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アイスバース
wki side.
この世界は、普通の人の他に、アイスとジュースという存在がある。
同性恋愛も当たり前の世界。
アイスは、普通の人より体温が低い。
ジュースは、そのアイスを溶かしてしまう存在。
ジュースはジュースだという自覚がない
まぁ、ある人もいるけど
俺はそのアイス側だった
だから、なるべく人を好きにならないようにするんだ。
でも、もし運命の人を見つけたとしても、その人が一般人かジュースかは、恋に落ちるまで分からない。
なんでおれはアイスなんかに生まれちゃったんだろうか。
俺だって恋愛したいのに
今日、会社をクビになった。
あーもう俺ってほんとこうなんだよ。
はー、こういう時に恋人がいたらなぁ。
でも、アイスだし気軽に恋愛できないんだよね
俺、前世なんか悪いことしたのかな
神様ー教えてよー
「はぁ…」
なんか、体力がない。
大して今日動いた訳でもないのに…ふらふらするなぁ。
家までも遠いし、タクシー待つか
「あのー、すいません」
声かけられた、誰だ?もしかしてナンパ?
いやんなことない。俺疲れすぎ、恋人いないからって調子乗んなよ、自分。
「あ、あの、聞こえてますか」
「あぁ、はい?なんですか?」
「えー、その、お兄さん、かっこいいですね、」
「え、?」
ナンパだ…当たりじゃん、でもこわいな。
ていうか普通にイケメンなんだけど
ナンパなんかしなくてももっといい人見つけれるでしょ
「そ、そうですか、、?ありがとうございます、」
「えっとー、インスタとかやってますか、」
「あ、インスタですか、やってます」
すごいなこの人
まだ挨拶くらいしかしてないのにインスタだと
いやでもイケメンだから許される行為なんだよね
「あ、若井滉斗さんって言うんですね」
「大森元貴さん、素敵なお名前」
「ありがとうございますっ、自分でも気に入ってます」
うわ、笑顔かわいい。やばいタイプ。
や、だめ。好きになるな好きになるな
万が一この人がジュースだったらどうするんだ
そうだ聞けばいいんだ!
まぁ本人も自覚ないだろうけど
「あの、大森さんはジュースですか?」
「あ、うーん…わからないんですよね。もしかして若井さん、アイスですか」
「あ、そうなんですよ…すみません」
「大丈夫ですよ、生まれつきですもん。
若井さんが謝る必要はないです」
「あ、なんかすいません」
「だから、謝らないで笑」
この人すごく感じがいいな
「なんか、いい加減ジュースか一般人かを見分ける機会みたいなの開発してほしいですよね」
「わかります!だから僕まともに人を愛せなくて、」
そうだ、ジュース側も怖いんだ。
大好きな人を溶かしちゃうかもしれないから、
「そうですよね、!俺も人のこと好きになっちゃうの、怖くて」
「まぁ、そうですよね…お互いビクビクしながら恋愛してきたって意味ですね笑」
「大森さん、恋愛経験あるんですか?」
「元カノが2人いますね。その時は2人とも溶けなかったんですけど。」
「そうなんですね…」
じゃあ大森さんはまだ一回も人を溶かしたことがないのか。
じゃあ、大森さんはジュースじゃない…?
いや、確定はできないよな。
まだ警戒しておこう
「若井さんは?お付き合いしてきたことないんですか?」
「1度もないですね」
「へぇ〜、かっこいいのに、意外かもしれないです」
「いやいや笑そんなことないですよ笑」
その後、俺らは色々あって何故か知らないけど一緒にタクシーに乗ってカフェに行くことになった。
「すみません、若井さん疲れてるはずなのに」
「いやいや…まぁ疲れてはいますけど」
「やっぱり笑帰りたくなったら帰りたい!って言ってくださいね?」
「分かりました笑」
タクシーに乗ってから少しだけ会話したけど、
その後はほぼ沈黙で、だいぶ気まづかった。
これが、俺たちの出会い方