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#YJ
しらす
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#佐野勇斗
もりりん
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𝕔𝕠𝕔𝕠
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移動中の車の中にて。
💛「勇斗、最近嬉しいことでもあった?」
🩷「ぶほっ!?」
急に気になったから、聞いてみる。
最近言動やら行動やらおかしいとは思っていたけど、
特に聞く機会がなくて聞くに聞けなかった。
今なら太智もいるしいいかなって思って。
そしたらこの反応。
なにか、あったのかな。
💙「たしかに笑顔増えたよなー!嬉しいことやけど…理由、気になるわ!」
着眼点は違うけど太智もこう言っている。
たしかに、笑顔増えたかもな。
俺が思ったのは動揺することが増えたなって…。
ま、いいや。
💛「でしょ?」
聞けるなら、なんでも。
🩷「いやいや、なんも無いって笑」
笑ってそう答えているけど、
いつもより、ぎこちない気がする。
目線キョロキョロしまくってるし。
なんだこいつ。
メンバーにも言えないこと?
熱愛…いやいや、そんなことはないだろう。
ましてや勇斗に限って。
アイドル意識が高い彼のことだ。
きっと、仕事には関係のないこと…だと信じたい。
💙「嘘つかんでええのに!顔、可笑しなってるで?笑」
でも太智にも気付かれるくらい動揺している。
じゃあ、なに?
俺に言えないこと。
俺達に言えないこと。
恋愛沙汰…本当に?
そうだとしたら事務的にも、私的にも、嫌だ。
むずむずする。
💛「そんなに言いたくないわけ?」
早く知りたくて挑発してみる。
🩷「うっ…。」
顔を歪めて呻く。
悩んでるのかな。
そんなに言うのを悩むこと、?
なんだろう。
言いたくて、言えない…。
そういうことなのかな、、?
キモいとか思われるから?
最悪の場合…脱退とかになる可能性があること?
なんなの、本当に…読めない。
すると太智が口を開いた。
💙「あ!言えないことってさぁ…禁断の恋、とかぁ…」
🩷「ぐふっ…!?」
最悪。
なんか殴られたみたいな声出してるし。
💛「え、まじ?」
信じたくなくて、最後の確認。
嘘って言って…ねぇ…。
💙「えー!誰なん!?」
太智は乗り気だし。
俺の気持ち知ってるくせに。
もう…さぁ…。
すっごい困った顔するじゃん。
なんでそんな困った顔してるの?
いないよね、?
めっちゃ溜めるし。
言うなら言ってよ。
言ってくれたら諦められるかもだから。
🩷「…柔…。」
💙💛「柔!?」
太智と声が重なる。
柔、?
柔太朗のこと、?
いないよ、じゃないんだ。
💙「ほんまに!?」
🩷「本当だよ…。」
トドメの台詞。
あぁ、終わったのかな。
身体が固まる。
なにも、見えない。
顔から力が抜けているんだろうな。
そう思う。
💙「お、応援してるで!」
太智の声が聞こえる。
太智だって、動揺しているのかな。
そりゃそうだよな。
メンバーが、メンバーを好きだなんて。
しかも三角関係だなんて。
勇斗はそんな俺の気持ちにも気付かず、
安堵した表情を浮かべている。
安心しないでよ。
勇斗のこと、狙ってるんだよ?
知らないだろうけどさぁ、酷いよ。
💛「……。」
悲しくて、悔しくて、両手で顔を覆う。
無駄だったんだ、今まで。
勇斗のためにしてきたこと、全部。
もう、なにもしたくない。
考えたくない。
なのにこれから仕事だなんて。
不運がすぎる。
🩷「ごめん…やっぱ、駄目だよな。」
なんで謝るんだよ。
謝るなよ。
好きなんだろ、?
