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コメント
3件
素晴らしすぎます
初投稿です!
とある雑誌でNAOちゃんが「1週間くらい一緒に寝てます」と言っていたので、書いてみました!
温かい目で見ていただけると嬉しいです🙏
※コハル視点/キャラ崩壊/微エロ要素あり
『お疲れ様でしたー!!』
やっと収録が終わり現在時刻深夜1時。
街の明かりだけがやけに明るい。
「じゃあ 今日泊まる場所に移動しましょうかー」
スタッフの一言で、
現場の空気が 一気に緩む。
◯タクシー移動中
「マッサージあるらしいよ」
「勝ちじゃんそれ」 「ご飯なんだろ?」
なんて話しつつ、
部屋割りはジャンケンで決まった。
ーー結果。
NAOKOと同部屋。
(…最近、ちょっと一緒多くない??)
そんな予感を飲み込みながら、
私たちは旅館に到着した。
「着きましたよー。 荷物を置いたら食事にしましょう。エントランス集合で」
『はーい』
それぞれの部屋に向かう途中に
NAOKOがニカッと笑って肩を組んできた。
「コハルー、今日は朝まで語り合おうぜェ〜」
「いやいや、ねかせてくれよおw」
軽口を叩きつつも、収録のことを話したかったので、彼女と同部屋なことに安堵している自分がいた。
みんなで美味しい和食を食べたあと、
NAOKOはスタッフさんと打ち合わせ。
私はひと足先に部屋に戻り、
備え付けの露天風呂に浸かることにした。
夜風に当たりながらぼんやりしていると、
今日の疲れが少しずつ抜けていくようだ。
風呂から上がり、スキンケアとドライヤーを終えた頃。
すっと、襖が開く音がして、
NAOKOが帰ってきた。
「おかえり〜!お風呂、露天風呂だから入っておいでー」
と言うとNAOKOは、
「それめっちゃ最高やん!」
と言うや否や、急いでお風呂の支度をして、
駆け足で露天風呂へ向かっていった。
その間に私は、日記や歯磨きといった
寝る前のルーティンを済ませる。
……そこで、気づいてしまった。
「……あ」
部屋の中央に鎮座する、大きなダブルベッド。
一人用の布団が二つ並んでいると思っていたのに。
(……まあ、他のメンバーとも雑魚寝したことあるし。別に、問題ない……よね?)
自分に言い聞かせるように、
手に取った本へ視線を落とした。
◯数十分後
「いやー癒されたぁ……」
扉が開いて 湯気と一緒に帰ってきたNAOKOは、バスローブ姿のままベットに倒れ込む。
濡れた髪。
少し赤い頬。
はだけた襟元から覗く鎖骨のライン があまりに無防備で、思わず目が釘付けになる。
…相変わらず、スタイルいいな。
なんて、ぼんやり見ていたら
「なに?ナオの体になんかついてる?」
「な、なんでもない!! ほら早くおしゃべりしよ!」
慌てて視線を逸らして、
少し強引に話題を変える。
(…見とれてたなんて、言えるわけがない。)
気づけば、時間を忘れて話し込んでいた。
仕事のこととか、どうでもいいこととか。
笑って、ちょっと真面目になって。
「やっぱコハルと話すと、 頭スッキリする…」
その言葉に、胸の奥が少しだけ温かくなる。
ふとNAOKOの方を見ると、
さっきまでの勢いはどこへやら。
目がトロンとしていて、いかにも眠そうだった。
「そろそろ寝る?明日もお仕事あるし」
「そうやね。ナオ歯磨きと髪乾かしてくるから、先お布団入っててー」
洗面所に消えていく背中を見送りながら、
私は意を決してダブルベッドに潜り込んだ。
少しして戻ってきたNAOKOは、
当たり前のように隣へ入ってくると、
もぞもぞとベストポジション探し始める。
「今日はここ!」
そう言って落ち着いた場所は
……近い。
思ってたよりずっと近かった。
気づけば私の脇あたりに、 丸く収まっている。
ふわっと香る匂い。
同じシャンプーなはずなのに、
どうしてか”NAOKO”の匂いになっていた…
いい匂い…。
「ふふっ、コハルの匂い落ち着く…」
そう言って、すぐに目を閉じる。
「おやすみ……」
(うっそ…本当にそこで寝るの!?)
なんて声は届くはずもなくNAOKOはすっかり眠りについてしまった。
私も寝よう。そう思って目を閉じた。
ーーはずなのに
(……全然、眠れない。)
心臓の音がやけにうるさい。
落ち着こうとすればするほど、
逆に意識してしまう。
NAOKOのことを考えると、なおさら。
目を閉じているだけなのに、
距離を強く感じる。
触れたらどうなるんだろう、なんてーー
小さく息を吐き、
暗闇の中でそっと手を伸ばした。
指先で、彼女の柔らかな頬に触れる。
気づく気配はない。
そのまま、吸い寄せられるように髪に触れた。
「…んふふ…」
小さくくすぐったそうに笑う。
暖かくて、柔らかくてーー
(か…かわい…)
そのとき、NAOKOが寝返りを打った。
……!?バレたか?
反射的に息を止める。
おそるおそる顔を覗き込む。
ーー眠っている。
気持ちよさそうに、何も知らない顔で。
ほっとしたはずなのに、目が離せなかった。
改めてみるNAOKOの顔は、
どこかエキゾチックで。
長い睫毛が落とす影が、妙に色気があった。
気づけば視線がゆっくりと落ちていき、
唇に目が止まる。
みずみずしくて、やわらかそうで——
いつの間にか、
指先が触れていた。
寝息がかすかに当たる。
ここで引けば、 きっと…
今まで通りでいられる。
——わかってるのに…
止められなかった。
「……コハル?」
びくっと肩が揺れる。
「寝れないの〜……? しょうがないないなぁ、
おいでー……」
寝ぼけ眼のまま、ぐいっと腕を引かれる。
っ……!?
「んふふ……ちっちゃい頃ね、弟が眠れないときは、こうやって——」
抵抗する間もなく、
私は彼女の肩口に顔を埋められた。
鼻先が、鎖骨あたりに触れる。
「安心できるように、ぎゅってしてあげてたの……」
…近い。
近すぎる。
しっとりと吸い付くような肌の熱と
そこから立ち上る、甘い匂い。
自分の吐息が彼女の肌をかすめるたび、
逃げ場のない熱が体に溜まっていく。
「……ナオ、ちょ……くるしい……」
微かな声で訴えても、
彼女は 「んー……いいこ……」と呟くだけ。
耐えきれずに、すがるように、
ゆっくりと顔を上げる。
すると、視界のすぐそこに、無防備な唇。
さっきまで指先でなぞっていたあの瑞々しい唇。
「…なお、こ……」
かすれた声で名前を呼んでみるけれど、
返事はない。
ただ、規則正しい寝息が聞こえてくるだけ。
気づいた時にはもう――
体が勝手に動いていた。
布団の中でなぞるようにNAOKOの腰に手を回す。
バスローブの滑らかな生地が指先に触れ、
その先にある確かな体温が手のひらに伝わってきた。
ゆっくりと、
壊れ物を扱うように顔を近づけていく。
あと数センチ。
心臓が飛び出しそうなほど跳ねて、
視界が暑さで滲む。
……ごめん、なおこ。
「……んっ……」
そして、重なった。
(続きも書く予定です。よかったら応援してくれると嬉しいです✨)