これは何となく私が書きたくなった『意味が分かると怖い話』…通称『意味怖』です。
面白かったら♡とコメントお願いします!
因みに僕、死神さんはコメントじゃんじゃんして欲しいタイプです…。
真夜中、一方通行の山道で車を走らせていると前方にぜぇぜぇと息を吐きながら走っている女性を見つけた。
車をその女性の少し前で停まってから女性に
「どうかしたんですか?」
その女性は私を見ると
「く、車っ!やっと、助かるっ!」
と安堵した表情でその場に座り込む。
これは介抱した方がいいか、と汗や汚れで汚くなった服を一応、と思い今着ている服の上に上着を着る。
「兎に角、車の内に入りましょう、ここじゃあ風邪をひきますよ」
と優しく語りかける。
そうするとこくこくと女性は頷き、立ち上がる
僕は疲れきった様子の女性を介護しながら車に乗せる。
「何があったんですか?あんなに急いで」
そう聞くと
「殺人現場を……見てしまったの」
そう彼女は言った。
彼女曰く、この山の山頂には山小屋あり、いつも彼女はこの山道を歩いて山小屋に行き、少し休んでから山道を下るらしい。
その山小屋で休もうと中に入った時、山小屋の裏手から叫び声が聞こえたので見に行くと全身血塗れの男が立っていたらしい、その後ろにはその男性と同い年くらいの人が座り込んで居て
血塗れの男性は両手で自分を拘束しようとしてきたのだ、と教えてくれた。
「へぇ、そうなんですか」
そう言うと
「なんでそんなに楽観的なんですか!」
と女性は怒ってきた。
なので僕は
「よく考えてみてくださいよ。貴女───」
貴女と言ってから僕はすぅっと大きく息を吸う、グィッとアクセルを強く踏みながら
「殺されますよ」
そう、告げた。
コメント
2件
読ませていただきました! 最後すごいゾッとしました、、、😱意味怖って結構、他のどの人が見ても意味がわかったら怖いお話にならないといけないから、私は作るのとっても苦手なんですが、、、すごいと思います✨