感情的になったらだめだとわかっているけれど、
気持ち的には、そうなる。
まぁ、表面に出さなければいい話だ。
💛「いや…禁止されてないし、別に私情に口挟むつもりなんてないけど…。」
でも、やっぱり、キツい。
救いを求めるように太智の方を向く。
でも困った様に勇斗のことを見ているだけで、
俺には見向きもしていなかった。
複雑なのはわかるけどさ、、。
しばらく黙っていてもこっちを見ている彼。
困るよ、俺。
そんなさ、目で見つめられて、
どうやって反応すればいいの?
でも反応するまで見つめてくるんだろう。
勇斗のことだから。
諦めて向き直る。
💛「…ま、頑張れよ。」
精一杯振り絞った言葉。
これしか、言えなかった。
🩷「うん…。」
もっと気が利いた言葉があったんだろうと思うけど。
落ち込んだ気持ちのまま、現場に向かった。
❤️「勇ちゃん!太ちゃん!仁ちゃん!」
💙「舜ちゃーん!!柔ちゃんも!!」
現場の楽屋に着いて、舜太と柔太朗と合流する。
舜太も、柔太朗も、いつも通りって感じ。
少し心が救われた気がしたけど、
期待は一瞬でくだけ散った。
勇斗が柔太朗を見つめている。
🤍「…なに?勇ちゃん。」
それに気付いた柔太朗が声をかけていて…。
🩷「え?」
🤍「こっち見つめてたけど。」
…ふたりが会話しているのを聞いている、
見ていることすら心苦しい。
柔太朗が羨ましいな、と思う。
赤面とか喋ってる時、見たことないよ?
柔太朗には見せるんだ。
そんな、初々しい顔。
俺には、見せないくせに。
俺にはしないこと、柔太朗にはするんだ?
こんなこと思って、自分でも正直重いと思う。
でも止められないんだよ。
なんで、あの時優しくしたの…。
俺の気持ちなんて知らずに、
幸せそうに笑い合っていて、
嫌だよ、やめてよ。
心の中で嘆いても届くことはない。
わかってる、自分が1番。
諦めたらいいんだってことくらい。
時間はかかるかも知れないけれど、
友達って、思えるように。
努力…しよう。
そう切り替えて、声をかける。
💛「イチャつくのはいいけど収録終わってからにしろー。」
いつものように、意識しないで。
🤍「あ、たしかに…ごめんね。」
柔太朗は悪くない。
🩷「仁人、ごめん。」
勇斗も悪くない。
悪いのは、そう感じている俺。
八つ当たりだから。
💛「わかってるならいいんだよ。」
ごめん、冷たくして。
気持ちの整理がつくまで、待ってて。
リーダーなのに、俺…。
情けないなぁ。
❤️「3人とも!俺ら先行ってるな!」
💙「おいてってまうで!!」
楽しそうに、走っている。
💛「走んなよー!!」
いつものように注意するけど、
俺もあんな風に正直でいたら良かったのかな。
いや、もう終わったんだから。
考えを振り払う。
🩷「おーい、待てって!!」
勇斗も楽しそうにしているし、
俺が我慢すればいいだけ。
🩷「柔太朗も…行こうぜ!」
そんな台詞だって、関係ない。
そう思わないと、持たないから。
前向きに、ポジティブに。
🤍「あ、うん…仁ちゃんも、行こ!」
ゆっくり歩こうとしたその時、
柔太朗は俺の腕を握り、走り出した。
💛「え!?」
驚いた声が出る。
少し疑問に思ったけれど、
気遣いができる柔太朗のことだ。
きっと…心配してくれた…んだと思う。
コメント
5件
本当に何回も言うけど成長しすぎでは....??? こわいよ....、、逆に
ああ…第2話、読み終わりました。車の中での告白シーン、息が止まるかと思った。仁人の「終わったのかな」って心の声、すごく刺さったよ…。自分が想ってる人に、他の人の名前を告げられる瞬間の絶望感、丁寧に描かれてて胸が苦しくなった。最後に柔太朗が仁人の腕を握って走り出すところ、優しいけど切なかったな。soraさんの心情描写、本当に繊細で好きです。続き、気になります。