未来へ向かって
私の今までの人生とこれからについて知りたい人だけ読んでください
主人公は今まで出てきた青くんや黄くんでもない私 不等号です
BLでもないですし恋も何も発展しない私の話です
つまらない割に長いですし終わり方も曖昧ではっきりしないものです
暇潰しにでも読んでいただければ嬉しいです
story1 夢
story2 好きな人
story3 未来へ向かって
story 1
私は昔から自由に自分の好きなように生きてきた。
だから人生は全て思い通りで楽しくて周りの人間もみんな自分に合わせてくれて何もかもが輝いて見えた。
私は今まで生きてきて気付いた。周りのみんなよりも容姿が良くて物心つかない時からもずっと私を好きでいてくれる人が多かった
幼稚園の年長に上がる時私は親の仕事の問題で引っ越した
引っ越した先には当たり前に知り合いも一人もいなくてとても心細かった。けれど話しかけてくれる子が多くてすぐに馴染めた
また私は自由に自分の好きなように生きた。
幼稚園の時姉が好きだった絵に憧れて好きなものを好きなだけ描いていた
それはとても落ち着く時間で自分自身を表現出来る不思議で面白いものだと思った
小学校に上がっても絵が好きで描き続けた。
気づけば周りの人とは少し差のある程に上達していた
自分は容姿もいいし才能があって将来有望な大人になると周りからも言われていた
小学校2年生くらいになると父親がガンという病気であったことを知った 病院に頻繁に通うようになった父親とは話す機会が少なくなり寂しいと思った
父が入院するとなった時普段から仕事で家にいなかったものの何となく自分の中で黒くもやもやした嫌な感じがした
父がもし死んでしまったらどうしようと不安でいっぱいだったんだと思う
小学校3年生のクリスマスが近くなってきたある日の深夜
寝ていた私は母に起こされた
「お父さんが死んじゃうかもしれない」
と焦りを見せながら。
寝ぼけていた私はあまり意味を理解できておらず
「いいよ 面倒くさい」
といった。
そのあとは眠気がすごくてあまり記憶には残っていないが気がつくとがたがた揺れる暖かい車の中でイルミネーションで彩られた外を見ていた
病院に着いて父の寝ている病室に入るとピーという機械音が聞こえてきて母の顔を見た時暗く悲しいような絶望しているような表情で俯いていた
少ししたら担当していたお医者さんが申し訳なさそうな顔で入ってきてカルテと時計を交互に見ながら口を開いた
「12月4日2時43分 松宮 英灯(まつみや えいと)さんが亡くなりました。」
しばらくシーンとした静寂が続いた
自分の頭で言われたことを整理していたら視界がぼやけてきた。頬を暖かくしょっぱい涙が伝っていた
最後に話したのはいつだ お父さんにぶつけてしまった苛立ちを謝っただろうか 何故さっき面倒くさいと言ってしまったんだろう 本当に死んでしまったんだろうか と頭にたくさんの文字が浮かんできた
それが涙として溢れてきて悲しみと後悔と自己嫌悪が一気に私を襲いかかってきた
葬式を終え悲しみを制御できるようになって学校に行くようになると友達に「笑璃(しょうり)ちゃん前より静かになったね」と言われることが多くなった
夜に泣くことがほとんどだった
兄妹の多いこの家系を支えるには片親では困難だった為母の実家に引っ越すことになった
また新しい環境。私は昔に比べて自由で生きるということに疲れてしまった
父が亡くなってからもずっと続けて好きだった絵を描き続けた。
私は自分を表現することができるものに興味が湧いた
写真やネット小説に興味を持ち様々な表現のされるアニメや漫画、歌にもハマった
ひとりで生きることが好きになった
中学校に上がっでも1人で過ごすことがとても楽だった
教室の隅で静かに自分の好きなことだけをして密かな自由を楽しむようになった
部活は友達に紹介された吹奏楽部に入部した
楽器は難しいけれど慣れると自分の感情を表現できる機会がまた増え喜んだ
勉強はしなかった。 好きでは無いし全てがさっぱり分からなかった
テストを受けて結果が返ってきた時はとても驚いた
全てが平均点より下で親にも残念に思われた
私は才能があったはずなのにげんなりされてしまったと悲しくなった
また自己嫌悪。
絵も周りに自分が自分より上手いと思う人が何人かいてもしかして私はただの平凡な奴だったのかもしれない。
勉強も趣味もなく友達の少ない私に何ができるのか
今まで沢山の未来を追いかけて楽しかった人生が何となく全て崩れて言ったような気がした
夢がなくなった
story2 好きな人
中学生になると恋愛の話が多くなった
告白ブームとか誰と誰が付き合っただとかあいつが振られただとかあの子誰々が好きなんだって とか
でも自分には好きな人もいないしとにかく好きなことに専念したかった
秋になると生徒会選挙の話を先生達から聞くことが増えた
正直生徒会というのには興味があって憧れもあった
少し前に吹奏楽の先輩が生徒会に所属しているということを知った
その先輩に生徒会についての話をよく聞くようになった
ある日たまたまその先輩と帰るタイミングがありその日も生徒会の話をした
前から薄々感じていた
私は陽太(ようた)先輩を好きになった
多分ちゃんとした初恋だった
私は先輩を好きだと自覚してから追いかけて追いかけて追いかけ続けた
先輩は趣味も合うし好きなアニメや歌い手さんも同じで話すのが楽しかった
勇気を出して連絡先も交換してもらった
先輩に選挙頑張ってと応援されて自分でも驚くほど頑張れた
そして生徒会選挙当日人前で話すことが苦手な私はお腹から声を出してアドバイスしてもらいながら書いた文を全校生徒を前にして読み上げた
翌日朝の読書の時間校内放送された選挙結果 私は生徒会に入ることが出来た
