主 今日は2作品投稿します!!
では、本編へどうぞ!!
「みぞれもんは今までどんな生活してたんですか?」
レイラーさんが料理を作ってくれてる間、めめさんが質問してきた。
「うーん、能力ならではの生活をしてきたんだもん…
みぞれもんは6歳の時に能力が発覚したんだもん。みんなより、少し早かったんだもん。みんなに話すのはなぜか気が引けて、こっそり魔法の練習をしていたんだもん。内容は簡単、雪を降らせる、雪を一気に積み上げる、ポケットの中に小さな氷を作るなんだもん。
ある日お母さんに旅行に行こうと言われた。もちろん「行くんだもん!!」と言って行った。旅行先でもしっかりと練習をしていたんだもん。て言っても熱い地域だったからポケットの中に氷を作ったり、その地域が冬だったから軽く雪を降らせたりしてたんだもん。
帰ってきてからもいつも通りの日常を送っていた。でも…
昨日の夕方いつもより1時間早く家に帰って来た時、お父さんとお母さんと村長、他にも数人の大人たちが話し合っていた。邪魔にならないように魔法使いなら属性問わずできる透明化をして中に入って盗み聞きしていた。
「村長…どうでしたか?」
お母さんが声を震わせながら言った。そんなお母さんを初めてみて驚いていたら
「予想通り、雪は一切降らなかった。」
雪?
「やっぱりあの子は悪魔に子なんだ…」
お父さん?あの子って私?悪魔ってなんで?
「最近は雪による不作がすごい。あの子が6歳になってから毎日大量の雪が降り、雪かきも大変だし…」
村長が言った言葉に私は衝撃を受けた…
「もう一回、旅行に行ってきます。」
お母さんがそう言った。
「そういえば旅先の村は熱い地域なのに雪が降っていたな、冬とは言っても雪が降るのは13年ぶりだとか」
それは私が魔法を使って…
「もういいだろ!!」
1人の男性が立ち上がった。私はびっくりして後退りをしていると
「あの子を…この村から追い出しましょう…」
えっ
「いいのか?自分の娘を」
「いいわ。それに、追い出すって考えながら生活すると自分の子って感じもなくなったし」
そんな…あっ
「!?」
動揺して透明化が切れた…魔力量的にやろうと思えば永遠にできるのに…
「これはその…」
言い訳をしようとしたとき
「やっぱりこの子は悪魔の子なんだ…話は聞いてただろ?お前はこの村から出てけ!!」
1人の男性が立ち上がって言った。すると周りの大人も立ち上がって
「出てけ!!出てけ!!」
と言い出したんだもん…悲しくて悲しくて…もう、なんでも良くなったんだもん。
プツ 何かが切れた音がしたんだもん。
気づいたら皆殺しだったんだもん。
「はは、ははは、ふう」
一晩過ごしたんだもん。夕方まで氷で作った刃物で刺したりして1人一箇所は急所を刺したりしたんだもん。
そしたらめめさんたちが来て…まあこの状況なんだもん。
話を聞いてめめさんはこう言ったんだもん。
「追い出された…経験したことはありませんが大変だったんですね。辛いでしょう、その状況は。大丈夫ですよ。私たちは同じような境遇の人です。いじめなどは絶対にしません!!」
知ってるんだもん。だってめめさんもレイラーさんも暖かい。幸せなんだもん。こうやって受け入れてくれて幸せなんだもん。これからも救って行ってくださいなんだもんめめさん。レイラーさんを見ればわかるんだもん。レイラーさんも、救われたんだって。私も隣でめめさんが救っているところずっと見ていたい。それは本当に幸せなのだろうなあと思いながら。
コメント
6件
やっぱ神
神だぁ〜(再)
毎回ストーリーおもろい!さすが!