コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
僕は姉御と公園で小学生に混じり水風船で合戦をさせられていた。
「お前らなんで私ばかり集中して狙う」姉御
姉御がびしょ濡れになり、小学生に文句をいっていた。姉御の白いTシャツが水に濡れて下着が丸見えだからですよ。
小学生だってナイスバディのお姉さんの下着に興味湧くんです。
「またまたお前らか。。。」姉御
事後物件に住み動画配信しているあの二人組が何やら慌てた様子で走ってきた。
「ちょっとお力を貸してください」2号
姉御は濡れたTシャツを脱ぎベンチで干し始めた。下着姿で恥ずかしくないのか。
「姉御これ着といてください」ネギ
僕は自分の無傷なTシャツを姉御に手渡した。
「なんだ聞くだけは聞いてやる」姉御
1号さんの話によると事故物件動画のリフレッシュのために山奥の築200年くらいの古民家を借りたようだ。
自分たちが撮影を始める前に肝試しイベントという形でモニタリングの人を集めそこに宿泊してもらうことになり、事件は起きた。
宿泊中にはちょっとしたラップ音とか気配くらいなのだが、心霊写真は100%に近い確率で撮影できる。事件はそんな古民家を去った後に起きた。
2ヶ月のイベント期間で宿泊したのは20組その中の3名が亡くなったそうだ。2名は自殺、1名は事故死と宿泊して1週間以内ということもあり、その古民家が原因と疑われても間違いがない。
「それと私たちがなんの関係がある」姉御
1号さんがバックから姉御が好きそうなフィギアを取り出した。
「。。。くれるのか?」姉御
「その為にここに来ました」1号
姉御はフィギアを手に取り不敵な笑みをこぼしている。まさかまた、この2人のトラブルを請け負うのではないか、僕は不安になる。
「僕らがそこで撮影できるかどうか、姉さんに確認してほしいっす」2号
フィギアを手にしている姉御が断るわけがない。そして明日古民家の視察に行くことが決まってしまった。
ー翌日ー
1号と2号が姉と僕を迎えにきた、時刻は20時現地到着は22時予定だ。
今日もイベントは実地されていて男女4人のモニタリングの人が先行して現地に行っているようだ。
「大学生のカップルが2組先行していってます、学生達には僕らが行くことを伝えてありますので問題ないのでお願いします」1号
「そういえば古民家に曰くとかないんです?」ネギ
最終的には40年前くらいに、そこに住む老人が孤独死したという情報しかないようだ。