力な闇を…
深澤「俺が阿部ちゃんの攻撃を止めるから。2人は阿部ちゃんに声をかけてあげて。」
ラウール「…ふっかさん。」
ふっかさん1人で今の阿部ちゃんの攻撃を止めるのは簡単じゃないはず…
深澤「…俺よりも2人はの方が難しいと思うけど…大丈夫だよね?」
俺とラウールに微笑みながら1歩前に出るふっかさん。
阿部ちゃんに話をかけるには攻撃しないといけない…
きっと俺たちのことを心配してくれてるんだ…
深澤「あの時助けてもらったんなら今度は逆でしょ?」
ふっかさんの言葉に俺とラウールは頷いた。
俺たちは阿部ちゃんに助けてもらったから今度は俺たちが助けてあげないと。
阿部「………………!」
深澤「避けろ!」
ふっかさんの声に反応して俺とラウールは咄嗟に身体を動かした。
ふっかさんは念力で阿部ちゃんの攻撃を止めている。
深澤「…大分…強力じゃん…」
阿部ちゃんの攻撃は草…じゃない…
真っ黒な鞭のようなものを無数に伸ばしてふっかさんに攻撃している。
しかも一撃の重さが全然違う。
止めきれずにふっかさんは吹っ飛ばされたり身体に傷がついていく…
目黒「ラウール行くぞ!」
ラウール「うん!」
ふっかさんが阿部ちゃんの攻撃を止めてくれている隙に俺とラウールは阿部ちゃんの前に行く。
目黒・ラウール「阿部ちゃん!」
同時に阿部ちゃんの名前を叫んだけど…
阿部「………………!」
ラウール「うわっ!」
目黒「ぐっ!」
俺たちの声には反応しないで緑の刀を出して斬りかかってきた。
俺とラウールも咄嗟に黒と白の刀を出して受け止めたけどやっぱり力が強い…
2対1なのに押し込まれる…!
深澤「…はぁ…はぁ…。…阿部ちゃん…!大切なメンバーを傷つけんなよ!」
息が上がったふっかさんが攻撃をしてくれてそれを避けた阿部ちゃんの力が弱まった。
目黒・ラウール「はああああ!」
その隙に俺とラウールで阿部ちゃんに攻撃を放つ。
目黒・ラウール「…はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…」
結構な力を使ってしまって息が上がってしまつた…
けど…
目黒「阿部ちゃん!思い出して!俺達のこと!」
ラウール「お願い!いつもの…俺たちが知ってる…優しい阿部ちゃんに戻ってよ…」
ラウールはもう号泣して声が震えてる。
…俺も目に涙が込み上げてきて今にも溢れそうだ。
俺たちは阿部ちゃんは戻って来てくれると信じてるから声を出す。
深澤「…忘れたとは言わせない。俺たちは9人でSnowManだ。その中にはちゃんと阿部ちゃんも入ってんだよ。」
地面に座っていたふっかさんも優しくも厳しい声を阿部ちゃんにかけてくれた。
阿部「ゔゔっ!ゔわあああああ!」
目黒・ラウール「阿部ちゃん!」
深澤「………………。」
俺たちの言葉を聞いて頭を押えて苦しそうにしている阿部ちゃん…
阿部「…はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…」
ラウール「…阿部…ちゃん?」
叫んだ後息が乱れている阿部ちゃんだけど…
阿部「ラウ…ール…」
目黒・深澤・ラウール「………………!」
ラウール「阿部ちゃん!」
しっかりとした目でラウールの名前を呼んだ。
阿部「…めめ、…ふっか…」
目黒「…阿部ちゃん…」
深澤「…おかえり、阿部ちゃん。」
俺とふっかさんの名前も読んでくれた。
ラウール「阿部ちゃん!」
阿部「おっと!」
ラウール「…良かった…ほんとに…」
目黒「…良かった…」
阿部「…ありがとう…。助かったよ…」
ラウールに抱きつかれて驚いていたけど優しく頭を撫でてあげて…俺にも優しく微笑んでくれて…
それはもう闇じゃない…
俺が知ってる優しい阿部ちゃんそのものだ。
阿部「…ごめん…」
深澤「…謝るな。阿部ちゃんは悪くない。阿部ちゃん達を信じていて良かったよ。」
阿部「…うん。」
…ふっかさんの言葉を聞いてる阿部ちゃんも涙を流していた…。
コメント
2件
あべちゃんも戻ってきてくれてよかったー🥹😭 あとさっくんだけだね😭 みんなで何としてもさっくんを取り戻して欲しいな🥺 続き楽しみにしてます😊