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魔神とのつながりを断つために、自分の首を切りつけ命を投げ出そうとしている、ヴェヒター。
「見殺しに……すべきだ……お前たちに……見殺しにしないメリットなんて……ない……」
(ヴェヒターが言っていることは正しいと思う……でも、このまま見殺しになんて……!)
実際に魔神からの声は途絶え、仮に今この場に女神封印の地が現れても、魔神の脅威に晒されることはなくなったのだが――
「――ヨシュカ、治療をお願いします!」
数秒もない葛藤のあと、ヴァレナは迷わずそう口にした。
「わかりました!」
ヨシュカは異を唱えることなく、持っていた松明をエルヴィンに託すと、ヴェヒターの横に駆け寄る。
フィンに場所を空けてもらうとすぐに膝を突き、
傷口の近くに手をかざした*******
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