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135 - 【第135話】温かく優しい匂いのする朝

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2023年08月13日

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「温かく優しい匂いのする朝」


お風呂に行く晴さんを見送ると、ひとりになった部屋で小さな息がこぼれた。

でも視界に入ったベッドに、再び鼓動が逸り始める。

(そうだ、晴(はる)さんが戻ってきたら今晩どうなるんだろ……!)

テーマパークで泊まった時は、最初はそれぞれのベッドで眠ろうとしていたけど、最終的には一緒のベッドで眠ったのを思い出す。

それは私がさびしがったからだけど、あの時はただ、晴さんが近くにきてくれて、私の一番近くにいてくれて、嬉しくて……それ以上のことを考えていなかった。

だけど今は―――晴さんと付き合っている今は、私の意識だって違う。

(ど、どうしよう)

急に今日のために買った、ラベンダー色の下着をつけていることを思い出し、またあたふたした。

今日……なにかあるのかな。

というか、私、今もどんな気持ちで晴さんを待っていたらいいんだろう?

そんな問い******

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