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注意喚起
※ この小説の世界は同性愛 , 同性婚などの普通の恋愛が認められています
※BL要素全然あります。
※同性愛や同性婚の事を馬鹿にするようなコメントはお控えいただけると
幸いです。
※苦手なお方はお帰りください。
【 第 二 章 - P e t r i c h o r 】
── 気 分 転 換 に お 散 歩 中 ──
今日も少し雨が降っていた。
雨は好きか嫌いかで問われるとどちらでもない
雨が降って気圧で頭が痛くなることもあるけれど , 雨音が自分の事を
世界から消してくれているように感じで好きではある。
でも , どっちなんだろう…結局は普通だな
満月 宵『…』
今日は水曜日か…バイオリンはないし…
勉強にでも励もうかな…
…(夕陽で煌めく海が眼に入る
あぁ , そういえば家の近くに海あったな…
…寄り道するか
── 海 ──
あ , 夕星だ
綺麗だな…
ツプ…(海面に触れる
まだ6月だから少し冷たいな…
…どうしよっかな
入っちゃおっかな…たまにはいいよね
ズボンの裾を折り , 海へ入る
満月 宵『…(上着の裾を捲る』
バチャバチャッ(脚で海水を蹴り , 水飛沫が舞う
ん , 補聴器守んなくちゃ…
バチャッ(手で海水を掬う
ポタポタ…(海水を海へ戻す
綺麗だな…夕星も見えてるし…今日はラッキーかも
パシャッ(シャッター音
満月 宵『… , おにぃ?』
満月 遥『にしっ , 綺麗だな。宵も海も』
満月 宵『…綺麗なのは海だけだよ』
満月 遥『いや , どっちも綺麗。』
満月 遥『この俺の眼と , 写真が証拠だ(ニヤッ』
満月 宵『…そっか』
満月 宵『…(海を見る』
満月 遥『…この海では死ぬなよ』
満月 宵『…うん。ここでは死なないよ』
満月 宵『死ぬ時は , 星がよく見える場所で死ぬよ』
満月 遥『そーか… , 』
満月 遥『あ ~ …腹減ったから帰ろ ~ ?』
満月 宵『ん , そうだね』
…──
── 満 月 家 ──
満月 遥『ただいま ~ っ .ᐟ 』
満月 宵『ただいま』
…
満月 遥『あぁ , 今日どっちも仕事で遅くなるって言ってたな』
満月 宵『ん。じゃあぼくご飯作るよ。何がいい?(首傾』
満月 遥『んぇ ~ …ハンバーグ!』
満月 宵『了解』
満月 遥『風呂沸かしてくるわ』
満月 宵『ん(頷』
…──
満月 遥『宵 ~ !シャワーひっくり返って濡れた ~ !』
満月 宵『何でそうなったの…』
振り返ると確かに服と髪が豪快に濡れているおにぃ
全く… , 本当にぼくはこの人と兄弟なのか…?
