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4話 お出かけ
「…い、起き…さ……起きてください。」
「わっ!!」
今日一番最初に目に入ったのは尾蜜様だった。
「ねねね、寝込みを襲うとはな、な何事ですか!!!」
「襲うわけないだろ。」
「久米島様まで!?」
「寝ているところすみませんが、これから出かけませんか?」
まさかの誘いだった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(結局断れずに来てしまった……でも推しカプが目の前で話してる…!尊い…)
「星宮、スイーツ好き?」
「!!好きー!!!」
スイーツは世界で一番好きな食べ物だ。何でも食べれるが一番はやっぱりマカロンだと思う。
「///」
「照、照れてるのか。」
「…//……別に…」
「なるほどね…」
2人の声が小さすぎて何を言っているのか全然分からなかった。
「あ、久米島様。」
肩をぽんぽんと軽く叩いた…
「…!!!!!!」
だけなのに久米島様は大きく反応した。
「///な、なんだ!!!」
「さっき敬語使わなかったので謝ろうと思いまして…すみませんでした。」
「は?…誰が敬語にしろって言ったんだ。」
「言ってませんが、私のプライドが許しませんので☆」
「ま、まあいい。」
「悔しいです。」
「?」
「悔しいです。」
尾蜜様が『悔しい』という言葉を連呼している。
「何が悔しいんですか?」
「悔しいです。」
(話にならない……)
久米島様は少し考えてその意味がわかったのか、尾蜜様に笑顔を向けていた。
(なんなんだ?尾蜜様のこと好きなのか?)
「さ、着きましたよ。」
「ここって…!」
3人が来たスイーツ店は超高級でまだ行ったことのないスイーツ店【アンジェロ】だった。
「ちょっと待ってくdっ…」
「予約してた久米島です。」
(予約してる…!に、逃げられない…今日全然お金持ってきてないのに……)
「「俺が払うから心配するな。/僕が払いますよ。」」
「え。」
「俺が払う。」
「照は僕よりお金を持っていないだろう?ここは僕が…」
(2人の顔が近い…もうキスしちゃえよ…でも話の内容が理想と違うんだよなぁ…)
「俺が星宮を満足させたい。」
(なんか言い方凄なっとるがな…)
「いいですよ、私銀行行ってくるんで!」
「「駄目!!」」
「うっ…」
せっかく“奢らせるわけにはいかない”と言う良心を持ってあげてたのに無下にされてしまった。
(もう知らない!こうなったらスイーツ全部食べ尽くしてやる…!)
会計の話は一旦保留になった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「お待たせしました。スイーツビュッフェになります。」
「ありがとうございます!」
頼んでいた物が届き、スマホを出して写真をたくさん撮る。女子は写真を撮ることが食べる次に大事なことなのである。
「よし、いただきます!」
初めて食べる高級スイーツは想像以上に格別だった。
「美味しいか?」
久米島様はそう私に聞いた。
(萌え袖で肘をついてこっちを見ないでくれ…!惚れてしまう…!)
萌え袖フェチな私は目の前にピッタリの人がいたので思わずスイーツを詰まらせてしまうところだった。危ない。
「美味しいですけど…」
「けど?」
「もっ、萌え袖やめてください!!!」
「なんで。」
「フェっ、フェっ……」
「何?」
「萌え袖フェチなんで…!////」
(言わせるなこの野郎!!)
「そんな趣味があったんですね。僕もこれからやります。」
「だ、だからやめてって言ってるじゃないですか…!」
まさか尾蜜様がからかう能力を持っているとは…
「星宮、萌え袖したら惚れてくれんの?」
「惚れます。」
「「「・・・」」」
「笑笑笑」
「わっ、笑わないでください!」
「毎日萌え袖するわ笑」
「あ、また笑った…!って、だからやめてくださいって!!」
「………僕もしたら、惚れてくれるのかな…」