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<以下、注意書キ>
・ハイキューノナンチャッテ物語シリーズパロデス
・ホンノリクロスオーバー要素ガアリマス
・キャラ崩壊、解釈不一致ガ有ル可能性ガ有リマス
・月影メインデスガホンノリ月島総攻メデス
・今回短メデス
・時系列グチャグチャデス
・少シメタ的要素ガアルノデ苦手ナ方ハゴ注意ヲ
・月島ト阿良々木君ガ知リ合イト云ウ設定デス
・色々捏造シテイマス。
・問題ガアレバ削除シマス。
開始。
コート上ノ王サマ。
「俺ガ居レバオ前ハ最強ダ!」
烏野高校排球部。
「ボールハ俺ガ持ッテ行ク」
背番号十番、影山飛雄。
堕チタ強豪
飛べナイ烏。
セッター、司令塔。
「アノ及川サンガ県内デ最強ノセッターナラ
ソレヲ超エルノ俺ナンデ」
蟹ノ神。
行キ遭ウ
体重、××キロ → -××キロ
=現在、約×キロ
天才。
影
聲
影
聲
影
聲
影
聲
どひおクラブ其ノ壹
001
影山飛雄はバレー部においては一部員、後輩というのが主な立ち位置いる。
自己中の王様、コート上の王様(こんな呼び方してるのは部内でも僕位だ)、天才、
___変人速攻
なんだか最近は妙に丸くはなった印象があるけどまぁ、それでも口の悪さや人相の悪さが改善された訳でもないしかも相当頭が悪い。
自ら壁を作っている、という訳でもないんだろうけど僕は王様がバレー部以外の人間と仲睦まじそうに過ごしている姿を目撃したことはない、1人も。
まぁ、だからといって、どういうこともない。
同じ部員だろうが同輩だろうがチームメイトだろうが僕が王様の交友関係にまで一々口出しする義理なんてない、それでいい。
そう思っていた。
しかし。
そんなある日のことだった。
正確には僕にとっては特段何も無かった春休みもある意味地獄だったゴールデンウィークも明け、部活が本格化してきた頃 の事だった。
いつも通り授業が終わり放課後珍しく山口とではなく僕1人の時、部活開始前に体育館へ向かうため校舎の階段を降っていくと、丁度踊り場のところで、空から何かが降ってきた。
__王様だった。
おっと、これは、何か見たことあるぞと思った人も居るだろう。
まぁ、避けるよりかは正しかったんじゃないか、いや間違いでもあるかもしれない。
ここでもう「ひたぎクラブ」読んでる君達は分かってると思うけど。
王様にはおよそ体重と呼べるものがまるでなかった。羽のように、気味が悪いほど。
軽かった。
002
所変わって部活終わり、
バレー部部室。
「影山?」
山口が僕の問いに首を傾げた。
「珍しいねツッキー、影山のこと気にかけるなんて」
「別に気にかけてなんかないよ」
「え、でも、普段影山のこと進んで口に出さないのに」
「うるさい山口」
「ごめん、ツッキー!」
なんていつも通りのやり取りをする通算何回目なんだろこれ。
山口忠、僕の幼なじみ。
ビビりでいつも僕の周りを「ツッキー!ツッキー!」言いながら着いてくる。…なんかこう説明してると雛みたいだなコイツ。
正直コイツに相談したのも先輩にはこれ聞いてもどうせ珍しいと茶化してくるし日向はどうせ当てにならないしということで言わば消去法だった。
「本当に珍しいね」
「何がだよ」
「ツッキーが他人に関心持つの」
「……まぁね、僕だって人間だし」
コイツは僕のことなんだと思ってるんだ全く。
僕だって人間なんだけど、人に関心ぐらい持つよ。
別に某吸血鬼もどきな先輩みたいになんかそれっぽいこと言って壁とか作ってないから人間強度とか言わないから。
「あーそういえば」
「何?」
「噂話だけどね、影山が病気かもって」
「は?あの王様が?」
「うん。病院に通ってるって噂とかもあるんだよ」
「ふぅん」
噂。
都市伝説。
街談巷説。
道聴塗説。
噂半分。
話半分。
病気ねぇ…
あれは病気というか、怪異というか。
重さがない。
『あの人』んとこ行くしかないかな?
「山口、僕用事思い出したから先帰る」
「え、そうなの?じゃーねツッキー!」
疑うことなく僕を送り出す幼なじみをバックに僕は部室を後にした。
003
部室を出て一歩、踏み出したところで後ろから声をかけられた。
「山口と何話してたんだ」
聞き覚えしかない声に思わず振り向く。
「___はぁ。なんの用王様?」
「王様って呼ぶなボケェ!」
案の定僕の後ろにいたのは王様__こと影山飛雄だった。
残念ながらここでサディスティックツンドラな王様を期待していた人も居るだろうけど王様は文房具なんて持ってなく威嚇するように僕に鋭い目を向けているだけだった。
それから、少し躊躇ってから 王様は一息着いて、こう述べた。
「きづいてんだろ、俺には体重がねぇ」
「中学を卒業して、俺は、蟹に出会った。 1匹の、蟹に」
「全く俺も不覚だった。まさか階段にバナナが落ちてたなんて」
蟹?蟹ってあの甲殻類の?
てかバナナって、やっぱり馬鹿だよこの王様。
「だからなんなのさ」
「だから、気を払うな」
「は?」
「俺に触れるな、喋りかけるな、嗅ぎ回るな。それだけだ」
そう告げると王様は駆け足気味に去っていった。
は?何あの王様。自分のミスで落っこちて僕はわざわざそんな王様を受け止めてあげたのに?別に礼を求めてる訳でもない無いけどさ、受け止めた僕に告げる言葉がそれな訳?
「あれ、ツッキー?」
そう言いながら出てきたのは山口だった。
さっきぶりのはずなのにもう半日たった位の気分なんだけど。
「ねぇ、山口バナナ好き?」
「え、別に好きでも嫌いでも無いけど」
「どっちでもいいけど校内ではバナナ食べるなよいや、食べてもいいけどバナナの皮捨てるなよ」
「何急に?!」
山口は僕の言葉に困惑していたけど今はそんなことはどうでもいい。
「っ……あぁ、もう!」
ダンっ。そのままの勢いで柄にもなく走り出す、ただ、なんとなく、何故か、王様の事を放ってはおけなかった。
本当にどうかしてる。
蟹だと王様は言っていた。
蟹。
重さ。
影山飛雄には____重さがない。
蟹の怪異。
「ねぇ。」
「…………なんだよ、気を払うなって言っただろうが」
王様は怪訝そうな表情で僕に言った。
何故話しかけたと、気を払うなと、言った。
王様は僕を睨みつけたままそのまま帰ろうとする。
「王様時間あるよね、何も言わずに着いてきてくんない?」
「は?」
王様の顔には困惑の色が出ている。
ちょっと面白いな。
まぁ茶番はしてる暇ないから、手短に、早急にほぼ無理やり王様の手を掴む。
「良いから早く、今から向かうから」
「何処にだよ」
僕は一息おいて、こう告げる。
「烏養さんとこ」
以下、次回豫告(詠まなくてもいいです。)
「山口忠です」
「蟹と言えば、この前蟹料理について調べてみたけど結構色々な種類があるんだね、あれ」
「蟹のちらし寿司なんてものもあるらしいよ。何だか贅沢なちらし寿司だなぁ」
「まぁ、俺はポテトの方が好きだけど」
「次回、とびおクラブ其ノ貮 」
「……次回豫告ってこんなのでいいのかなぁ?」
今回短くてすいません!
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