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・学パロ
・付き合ってます
・地雷は自衛!
🦈視点
🐼
「彼氏の欲しいものくらいわからない!?」
🦈
「検討もつかねぇ、、、」
今日は12月15日。いよいよクリスマス10日前。
この時期になるといよいよイルミネーションが本格的になり、ツリーが飾られ、街がクリスマス一色に染まっている。
俺はクリスマスは彼氏のきんときと過ごす。まだどこに行くとか決まってないけど。
俺だって普通に高校生だ。クリスマスに恋人と過ごすくらい変じゃないだろう。同性だけど。
今はその時に渡すプレゼントをなかむと考えているのだ。
🐼
「一応言っておくけど恋人のプレゼントはマフラーが人気なんだってよ」
🦈
「いや、、もうきんときとお揃いのマフラーもってるし、、」
🐼
「なんだお前!このリア充が!!」
きんときが欲しいものってなんだろ、、
服もおしゃれなのたくさんありそうだし、アクセサリーとか何が似合うとかわかんないし、そもそも好きかわかんないし、手作りお菓子とか重いし。
🦈
「なにだったら喜ぶんだ、、」
🐼
「いやきんときならなんでも喜んでくれるだろ」
そうなんだけどなあ、、、
🐼
「去年のクリスマスはどうだったの?」
🦈
「去年はまだ付き合ってなかったけど一緒にイルミネーション行った、、、あ。」
🐼
「お!?なんか思い出した!?」
🦈
「いや、思い出したっていうか、去年きんときイルミネーションめっちゃ楽しそうにしてたわ」
🐼
「イルミネーションかあ、、でも去年と同じじゃつまんないか?」
🦈
「つまんなくはない」
きんときと一緒なら正直どこでも楽しい。絶対。
🐼
「あ!シャケ!これ見て!」
その時なかむが煌々としたスマホの画面を俺に押し出してきた。
その画面には “デジタルアートミュージアム ” と書かれていた。
🦈
「、、、なにこれ?」
🐼
「プロジェクションマッピング?とかで壁にいっぱい綺麗なの映したりするやつ!今クリスマスバージョンになってるらしいしイルミ好きならいいんじゃない?」
なるほど、、、
さすがなかむだわ、、
🦈
「じゃあこのチケットにしよっかな」
🐼
「よし!!決まり!!」
🦈
「まじ助かったほんとにありがとな、、」
🐼
「来年はちゃんときんときの欲しい物把握しといてね。ほんとに。」
🦈
「wwwww」
早速俺は12/25の15:00〜のチケットを買った。この時間にしておけばミュージアムを出た頃にイルミネーションも見れるだろう。
今からきんときの喜ぶ顔が楽しみで仕方がない。
🎤視点
ピロンッ
この時間に連絡してくるのはまあシャケくらいよな。
うん。やっぱシャケ。
🦈
『クリスマスここ行こ』
というメッセージと共に送られてきたのは”デジタルアートミュージアム”のホームページのリンク。
、、、まじ???
🎤
「うわここ行きたかったとこだわ、、」
👓
「どした」
🎤
「シャケがクリスマスここ行こって」
👓
「お〜、センスいいな」
🎤
「だろ」
しかも『クリスマスプレゼントとして俺がチケット代払う』と。
なにこいつ!?!?
🎤
「なにこのイケメン彼女!?俺よりイケメンなんだけど!?」
👓
「はいはい。で、きんときはどーすんの?」
🎤
「え〜、、う〜ん、、」
実は俺も今シャケへのクリスマスプレゼントを考えているところ。
何が渡すかは決まってる。
決まってるんだけど。
👓
「彼氏なんだからどれが似合うのかくらいわかるだろ!」
🎤
「いやシャケなんでも似合うんだって!!それより俺が似合わないしシャケが好きかもわかんない!」
👓
「なんでもいいだろ!どうせなんでも喜んでくれるだろ!」
🎤
「いやそうなんだけど、、あ。」
そのとき、ふと、一つの商品が目についた。
🎤
「、、、これにする。」
👓
「お〜。ビビッときた?」
🎤
「うん、なんかきたわw」
ニヤニヤしながらレジへ向かい学生にしては少し高価な商品を出す。
シャケのためならこれくらいの出費は痛くも痒くもない。多分。
👓
「お、買えた?」
🎤
「うん、ありがと」
👓
「にしてもお前もよくやるよなあ〜」
🎤
「ん?」
👓
「こんなに思ってくれるなんてシャークんも幸せだろ」
🎤
「、、、ふーん?」
“シャークんも幸せ ”、、、か。
👓
「何ニヤニヤしてんだよ、、」
🎤
「別に。」
シャークんの喜ぶ顔が早く見たい。
クリスマスが楽しみで仕方がない。