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「うーん…早々見つからないよねぇ…」
「報告の時に居たというのが嘘なのでは?組頭が気配を感じないはずがありません!」
「そうだとしても、天鬼事件の1連を見たことがあるように報告されてるんだからそれ程手練とも言えるでしょ」
忍術学園のついつい立ち寄っちゃう保健室でお茶を飲みながら周りを確認していると膝に乗っている伏木蔵くん。伊作くんは自習中らしいよ
「粉もんさん、今更ですけどしょせんそんなもんさんってたぬき見たいですよねぇ〜」
「諸泉尊奈門だ!あと、誰がたぬきだ!!」
「たぬきだと!?」
突然、保健室前の廊下を出てすぐ外の庭に穴ができたと思ったらそこから人が飛び出して来た
「たぬき…たぬき……おのれ!!たぬきめェェェェエエ!!!!!!!!!」
耳鳴りがするほどに大声を出した子供が唐突に尊奈門へ飛び蹴りをした。
「貴様がたぬきだな!!!あの世に送って肉を切り裂き、骨を断ち、肉は魚の餌にしてその魚を釣って焼いて食う!!!!骨は野菜にかけて育ててミンチにした魚と一緒に食ってやる!!!!覚えとけよ!!!この世に生まれ存在し続けた事を後悔させてやるからなこのクソだぬきィィィイイイ!!!!」
殿に冗談を言えるほどの親友の隊員なら……どこかしらまともではなさそうだな…もしやこいつが??いや、一応確認してみよう。違ったら違ったでいいや…
「落ち着いて聞いてね?”うさぎが居る月は十五夜”」
殿の言っていた言葉を発した途端に気味が悪いほどにシンと黙った
「なんですかぁ?もしかしてぇ…あなたがタソガレドキ忍軍組頭の雑渡昆奈門さんですかぁ?? 」
「えっと…そうだよ。君は…」
「あ!申し遅れましたですぅ。ボクは黒兎隊が花形の緑兎!記念すべき殿さん親友の隊、第1人目ですね!あと1人だから頑張ってくださいですぅ!」
「あ、うん。アリガトね 」