テラーノベル
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ピピピピピ
「ん〜…」
目を擦りながら目を覚ます。
アラームを止め、カーテンを開ける。
その隙間から漏れてくる眩しい光。
「眩しっ…」
「あ、今日、」
今日は、5月24日。
そう、莉犬の誕生日だ。
「お祝い、 してくれるのかな」
「なんてね、」
わずかな期待をもちながら、
下へと降りた。
「おはよう、 」
と、莉犬が声をかける。
5人は、何も聞こえないかのように無視した。
「なーくん、!今日、朝ごはんオレが作るよ…!」
「あっそ。」
それが、ななもり。の答えだった。
寂しくて辛い気持ちを紛らわすため、
6人分の料理を作った。
「あれ、今日莉犬の誕生日やんな?」
と、ジェル。
「!」
覚えてくれていたのか、と、莉犬は少し嬉しくなった。
「あ、そういえばそうだね。 めっちゃ忘れてた笑」
と、さとみが続く。
「まぁどうでもいいけどね」
と、ころん。
莉犬は、「あはは 、笑」と苦笑いした。
それを知っていながら、「ちょっと、酷くないですか〜?
まぁ、僕も興味ないですけど笑」
と、るぅと。
「ちょっと、それじゃかわらないじゃん笑」
と、ななもりが面白そうに言う。
それを聞いたさとみが、「てか、アイツの誕生日に興味あるやつなんていねぇだろ笑笑」と。
久しぶりに学校に行ってみた。
気分はすごく悪かったけど、
誕生日くらい、学校に行ってみたかった。
投稿している時にクラスメイトに会うのは嫌だったから、午後から登校した。
ガラガラ
ゆっくり学校のドアを開け、教室の中を覗いてみる。
「!」
そこは、すごく懐かしかった。
ここが、前まで毎日のように通っていた所だったんだ、
クラスメイトは、莉犬の姿に気づくと
そそくさと莉犬に詰め寄った。
「え、お前来たの!」
「あ、うん、」
「まじか!荵?@縺カり!」
「え…?」
「どした?」
「いや、」
「荵?@縺カ繧」
「お前ってさ、やっぱり」
「え、?」
おかしい、おかしい
暴言、じゃない、これ…
わかる、なんか、わかる
いつもの、いつもの笑顔じゃなかった。
嬉しくて、楽しくて、なんか、
おれを歓迎しているような、
笑顔。
「どういう、こと、?」
「やっぱり うざ い ねー笑笑」
違う、
違うって…
信じたい、
「ねぇ、?」
「なんで 」
「おれの悪口ばっかり言うの?」
コメント
4件
初コメ失礼します! めっっっっちゃ最高です! 続き待ってます、頑張ってください!
すき