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えっと、。何でこの人ついてくるんだろう、。回復魔法のお礼は、。あ、報酬か。そうかそれで、。スクロール1個分買うって事になっているんだそういえば。
思い出しながら歩いてると、
「私の報酬とか忘れてないよね??」
ウッ!!…ごめんなさい忘れてました、。
「あ、自己紹介してなかったよね?私はアンジェ。あなたの事は知ってるから大丈夫だよー?荷物持ちのノストちゃん?」
私ってギルドじゃ別の意味で知られているのかな、。嫌だなぁ。そういうの
「スクロール買ったら解散でも良い?私は1人で…」
「そんな〜。せっかく同業者に会えたんだから語ろうよ〜?とりあえず酒場とか入ってさ?あ、酒は私飲まないけど雰囲気を味わいたい方だし酒場のお代は私出すからさァ〜!」
もう飲んでるのかなこの人、。なんでそんなに私と話したいのかよく分からないけど…ふらふらとどこか適当な場所を探してるといつもお世話になってた。「白銀の剣」のパーティーといた時の酒場を見つけた。
「ソーテイラーの酒場」に私が入ろうとすると、
「ココって高ランクの人しか入れないんじゃない?大丈夫?」
「そうだったんだ、。入ってダメだったら別の場所探そうかな。」
急にアンジェさんがオドオドし始めたけどとりあえず酒場に入る事にした。
「いらっしゃいませ!…ってノストか。あー、。どうしたもんかな。」
酒場の案内人が明るい顔で困り始めた。
「ダメなら追い出してくれていいよ?」
ホントはダメなんだしとりあえず言ってみる。
「ノストちゃん、ココはまだ早いよ?別の所に行こ?」
アンジェさんはどうやらこの酒場は雰囲気が気に入らない見たいだ。雰囲気めっちゃ味わいたいって言ってたし今回はやめとこうかな。
「ごめんなさい。今回はやめときますね。」
そう言って私は案内人に言って立ち去ろうとした。すると。
「今回はサービスだ。入りな。」
「「え?」」
案内人に案内されて奥の部屋に入る事になった個室は白銀のパーティーの時、良く使わせて貰っていた個室だった。ここに本当ならいたはずの4人がいない。個室が嫌に広く感じる、。
アンジェさんは雰囲気とか悪くしてないと良いんだけど。
「す…す…」
「アンジェさん?」
どうしたんだろ、。私は入った事あるから慣れてるけど…とりあえず何か注文でも頼もうとした次の瞬間
「スゴーイ!!私入った事無かったから今すっごーく感動してる!夢じゃないよね?!しかも個室だよー?!ノストちゃんってばどうしたら入れるようになったの?!」
「うわぁ!」
アンジェさんの大声にびっくりしてしまった。
「あ、ごめん。こういう所は入る機会無かったからついつい、。とりあえず何か注文しよっか。何にする?」
「アンジェさんと同じでいいよ。」
「その、出来ればなんだけどさ、私の事は「アンジェ」って呼んで欲しいなぁって。」
歳は多分アンジェさんの方が上だと思ってたけど、。
「じゃあ私の事も「ノスト」って呼んで欲しいかな。」
そう言うとアンジェはニッコリしながら注文を取り始めた。
食が進まないまましばらくしてからアンジェは言ってきた。
「ノストはさぁ?どうして高ランク御用達の「ソーテイラーの酒場」に入れたの?コレとっても気になるんだけど、。あ!言いたくないなら言わなくても別にいいよ?ただ気になっちゃってさ、。」
私の過去話の始まりである