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「雑渡よ、儂がどうやって情報を得ているかを知りたくはないか?」


殿は突然こう言い放った。殿の伝えたい意味合いが分からず沈黙を貫き通していると


「儂が使っている情報は儂の親友が作った隊でなぁ…この間の報告の時に居たのだが…忍軍は疎か、雑渡でもわからんかったようだなぁ……さすが、我が親友!雇い主ながら天晴れであった!!」


殿の言葉で漸く理解した。天鬼の報告の際に殿の情報提供者が居たにも関わらずこちらが気づけなかったことを教えているらしい


「して、雑渡よ。儂はその親友にとある遊びに誘ったのだ!」

「とある遊び…ですか?」

「あぁ。暇だろうから誘ったが本人は”暇ではなく、数少ない休みを謳歌する為の予定がある”と。親友として直訳すれば”暇だから暇つぶしの為の予定を入れるから暇でない”とな。だが同じ暇人であり、親友として誘えばしっかり承諾して貰えた」

「……どんな遊びなのでしょうか?」


私に言うくらいだから恐らく、忍を使うのだろうか…


「隠れ鬼というものだ!隠れながら逃げたり捕まえるものでな!タソガレドキ忍軍数名が捕まえる側で、親友の隊が逃げ隠れ側だ。 ルールは親友の隊の者を2人捕まえるとなっている。この間の失態もある故その失態の原因などから、雑渡と諸泉が捕まえる側とする。向こうから許可もある。参加してもらうぞ」

「ハッ!」

「制限時間はなしだが、向こうも仕事中な場合がある。”うさぎが居る月は十五夜”と、我が親友の隊だと思う奴にはこう言えば良い。せいぜい親友の隊を見つけられると良いな」


殿の親友が作った隊…面白そうだ






「と、言うことで。尊奈門と一緒に探してみるね」

「何故私が!」

「今回は天鬼についての失態で参加させられてるんだから当然でしょ。恐らく、私達が忍術学園で授業をしていたのも見られてるはずだからそっちから確認するしかないね 」


ニヤリと雑渡昆奈門と諸泉尊奈門から隠れて見ている者は静かに笑った


見つかるといいな。俺たち兎はしぶとい…さっさとボスに報告するか。


そんな考えをしている者は森の静けさと共にどこかへ消えた








「と言うことだ。ボス」

「ん〜ありがと、紺兎。じゃあ忍術学園に行ったげるしかないじゃんよ〜!!甚兵衛も酷い…僕が聞いたらそう行動するって確信してる癖にさ〜……緑兎と紺兎、僕で行くから黄兎とありとは待っててね〜」

「へいへい。オレたちに構わずさっさと言ってこいよォ〜」

「蒼兎なのに…酷いよ赤兎くぅん(இдஇ; )」

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