みんなに認められた事実と陽太先輩と会う機会が増えたことに喜んだ
夏。この頃私は配信アプリにハマっていた 色々な人と関わり身バレすることが無い安全で心地いい時間が過ごせるから
配信アプリにハマっていた頃とあるネッ友である那月という3つ上の男の子感の強い女の子に告白された
戸惑ったけれど好きと言われた時私は那月に好意のようなドキドキする感情を抱いた
告白を受け止めた。 実際にも会った
3ヶ月で振った
9月。またネットの人に告白されたまた3つ上の人。でも男の人だった
受け入れた 1ヶ月もしないで振った
10月。またネットの人に告白された。次は21歳の成人男性
受け入れた 1週間で振った
12月。またまたネットの人に告白された3日で振った
最終的にやっぱり陽太先輩が好きだと思った
なんでネットなんかで恋愛をしてしまったんだろう。時間の無駄になってしまったような気がした
中学2年生。
ふと小学生の時にハマっていたネット小説を思い出して開いてみた
通知が100件以上溜まっていて応援のコメントなどが沢山あった
しばらく浮上もしていなかったし申し訳なさがあった
しかしずっと書いていなかったし物語は欠片も思いつかなかった。
スマホを閉じてテストに向けての勉強に励んだ
5月。小学校6年生から趣味もよく合って話しやすいと思っていた友達、叶代(かなよ)に好きな人がいることを知った。小学3年生からずっと片想いしていたそうで私は応援していた
なんだかそのことがとても嬉しくて仲のいい口の硬い友達、日夏(ひなつ)にそれを話した
日夏は叶代の好きな人である千秋(ちあき)と仲が良いこともありなにか叶代にあげれる情報がないかという思いでも日夏に言った
でも思いもしない話を聞いてしまった
私は応援しては行けない恋を応援してしまった
千秋の好きな人は笑璃。
次の日からなんだか気まずかった
誰も悪くない。分かっているけれど叶代に申し訳なくて仕方なかった
千秋が私を好きだと知ってしまった今、私は猛烈にドキドキしてしまっていた 千秋のことを好きだと錯覚するほどに心臓がうるさかった
最低だった。
私は陽太先輩がすきなのに。
わざわざ友達の好きだと言った人にまで好きという感情を抱いてしまった
story3 未来へ向かって
千秋と叶代のことがあってからというもの、私は多くのストレスに襲われた
自分という存在と友達との三角関係というもの、そして勉強にもテストにも家族の関係といい、授業で行われるペアで何かしらするというものも何もかもストレスだった
人と関わるということを避けようとした
内心では優しく、愛想良く接しなければいけないと分かっているのに適当な返事をしてしまう。心の奥底で話しかけないで欲しい。面倒くさい。なんで無愛想に接するのについてくるんだろう。イライラする。うざい。触らないで欲しい。と黒い感情がぐるぐる渦巻いている
それなのに構ってもらえなきゃなんで話しかけてくれないんだろう。私よりあの子と話そうとする。なんでそっちに行ってしまうんだろう。と全く矛盾な考えをしてしまう自分が本気で嫌になった
生きることがしんどい 周りの明るさについていけない
今まで自信のあった容姿も嫌になってもう未来も見えない
こんなんじゃ生きていけない
こんなことを考えてる日常である日友達に
「笑璃ちゃんって教えるの上手だしコミュ力もあるし絵も上手だから美術の先生出来そうだね」と言われた。
なんだかそれを想像すると心が揺らいだ
先生。少し憧れていた職業だが私の成績では無理だと思っていた
友達に相談してみたら「中2だよ?まだ希望あるよ。勉強頑張ろうよ」
と言われて一筋の光が見えた気がした
そこまで自信はないし多分無理だとは思ったけど頑張れる気がした
勉強に専念したいと思いスマホの通知が頻繁にくるアプリを卒業しようと思った
小学校5年生の頃スマホを買ってもらい1番初めに気になったアプリ。
ネット小説だった。沢山応援を貰えて自分の中では黒歴史でしかないけれど誰かをプラスな気持ちにできたことは嬉しい。思い出深くて今まで消すことが出来なかったけれどもう今ここでやめてしまおうと思った
今でも読んでくれてる人がいることは嬉しいけれど書くこともない小学生の時の話を自分の見えるところに残しておくのは恥しい、
私は自分の将来のために自分を新しくしたい。
憧れた自分の行きたい未来へ向かって頑張ります
私がこのアプリをやめてしまえばアカウントと作品が残るかは分かりませんが2024年6月8日をもちまして2021年ほどから始めさせていただいた不等号としての活動を終わりたいと思います
しばらく浮上せずいきなり出てきて急に辞めてしまうのは申し訳ないですが。
昔から見てくださっている方が今いるかは分かりませんが、今まで応援してくださってありがとうございます
出てきた千秋くんと叶代ちゃんとの三角関係はまだ解決しておらずどうなるかは分かりませんし陽太先輩とは距離は少し縮まったものの何も起きていません。
まだストレスもありますし勉強での結果も出せていませんがこれからの私も応援していただけると幸いです。
3年という長い間私の活動に付き合っていただいてありがとうございました
読んでくれた方がもし少し前の私と同じ状況にあって少しでも将来へのエネルギーになれば嬉しいです
読んでくれた方の未来が少しでも明るくなるよう祈っています。
コメント
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めっちゃ感動した…昔からずっと不等号さんの作品ばっか見てきてなんか不等号さんの作品を読むことが日常みたいになってました笑このコメントが不等号さんに届いてないかもしれないけど、不等号さんの夢を応援し続けます!本当に僕の人生において楽しい時間をあたえてくれてありがとうございます!