そう思っているとおにぃがきらきらした眼でこっちへ
近付いてきた。
満月 遥『うわ美味そ…』
そう言いながらぼくに背後から抱き付いてくる
ねぇ , 絶対服濡れてること忘れてるでしょ…(呆れる
満月 宵『服濡れてるんだからやめて?』
満月 遥『何で!?そんな強く抱いてないからよくない!?』
満月 宵『…せめて髪は乾かして。風邪引いたら大変だから , ね?(首傾』
満月 遥『母さんみたいな事言うな…まっ , 今風邪引いたらヤバイし
乾かしてきま ~ す』
そうは言ったものの中々ドライヤーの場所へ向かわず ,
こちらを静かに見つめてくるおにぃ
嫌な予感しかしないけど聴くしかない…
満月 宵『…なぁに?(首傾』
満月 遥『髪の毛乾かしてくれる?』
満月 宵『…』
今料理作ってるんだけどな…
どうしよ…
ま , もうすぐ終わるしいっか…
満月 宵『いいよ。ソファ座って待ってて , ドライヤー取ってくる』
満月 遥『へへっ , やった ~ ♪』
…──
満月 遥『ボーッ…』
満月 宵『…(髪 , 乾』
満月 遥『やべ…寝る…』
満月 宵『起きて』
満月 遥『宵 , ドライヤー上手すぎる…』
満月 宵『ありがと』
満月 遥『……』
満月 宵『ん。終わり』
満月 遥『ん , ぁ…ありがと…』
満月 宵『…ぼくのご飯食べないの?』
満月 遥『食べるっ!!(飛び上がる』
満月 宵『ん。食べよ』
…──
満月 遥『頂きますっ!』
満月 宵『いただきます(手合』
満月 遥『…美味ぁ…!』
満月 宵『なら良かったよ』
満月 遥『母さんと父さんの分もいるのかな?』
満月 宵『ん ~ …一応作ったけど…どうなんだろ…』
満月 遥『食わないなら俺が明日食べよ ~ っと』
食いしん坊だなぁ…
本当に正反対だな兄さんとぼくは
満月 宵『ご馳走さまでした(手合』
満月 遥『風呂沸いたみたいだから先入ってこい』
満月 宵『いいの?(首傾』
満月 遥『うん』
満月 宵『じゃあ , お言葉に甘えようかな?』
満月 遥『うん。行ってら』
…──
満月 宵『ん。次入っていいよ』
満月 遥『行ってきま ~ す』
満月 宵『行ってらっしゃい』
…──
── 宵 の 部 屋 ──
満月 宵『…』
ベランダに脚を運ぶ
── ベ ラ ン ダ ──
今日は満月。
夕星も見れたから今日は心が綺麗になりそう。
透明になるとは言えないけど , 星を見ていると
何も考えられなくなって , ぼーっとできるから
日々の息抜きには丁度いい
ベランダに置いてある椅子に腰をかけ , 星の図鑑を脚の上に開く
少し肌寒いから , 誕生日に貰ったブランケットを両肩にかける
あの星は何て言う名前なんだろう
図鑑のページを捲り , 探していく。
見つけたら , 付箋に星の名前を書き , ページを覚えられるように
そのページに貼っておく。
綺麗だな , …
満月 櫂『…. , 宵』
満月 宵『…おかえり』
満月 悠『今日も星見てたの?』
満月 宵『うん』
満月 悠『うわ…付箋の量やば…』
満月 櫂『今度 , 星の図鑑買ってあげるね』
満月 宵『ありがとう』
満月 悠『あっご飯もありがとう!めっちゃ美味しそうだった!』
満月 宵『食べてはないんだね』
満月 櫂『悠が「お礼しなくちゃ!」って聴く耳持たなかったから(笑』
満月 宵『そう…。仕事お疲れ , いい夢見なよ』
満月 悠『それは宵もでしょ?』
満月 櫂『冷えるから早く寝な』
満月 宵『うん。もうちょっとしたら寝るよ』
満月 悠『そっか。じゃあ早目に言っとくね , おやすみ』
満月 櫂『おやすみ』
満月 宵『うん , おやすみ』
…
満月 宵『…そろそろ寝ようかな…』
ブランケットを畳み , 椅子の上に置いておく。
図鑑もブランケットの上に置いて中へと戻る。
…──
真夜中に冷えた自分の身体を毛布で包み込む
バイトが休みだから図書館へ勉強をしに行こう。
明日の計画を立て , 瞼を閉じる。
━━━━━━━━━━━━━━━
中学校生活始まってしまったので投稿頻度が更に遅くなります!
うぅ , 今日は部活動見学だぁ…
next ➛ ♡1000
追記
あ ~ (泣
部活動見学行けなかった ~ …
友達に申し訳なさ過ぎる…なんで今日長ジャー忘れたんだよ ~ !
忘れなかったら雨の心配もせずに一緒に回れたのに…(泣
トイレで号泣中です…すみません…愚痴こぼして…