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~天界~

悪魔「翡翠ちゃん…」

天使「仕方ないよ」

天使「こうするしかなかったんだ………」

神 「案外翡翠ちゃんも幸せそうやで…?」

悪魔「そう…だな……」

俺達が翡翠ちゃんを助けるために取った選択…

それは………記憶を無くす事だった

天使「あのまま記憶を残していたら…」

天使「翡翠ちゃんのトラウマにもなりかねないしね…」


翡翠「ん………???」

翡翠「ここ、は………」

天界…?

悪魔「翡翠!!」

翡翠 ビクッ

翡翠「あ、悪魔さん!」

悪魔「何でッ…!」

悪魔「何で戻ってきてたッ!!」

神 「やめな、悪魔」

神 「まずは状況整理や」

悪魔「ッ………」

天使「分かっていると思うけど」

天使「翡翠ちゃんはもう転生できない」

翡翠「………はい」

天使「天国への扉は閉ざされている…」

天使「だから………」

天使「このままだと…“地獄送り”になる…」

翡翠「地獄………」

翡翠「分かりまし………」

神 「そんなかと無いやろ」

翡翠「え……」

神 「助かる方法……」

神 「あるにはあるやろ?」

悪魔「なッ!あれは危険だろ!!」

神 「地獄送りの方が危険ちゃう?」

翡翠「………お願いします」

翡翠「危険でもいいです」

翡翠「教えてください」 

天使「………翡翠ちゃん」

悪魔「………はぁ」

神 「助かる方法……」

神 「それは……」

記憶の削除

翡翠「え…」

神 「つまり…」

神 「天界での出来事を全部忘れるっちゅう訳や」

天使「ただ…」

天使「一部の記憶だけ消すってすご~く難しいんだよね…」

天使「だからたまに記憶のほとんどが無くなるって事もあるんだ……」

悪魔「ッ………」 

悪魔「だから言っただろ……」

悪魔「その方法は危険だって……」

翡翠「分かりました」

悪魔「は………?」

翡翠「気づいてますよ」

翡翠「私がこのまま天界に居たら」

翡翠「また皆様が何かされるんでしょ?」

神 「……」

神 「翡翠ちゃんは鋭いなぁ……」

天使「まぁ…そうだね……」

翡翠「なら…」

翡翠「記憶なんて怖くないです」

翡翠「記憶なんて無くても皆様に会った事は変わらない…」

翡翠「それに…」

翡翠「きっと思い出せるから!!」

悪魔「翡翠…」

天使「分かった」 

天使「じゃあさっさく始めようか…」

翡翠「はい……」


天使さん…悪魔さん…神さん…

私は貴方達に会えてとても楽しかったです

記憶なんて無くても…

きっとまた会えるよね…!


翡翠 ボー

…………ちゃん

……ぇ…ちゃん

お姉ちゃん!!

翡翠 ハッ

琥珀「も~!」

琥珀「またボーッとして!」

翡翠「あぁ……ごめん(笑)」

琥珀「悩み事?」

琥珀「相談なら乗るよ?」

翡翠「ん~…」

翡翠「相談では…無いかなぁ…(笑)」

琥珀「ふーん…」

琥珀「分かった!!」

琥珀「恋だ!!」

翡翠「はッはぁ!?」

翡翠「な、何言ってんの!!」

琥珀「お姉ちゃん顔真っ赤~」

翡翠「琥珀が変な事言うからでしょ!!」

翡翠「…うーん」

翡翠「でも…ある意味恋…なのかなぁ…」


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1,112

コメント

10

ユーザー

恋、だと!!エ◯い!!✨(←ド変態です。)今回も最高やった!続き待ってる!✨

ユーザー

恋だと!?神さんか…?悪魔さんか…?もしくは天使さん!?

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