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大変なことになった。一週間後、俺と前原は同棲を始める。本来これ程よろこばしいことはない。なのに、どうしてこんなにモヤモヤがあるのだろう。そう帰路に着いた。
「ごめん!遅くなった!」「ほんとよ。どこほっつき歩いてたの。」「ごめん」そうだ。忘れていた。このことは親にも話さねば。どうしたものか。
「母さん。」「前原さんのお母さんから聞いたわ。あんた。立派なこと言ったもんね。言ったからにはやり遂げなさいよ。今取り下げたりしたらもう家に入れないから。」まさかもうバレてるとは。「それに、好きなんでしょ。」「もちろんだ。」これだけは嘘も誤魔化しもつかない。「あんた結構男前になったわね。」久しぶりに感じる母の温かみ。あの頃と何も変わってなかった。
一週間後
「それじゃ、行ってきます。」「しっかりするのよ。由美ちゃんなかさせたら許さないから。」「わかった。」
「岩野くん!ごめん!遅れちゃった!」「いいよ」髪がボサボサだ。相当急いできたのだろう。「良かった。ほんとにきてくれた。」「当たり前だろ。
「あ。そうだった。はいこれ。お父さんが岩野くんにって。」これはなんだろう。「開けていいか?」「いいよー」これは…思いっきりコン〇ームだ…
「これ…何?」「お、お菓子じゃない?」「そっかー」手紙もついてる
岩野くんへ「今回は由美と同棲する決断をしてくれてありがとう。本当のところ。許嫁の件は反対だったんだ。それとこれもどうぞ。まだ子供は早いからな。由美のこと頼んだぞ。」未来の義父より
「お父さん、ユニークなんだね…」「うん!優しいよ。」
「それじゃ、これからよろしく」「よろしく!まずは部屋からだねー」
まあ、楽しくなりそうだ