「温かく優しい匂いのする朝」
お風呂に行く晴さんを見送ると、ひとりになった部屋で小さな息がこぼれた。
でも視界に入ったベッドに、再び鼓動が逸り始める。
(そうだ、晴(はる)さんが戻ってきたら今晩どうなるんだろ……!)
テーマパークで泊まった時は、最初はそれぞれのベッドで眠ろうとしていたけど、最終的には一緒のベッドで眠ったのを思い出す。
それは私がさびしがったからだけど、あの時はただ、晴さんが近くにきてくれて、私の一番近くにいてくれて、嬉しくて……それ以上のことを考えていなかった。
だけど今は―――晴さんと付き合っている今は、私の意識だって違う。
(ど、どうしよう)
急に今日のために買った、ラベンダー色の下着をつけていることを思い出し、またあたふたした。
今日……なにかあるのかな。
というか、私、今もどんな気持ちで晴さんを待っていたらいいんだろう?
そんな問い*****************************
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