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第2話です!

最近佐古って言葉を聞くともりさこのシチュを思い出すようになってきました。

今回はまだ腐要素少なめです。





「おいっ!佐古っ大丈夫か!デケェ悲鳴が聞こえたが…」

綺麗に染められたオレンジ色のひとつ結びをゆらゆら揺らしながら何があったかと慌てて聞きに来たのは、佐古の兄貴分である久我虎徹だった。

「あっ、久我の兄貴…おはようございます。すいませんちょっとGが出たもので」

「お前、他の兄貴とかが聞いてたら、        うるせえ!!ってシめられるところだったぞ!まだ俺で良かったな…」

「…てかお前半袖一枚で寒くねえの!?今日最高気温20℃ちょっと過ぎぐらいだぞ!」

「ああ…慌てたら飲み物を溢してしまって下部分がかなり濡れちゃったんですよ」

「まあこの俺だったらこのくらいの寒さ余裕です」

「…本音は?」

「クッッッソ寒いです」

「うん、だよな?始めからそういえこの野郎!はあ…ちょっと待ってろ。たしか上着が他にあったはずだから…」

「ほらよ」ヒョイッ

渡されたのは裏地が少しぶ厚めで表地がさらっとした赤色の布地に、白のハートの刺繍が胸元に散らばるように施され、下に英語で(kiss me deep)と縫われた佐古に丁度いい大きさのパーカーだった。

「あ、ありがとうございます…ん?」

久(お、流石に気付いたか…?)

「ハートの刺繍…久我の兄貴、随分かわいいパーカー持ってますねw。買ったんですか?」

(゛kiss me deep゛…?なんて意味だこれ?)

「…言うと思ったよ…ちげぇよバカ💢嬢からあげるって貰ったんだよ。」

「俺が着るようなタチでもないからどうしようか迷ってたんだけど結構綺麗な状態だったから事務所で保管してたんだ」

「お前いつも赤着てるし、違和感はあんまり無いと思うから。今日だけだからな」

「はい!ありがとうございます!」

「…ほら、こぼれたやつ拭くの手伝ってやるから早く雑巾もってこい」

「え…いいんですか?あざす!!」





「ふぅ~…もう大丈夫だと思います!ありがとうございました」

「あんまり虫ごときに極道がビビってんじゃねえぞ」

「この佐古もう虫なんてものまっぴら平気です!」

「あっそ」

「…まだ仕事残ってんだろ?終わるように頑張れよ。じゃ、俺も守り代集めてくっから。」

「はい!では!」

佐古の前から立ち去るとき、久我は疑問を抱いていた。

(…一条の兄貴…何であんな字がかいてあるものをあいつに着せたんだ…。めっちゃからかわれるんだろうな…まあ面白くなりそうだから別にいっか。)

(あいつ馬鹿だから気づかないだろうし…なにかと普段からムカつくからな…いい憂さ晴らしにはなるだろ。まあ守若の兄貴に気づかれたら気の毒だけど。)




つづく…




ちなみにパーカー着てる佐古くんのイメージこんな感じです!

画像

また次の話もぜひご覧になってください(⁠◍⁠•⁠ᴗ⁠•⁠◍⁠)

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