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『やっと人里だー!! 』
『長かったぁ~』
かれこれ丸3日くらいは歩きっぱなしだったであろう。
スライムは洞窟の外へ出る。
『ふぅッ~シャバの空気はうめーぜ!』
『せっかくだし人の姿になっとくかぁ!』
スライムの体はたちまち代わり、水色の髪をした、可愛らしい少女の姿になった。
『おぉ!結構かわいい!』
『けど….少し疲れたな….』
『ちょっと寝るかぁ』
そう思ったスライムは、目をつぶり横になる。
『スピースピー』
疲れていたのも相まって、スライムはすぐに寝てしまった。
『んっ…..ここ、は…..』
「あ!やっと起きた!!」
『(……えっ?!人間???てかなんでこんなとこに?!?!) 』
「あなた、洞窟の前で寝てたのよ」
「あんなとこで寝たら最近有名なスライムに食べられちゃうわよ!」
『そっ、そっか~(なるほど、状況が読めてきた。人間の姿になって洞窟の前で寝てたからこの子が心配になってここまで運んできた。って言うか訳か……..え、普通にヤバくね) 』
『(独り占めがいるってこは人里とてことよね。人里ってことは冒険者がたくさんいるじゃん。つまり、、、終わった☆) 』
『運んでくれて…..ありがとね…』
「どういたしましてだね!」
『それで、君の名前は何て言うの?』
「私?私の名前は『水宮枢』だよ!」
『(人に正体がばれたら確実に殺される…..。なら、今私がすべきことは)』
『そっか!枢ちゃん!死んで!!』
「へっ….?いまなんt」
グシャ
そんな鈍い音が部屋中に響いた
『(今私がすべきことは、私の存在をみたこの子を消すこと….)』
『……枢ちゃんの肉!いただきます! 』
そう言いスライムは少女の肉を喰い破り飲み込む。
血の臭いが部屋に充満してきた頃にスライムは思い付く。
『人里に行くなら名前が必要かな….?』
『この子の名前使えばいっか!』
こうしてスライムは「水宮枢」と言う名前を得たのであった
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スライムが名前をゲットしたぜ
次の投稿は8月4日くらいを予定しています