※死ネタ要素有り?
※エセ関西弁
※キャラ崩壊
※ご本人様とは関係ありません
rbrと出会ったあの日から、特別棟の音楽室に行き、rbrと一緒に飯を食べるのが日課になっていた。
rbrとする話は面白く、つい時間を忘れてしまう。
rbrと共に過ごす時間は楽しくあっという間だ。
俺は、rbrと一緒にいるのが好きだ。
rbrの前だと自分を出せる気がして。
それに
rbrの笑顔は、アイツを彷彿させる。
『アイツ』
親友 、rbrを。
…………
昼休み。
今日もまた、音楽室へ向かった。
今日はなんの話をしようか。
今日はどんな歌を歌おうか。
そう心を躍らせていた時。
「おい。」
いきなり後ろから声をかけられた。
振り向くと、そこには王太子ルシファーと、それに隠れるようにヒロインリヴェルがいた。
「は、はい。なんでしょうか。ルシファー様。」
震える声で尋ねる。
「今日は、お前に注意をしに来た。」
あぁ、やはりか
「お前、リヴェルをいじめているそうではないか。」
「…」
ルシファーは王族らしい堂々とした態度で話し続ける。
一方のリヴェルは、ずっと黙ってこちらを見ようとすらしない。
まあそれもそうだろう。
俺はリヴェルをずっといじめていたのだから。
「リヴェルが何をしたというのだ?今すぐリヴェルに誠心誠意謝れ!」
ルシファーがそうまくし立てる。
俺も、いじめなんてやりたくなかった。
だけど、ジェリーヌに命令されて断れなかった。
そんなこと言っても、ルシファーの怒りは収まらないだろうし、リヴェルの悲しみは癒えない。
そして、俺が今までやってきたこともなかったことにはならない。
謝ってしまいたかった。
自分をさらけ出してしまいたかった。
だけど、ジェリーヌの断罪イベントはまだまだ先。
ここで謝ったら、ジェリーヌに何をされるか分からない。
俺は、どうすれば…!
「…ほぉ、無言を貫くか。 」
静かだが、怒気のある声で言った。
その声で、ますます自分の口が動かなくなる。
「お前、伯爵家生まれのくせに武術、魔法、勉強、全て駄目だったな。そうそう、魔力も少ないんだったか。」
「どうせリヴェルに嫉妬したんだろう?成績優秀で魔力の豊富なリヴェルに。」
「弟君は優秀だったのに兄であるお前はまるで正反対だな。その上礼儀もなってないとは…。」
次々に出てくる言葉に目眩がする。
俺が悪いのは分かってるんだ。
俺の出来が悪いのも分かってるんだ。
俺が弱いのも分かってるんだ。
全ては、弱い俺が…
涙で滲む視界に人影が見えた。
少し顔を上げると見えたのは、rbrだった。
「おや、どうされたんだ?rbr・ストリフ。」
「いえ、大きな声が聞こえたので、何事かと思いまして。」
「そこのsho・マグナートという者がリヴェルをいじめたいたのだ。俺はそれを注意をしに来た。」
「rbrからも言ってやれ。rbrもリヴェルを懇意にしていたじゃあないか。」
rbrからも何か言われるのかと少し身構える。
だが、rbrの口から出たのは俺に対する注意ではなかった。
「…ルシファー様。shoが悪いことをしたのは事実です。ですが、元々彼が持って生まれたものを侮辱するのは違うと思います。」
rbrが俺を守るように前に立った。
その、俺よりも幾分か小さい彼の背中が、頼もしく思えた。
「だがその者は何も悪いことをしていないリヴェルをいじめたのだぞ。それなのに、こいつが謝らないから…!」
ルシファーの言い分は正論だ。
彼が正しい。
間違っているのは俺だ。
口を開きかけた時。
「リヴェル嬢、覚えていらっしゃいませんか?1年生のはじめ、ジェリーヌ嬢に嫌味を言われた貴方を助けてくれた人を。」
rbrの言葉に、リヴェルがはっとしたようにこちらを見る。
そして驚いたように目を見開いた。
…そういえば、shoの記憶にそのようなものがあったような気がする。
それをきっかけに、shoはジェリーヌから目をつけられるのだ。
「な、なんだ?どうしたのだ、リヴェル。」
「…この人、私を助けてくれたの。」
ルシファーの問いかけに、リヴェルが答える。
「shoは、初めは優しい人間だった。リヴェル嬢をいじめていたのは、何か訳があるとはお思いになりませんか?」
「…!」
「それでは、私はshoに用がありますので、失礼いたします。」
「…あぁそれと、ジェリーヌ嬢はリヴェル嬢を目の敵にしておられます。どうぞ、お気をつけくださいませ。」
rbrはそう言い残して、俺の手を引いてその場を後にした。
俺の本来の目的地であった音楽室に着いた。
「大丈夫やったか。」
音楽室に入ってすぐ、rbrがそう聞いた。
「……なんで、俺助けたん。」
「俺、リヴェル嬢をいじめてたんやぞ。全部、俺が悪いんや。」
rbrの問いには答えなかった。
「お前に理由があるの、知っとったから。」
「お前が本当は優しい奴だって、知っとるから。」
rbrの目は優しい目をしていた。
俺の目からは、大粒の涙が溢れ落ちた。
rbrに、話した。
ジェリーヌにされてきたこと、逆らえなかったこと、、
rbrは静かに、ときおり頷きながら聞いてくれた。
「…rbr、お願い…助けて」
絞り出すようにして言った言葉を聞いたrbrは、一瞬辛そうに表情を歪めた。
ソシテ「俺がなんとかするから、もう少し耐えてろ」そう囁いて音楽室を離れた。
俺は、しばらく夕日に染まる庭園を見ていた。
柔らかく、温かかった。
どうも、数を数えられないアホです
前回の話が♡1000いっててめちゃめちゃビビリました
まじでありがとうございます!!!
コメント
2件
見るの遅れたぁ……庇うrbr彡いいっすねぇ、、、尊…