テラーノベル
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ナチス「あ、ソ連。あの書類やってくれたか?」
ソ連「ほらよ。やっといたぜ。」
ナチス「ん、サンキュー」
少しの間、沈黙が流れるが、重たい雰囲気はまるでない。ソ連が口を開いた。
ソ連「なぁ、今日飲み行かねー?」
ナチス「私は忙しいのだが。」
ソ連「そう言って、書類と睨めっこしてるだけなんだからさー、たまにはいいじゃん。」
ナチス「はいはい、わかったよ。」
ソ連「やったね。」
仕事も終わり2人は寒空の下を身を寄せ合って歩く。吐息がうっすらと白く染まり、枯れ葉がひらひらと道に落ちる。
まるで、冬の訪れを現しているようだった。
ソ連「あったあった。あの店!」
ナチス「リカー・スナックか。度数高いとこじゃねえよな…」
ソ連「もちろん高い。」
ナチス「ちぇっ、泥酔確定。」
ソ連「まあまあ、リフレッシュしよーぜ!」
ナチス「そうだな、たまには、羽目を外すのも悪くない。」
ネオンライトに照らされた、現代の雰囲気を纏う酒屋に、入って行く。
カランと、鈴の音がして、「いらっしゃいませ」と、明るい声がかかる。
2人は丁度、空いていたカウンター席に腰かけた。
ナチス「何を飲むんだ?」
ソ連「もちろん、ウォッカ。お前は?」
ナチス「ビールしか選択肢はないな。」
ソ連「ふっ、」
ナチス「ははっ、!」
しばらくして、ビールジョッキとウォッカの入ったグラスが届く。
2人「乾杯〜!」
カチンと、グラスがぶつかる涼しげな音がして2人はぐいっと一煽りする。
ソ連「一口だけ交換しようぜー!」
ナチス「いいぞ。」
ソ連「度数が足りねー!でも、風味は結構あるんだな。」
ナチス「くぅ〜ッ!辛ッッ!ん、でもちょっとフルーティーだな。」
ソ連「だろ?ビールも美味かったぜ」
ナチス「ありがとな。」
その後も夜更けまで飲んで、でれんでれんに酔ってしまったらしい。
ナチス「うぅ、飲み過ぎちまっら〜」
ソ連「おまえぇ、滑舌わるくなってうぞぉーw」
ナチス「お前もな〜!w」
ソ連「どーする?ハシゴするかあ?」
ナチス「いーや、もう一杯飲んだら帰ろーぜー。」
ソ連「りょおかーい!」
流石にこれ以上はまずいと思ったのか、2人は会計をし、店を出た。
もうすでに酔いが回っていたのか、ナチスがソ連の方へ倒れ込んでしまう。
ソ連「おっとー、危ない。」
ナチス「あ、ありがとな。」
どうやら、キャッチしてもらったようだ。
ナチス「なんだろうな…こんなこと、
前にもあった気がするんだよ。」
ソ連「……夢でも見たんじゃねーの?」
ナチス「それもそうか。」
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