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初挑戦のホラー
ま、僕自身ホラー無理中の無理ですね
ですが挑戦しますw
start
此所に来てから数ヶ月が経った。薄暗い木製の部屋の隅で独り囚人座りをする。綺麗に加工された木材の香りと裏腹に御主人が使い捨てた中途半端に散らばるインクや万年筆、破れた原稿用紙。時には墨の様な香りも漂い、明るく暖かい色を放つ木材には不釣り合いの香りと部屋の汚さが真っ黒な眼に移る。毎度こんな所で独りぼっち。衣食住は揃っているが、華やかさ明るさが無い。あるのは”狂愛”だけだ。アタシが唯一信じられるのはアタシの前に何時も居る折れた万年筆。御主人にも見捨てられて何も生き道が無い折れた万年筆。アタシの様で何時も其の孤独の万年筆に眼に焼き付け続ける。
薄暗い部屋の外からバンっと音がした。毎日聞く音で驚く事なんて無い。だから万年筆から眼を離して前の壁の中心にある猪口齢糖色の扉に視界をを移動させる。金色で染められるドアノブが下に下がって底の知れない意味深な表情で入ってくる御主人。怒っている様子では無い。でもこの人は怒っている。眉間に皺も寄っていない。怒鳴り声を散らしている訳でも無い。でも御主人の拳には血管が膨れている。拳を強く握って雪の様に白い肌には不釣り合い、そんな血管の色が眼に入る。相当怒っているのだろうボロボロで女とは思いもしない服の胸ぐらを掴んでアタシの頬、腹、脚色んな箇所を殴り、蹴り続けられ、アタシの身体にはどんどん煮えた痣が浮かび上がっていく。其から何時間か経つと御主人は微笑んでアタシの首を絞め始める。泡なんて吹かない、吐き気なんてしない。慣れてしまった。こんな愛情表現慣れっこ。無表情のアタシ。女らしくも無い痩せ細った身体に痣だらけ、髪は溶いても絡まるだろう。枝分かれした白い髪、光の失った赤いルビーもアタシのもの。同時に御主人のもの。だからアタシの意志で動く事も許されない。動いても良いのは瞼と眼。横を向いてもいけない。奴隷の様な物だ。御主人に命じられる侭動く。
干渉してはならない、望んではならない、笑顔になってはならない、怒ってはならない、感情を持つな。全て無くして全て預ける。彼の原稿用紙にそう教えられた。だから全て無くして全て預けた。御主人の笑顔も愛情も暴力も全部アタシが飲み込んでドロッてした愛情も全部受け止める。そうしたら御主人は何もならない。何者にも変換しない。
もうあの様にはならない。
アタシの人生は薔薇色。綺麗な家、虐待というものとは程遠い安定した家庭と家族。そして沢山の愛情を注いでくれた恋人。全てに恵まれ全てに愛された。だから彼も垂れた真っ黒なインクの様になった。アタシが恵まれ過ぎた、愛され過ぎた。彼は妬み、アタシを独りにする。御主人にしか愛されず御主人にしか従わない者に。だから真っ黒なインクを違うインクで消した。赤いインクで”消した”。だから部屋に鎮座する机に残された何十枚に束ねられた原稿用紙にも水色の、透明のインクが滲んだ。愛とは罪なのだろう。欲とは我儘なのだろう。そう流れる。愛とは罪。だから無くす。狂愛、純愛多種多様性の愛。何者にも出来る愛は罪、罪だから刑する。汚れたドロっとした真っ赤なインクに汚す。
……………………………あ”~
表現力無さすぎてタヒぬかと思った……
ストーリー飲めた?(笑)
僕変な感じに書いちゃったから飲めない人が多いだろうねw
なんか……ごめんなさい(?)