テラーノベル
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スプラの大会くらいからfwっちとkyngの絡みいいな…と思ってたんで書きます
本人様方には関係ないです
伏字ありません
fw「」
kyng『』
hsrb〈〉
fw side
仕事が終わり、同僚たちに挨拶をして店を出る
今日はだいぶ遅くまで店に残っていて、夜の街と謳われている歌舞伎町にもほとんど人が見当たらない時間帯に帰ることになってしまった
家に帰ったらもう寝よう。服とか風呂は明日の自分に全部任せる。いや、今日か…
なんて、酒のせいでいつも以上にふわふわした頭で考えていた時
突然眼前のビルの外壁に亀裂が入り、崩壊した
「__」
は、と声に出したつもりが実際は口から僅かに息が漏れただけで。
けど自分はそれにも気づかないくらいこの光景に愕然としていた
果たしてそれは生きている中で早々遭うことがない出来事だからか、未だにこの状況をどこか他人事のように思っているからか。
‥‥俺にはどっちかなんて判断できないけど
そんなことを考えている間も瓦礫は止まることなく俺に向かって降り注ぐ。
なのに体は動かない
これ、死んだな
命の危機に瀕しているのに頭に思い浮かんだのはそんな言葉で、死に際くらい”死にたくない”って真っ先に考えろよ と自分で自分に腹が立つ
『抜刀』
ふいに、そんな声が聞こえた
視界に一筋の光が走ったかと思うと、重力に従って落下していたビルの瓦礫が真っ二つになり、ちょうど俺の真横に鈍い音を立てながら着地する
「…は、?」
今度はちゃんと声になったそれを気にする余裕もなく、次から次へと起こる非日常感満載の出来事に完全に思考がストップしてしまった
『大丈夫ですか、不破さん』
今の状況が上手く理解できなくて、一拍置いてから慌てて声がした方へ視線を向ける
声の主は瓦礫から降り、いつの間にか腰を抜かして座り込んでいたらしい俺に手を差し伸べてくれていた
背後にある大きな月も相まって、その景色は妙に幻想味を帯びている
「……」
俺は誰かにずっと差し出されている手をすぐには取らず、一度ストップした頭をフル稼働しながら少し考え込む
彼の声や服装に何となく見覚えがある気がしたのだ
あとちょっとで思い出せそうなんだけど…
『…?、不破さん?』
「んぁ、…ありがと」
再度名前を呼ばれようやく差し伸べられた手を取った
軽く引っ張られ無事に立ち上がる
「…ごめん、失礼なの分かってて聞くんやけど…君の名前なんて言うん?」
思い出せそうで思い出せないのが気持ち悪くて、早く答えを出してしまいたくて失礼を承知で本人に問う
『え?…あそうか、今顔隠れてた』
『小柳ですよ』
「…ッあぁ〜!!こやかお前!めっちゃスッキリした!!」
目の当たりを覆っていた仮面が無くなると、金色の__それこそ月のような瞳があらわになる
頭の中で点と点が完全につながり、それによる爽快感が頭を埋め尽くしてもう明け方なのにも関わらず思いっきり叫んでしまった
「てか今更だけど助けてくれてありがとな。マジ命の恩人だわ」
『ヒーローなんで』
「かっこよ。ヒーローめっちゃかっこいいやん!!」
『それほどでも…』
『まぁ不破さんに怪我もない…みたいで。よかったです』
「ほんとありがとぉ、今度ご飯行こうね。奢るから」
『やったー笑』
‥そういえば、ロウくんはなんでこんなとこに居たんやろ…?
kyng side
っぶね~マジ焦った…
目の前で先輩死にそうになってるとか心臓に悪すぎるから勘弁してくれ…
〈お疲れ様です〉
『おつかれ、対象は?』
〈ちゃんと討伐しましたよ。本部にも連絡済みです〉
〈今回のが特定の人物を狙っていた可能性があるということも〉
『そうか…』
〈不破さんは?〉
『無傷。大通り出るとこまで送ってった』
『ついでにお守り程度だけど加護もつけたし数回程度なら外部からの攻撃も耐えれるはず』
〈…最近歌舞伎町周辺に敵の出没数が多いのって不破さんが原因だったりするんですかね〉
『‥‥かもな。そうじゃないと思いたいけど』
『何か対処しとかないと後々やばい事になる気がする』
〈ですね…ま、そこは本部の指示を待つしかないでしょう〉
〈こんな形で不破さんとの関わりが増えるのも複雑ですが〉
口調わかんね
続きます
コメント
3件
これ、続きを求めても良いっすかね…?