(以下は2018年にミュンヒハウゼン出版より発行されたオカルト雑誌『Occulous』に掲載された記事の一部です。基本的には原文をそのまま引用し、注釈などもできる限り原典を損なわず、理解を助けるように配しています)
皆さんは『ロストメディア』という言葉をご存じだろうか、日本版wikipediaからそのまま引用すると、『失われたメディアまたはロストメディア(英語: Lost Media)とは、所在や存在が確認できなかったり、公開されていないメディアのことを指す総称である』、らしい。
代表的なロストメディアとしては作詞者、作曲者、歌唱者、レーベル、録音時期や場所のすべてが不明な3分ほどの楽曲(通称:The most mysterious song on the Internet)、あるいは触手系アダルト漫画の一ページと推測される通称『第四話 狂宴』などが存在する。
しかしながら、実は大衆のオカルト的な興味こそ引かないものの、すでに失われてしまったメディアというものは大変多い。全盛期アメリカのサイレント映画のほとんどはすでに失われており、また、かつて活況を極めた多くのテキストサイトも現在閲覧可能な状態にないことも周知の通りだろう。
もっと言えば、人類が誕生してから今まで書かれた多くの粘土板やパピルス、羊皮紙の書物の多くも、歴史のいずこかで朽ち果て、もはや影形もないのは間違いない。
今回はタイトル通り、失われたテレビ番組にフォーカスし、調査できた限りの情報を好奇心あふれる読者の皆様方に提供したいと思う。
(1)(無関係のため省略)
(2)『艤装勇者レプリカイザー』。2011年の1月から12月にかけて放送されたとされる特撮番組。この情報を掲載している数少ないウェブサイトのうち一つでは、このあらすじを紹介している。曰く『地底より現れた古代の『鬼』たちと、最新技術によって作られた電子恐竜を身にまとう勇者たちが戦う』話、らしい。『百獣戦隊ガオレンジャー』(※注1:敵の設定がほとんど同じであることを意識したか)と『ウルトラマンX』(※注2:サイバー怪獣の設定に類似性を見出したか)を足して二で割ったような印象を受ける作品だが、現在インターネット上にも現実世界にも、関連情報がほとんど残っていない。そもそも特撮というものはコミカライズなどの各種メディアミックス、玩具、出演者の経歴など、一般的なドラマよりもむしろ多くの痕跡を残す傾向にあるが、この作品に限ってはそれらの痕跡は一切確認されていない。また、筆者がテレビ東京系の放送欄を確認した限り、該当期間は以下の図のような放送がなされていた(※注3:図に関しては著作権保護の観点から引用せず)。実態とこの噂は矛盾していることがわかるだろう。
(3)(以下の文章は無関係のため省略)
※『レプリカイザー』に関する情報や証言をお持ちの方は『初めに』にコメントをお寄せください。
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