終わってしまう!この話が…..
地雷の方回れ右 口調迷子です🙏💦
ご本人様とは一切関係ございません。
それではいってらっしゃい
小柳side
思い出した、全部
俺は前、星導と付き合ってたんだ
『小柳くんだいすき……』
『はいはい、分かってるつーの』
『…………小柳くん』
『ん?』
『…….もし俺が君のこと、どんな愛し方をしても……全部受け止めてくれますか?』
『……………..あぁ、お前のことは信じてる』
その俺の一言で、星導は変わってしまった。
俺のことを殴ったり、吐かせたり…….
そこから段々、星導に対する「好き」の感情がよく分からなくなった。
俺にとっては恐怖でしかなかった、はず
………..そこからは、よく覚えていない
星導「…….さすがニ全部は思い出せませんでシたか」
星導「まァ当然ですよ、俺が君の 記憶を消しましたからネ 」
は?
俺の記憶を……?
小柳「な、んで、そんなこと….. 」
星導「…………」
俺が問いかけると星導は俯いた
顔がよく見えないけど、少しだけ悲しそうな感じがする
俺は黙って星導を見ていた
するとゆっくりと顔を上げ、さっきまで化け物の様だった顔が元に戻っていく
星導「……..貴方に、もう一度好きになって貰いたかったんですよ」
そう言った星導の顔は目に涙が溜まっていて今にもこぼれ落ちそうだった
星導「俺が、……俺が!あのバカみたいな一言で、間違った愛し方をしてしまった…..」
星導は後悔するように顔を上げ天を仰いだ
星導「……だから俺は地獄に行きますよ、貴方にしたことの罪を償う為にも。貴方をこれ以上傷つけない為にも。」
……なんだよ、それ
勝手に、決めんなよ 全部、
小柳「ふざけんじゃねぇ”ッッ!!!!!!」
俺は力を振り絞って一生懸命叫んだ
小柳「俺にした事を償う?傷つけない為に死ぬ?ふざけんなよ!!!!!!!!!」
小柳「俺はお前がいなきゃ幸せになれねぇ、……前の事なんて、どうでもいいんだよ。」
小柳「お前がどんな悪人でも、俺を傷つけても、」
小柳「せめて、地獄なんて行かないで、お前のそばにだけはいさせろよ……..」
俺は泣きそうなのをぐっと堪えて自分の本音をぶつけた
星導「っ、そういってもらえて嬉しいです。でも、俺は”こっち”を選びます。……もし、また人間として生まれ変われたら……」
「今度はちゃんと大事に愛します」
星導はその言葉を最後に白い光に包まれて消え去った
伊波side
伊波「…………」
伊波「ふふ、あは……」
「あはははははっ! 」
「あはは、はぁ、…….」
俺、なんで笑ってるんだろ
……“あの時”、狂ってるのは星導かと思ってたけど、
1番狂ってたのは
俺だったんだね
『続いてのニュースです』
『一昨日、〇〇海での身投げの事故が発生しました』
『目撃した方の情報によりますと、被害者は青の髪色に短髪の男性だとのことです 』
『警察は、………』
星導、俺、お前と一緒に地獄へ行くよ
やっぱり俺はお前がいないと幸せにはなれない
お前がこの世にいないなら、俺はこの命一つくらい投げ出してみせる
………俺が 貴方のこと殴ったりしたら、当然貴方は俺のこと嫌いになって、好きじゃなくなるって
でも俺がしたことは変えられない、それが俺の不器用な愛し方だと思っていたから、
だから、記憶を戻した
俺に酷いことをされない日々で
俺のことをずっと好きでいてくれるって
思っていたのに
貴方は、俺に殴られる方が好きだった
小柳くん、貴方は気づいてしまったんですね
これが貴方の”幸せ”ということに
おかえりなさい!
これにて完結……!
2人にとってはハッピーエンドなのかもしれませんね
次もまた見てください!