コメント
2件
最高です...天才...神小説を見つけてしまった...!!(≧∇≦)b
主役格
名前アリッサ
職業 新人役者
所属 日常事務所
名前リアム
職業 役者
所属 日常劇団
名前エディ
職業役者
所属 日常劇団
あとの登場人物はおいおい説明していきます
ア『、、、どうして?』
エ『ごめん、、でもこうするしかないんだ!』
監督「カットー」
あっさり終わってしまった1番の山場撮影
この物語は原作ファンが多く、原作通りに進むことが多かったためか、撮影はものすごく長く感じた。
ア「ふぅ」
軽く息を吐きながら、近くの椅子に腰を下ろした。いつも通りアシスタントが監督の洗礼を受けていた。そんな風景を横目に見ながら飲み物を買って来ようと席を立った時
エ「お疲れ様」
目の前に見慣れたピンク頭が目に入った
ア「あっお疲れ様です」
エ「どっか行くの?」
ア「飲み物買いに、、」
エ「あぁ!談話室の冷蔵庫の飲み物大量に置いてあるから、それ飲んだら?」
ア「ほんとですか!?ありがとうございます!見てきます!」
エ「はいよー」
次の撮影が始まるかもと思い、駆け足で談話室に向かった
ガチャっと鉄のようなよく分からない素材の扉を開けた。
、、どうやら飲み物を取りに来たのは私だけではないようだ
ア「お疲れ様です!」
リ「あぁアリッサ、お疲れ」
この目つきの悪い人は日常劇団の看板役者。今回の〚転生したらアイスクリームだった件〛の主役。本当に演技が上手のだが、本人に伝えると言われ慣れてるような態度が鼻につくので心の中だけにしまっている。
ア「今回の撮影、長いですよね〜」
飲み物を取った後の沈黙がいたたまれなくなり、咄嗟に口を開いた
リ「あぁ」
ア「やっぱ、看板役者となれば、このくらいざらにあるんですか?」
リ「そうでもなかったりするぞ」
リ「役者にも適任があるからな」
台本の文字を目で追いながら話すことは置いておいて、なんで台本がそんなに付箋だらけなんだ。いや別に付箋が貼ってあることはいいのだが、台本のふちが見え無くなるまで貼る必要があるのだろうか。
ア「、、付箋」
リ「、、ん? 」
ア「あっあ”ぁぁぁぁー!」
ア「もうこんな時間!早くスタジオ戻らないと怒られるかもですぅぅぅ!!!!」
バタンっと乱暴に談話室を飛び出し、早歩きでスタジオに向かった。
スタジオに戻って一息つくと、大分乱暴に出てきてしまったなぁ、、と後悔が押し寄せてきた。昔っから、思ったことがポロっと口から出てしまうことに悩まされている、そしてその出た言葉に過剰に反応してしまうことも。
監督「撮影始めまーす」
監督『カットー!』
監督『全員集合!』
役『はい!』
監督『これで、この撮影は終了となる』
監督『ありがとうございました!』
監督の言葉で撮影は終了となり、毎回恒例の役者とアシスタントや編集者などが集まって飲み会などをする。もちろん、私、エディさん、リアムさんは飲み会に呼ばれていた。
監督「いやぁリアムくん、遠慮せずに飲みなよぉー」
リ「いや未成年なんで、、」
監督「へへへっ」
ア「、、めっちゃ絡まれてますね」
エ「恒例だよ笑」
さすがに監督がリアムさんの口にビールジョッキを押し付け始めた時は流石に2人で止めに入った。
ア「あの、、大丈夫でした?」
リ「慣れてたから。」
エ「ああいうのは全力で嫌がらなきゃぁ」
リ「あ?」
エ「ふっ」
いつもより毒舌なエディさんに違和感を覚えながら近くのオレンジジュースに手を伸ばした。その時
マネージャー「みなさんっ!」
リ「、、はい?」
ア「うおっ」
エ「、、、、?」
いきなり飛び出して来たマネージャーに3人は目線を移した
マネージャー「これ!見てください!!」
リ「何ですか、、これ」
ア「ああああああ!」
ア「これっこれっ日常ロックのっ!?」
マネージャー「察しがいいねぇ」
マネージャー「そう!劇の出演!決まりました!」
“日常ロック”
累計10000万部をとっぱしている超人気 漫画。もちろん私はこの作品は全部の漫画を2冊ずつ買うくらい大好きで、この劇に出演できることを目標に役者やってたってくらい、大大好きな作品。
エ「俺の役は、、、って名前一緒?」
リ「俺も」
ア「私もです」
マネージャー「そうそう!作者が君たちのファンらしくてねー」
マネージャー「こっそり寄せてたんだって」
リ「だから俺たちが役者になるんですね」
マネージャー「そうそう!」
マネージャー「明後日、早速練習入ります!」
マネージャー「はいこれ台本」
リ「、、、セリフ多」
ア「原作通りが多いですね」
エ「随分原作読んでんだ」
ア「もちろんです!」
ザワザワしているところに監督に捕まっているはずのアシスタントが割って入ってきた
アシスタント「盛り上がってること悪いけど、そろそろ、、」
申し訳なさそうに手を擦っていた。
ア「あっあっすみません!」
リ「そろそろ帰るかぁ」
エ「おいリアム!一緒に帰るぞ」
リ「はいはい」
面倒くさそうに返事をするリアムさんとその肩を掴んで歩くエディさんを見ながら、私もそろそろ帰るかぁと台本を握りしめて家まで帰った。