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ぷち
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#ヒ腐マイ
くまりぼん@🧸🎀
11
ヒプマイ好き
378
『言葉で紡ぐ恋のライム』
〜マイクで紡ぐ恋の予感?〜
番外編3 『各ディビジョンチームの18人が何者かに誘拐された!?』中編
ドゴォンッ!!
『く……っ!』
『手加減は……したわ。』
(え、あれで?)
『ま、麻里衣……。』
『一郎君…怪我してない?』
『あぁ、俺らは平気だ。それにしても、すげぇな。姫神家のボディガードって。』
『ふふ、すごいのは荻浪家の蘭達よ。紹介するわね。荻浪家次男、千鶴よ。』
『よろしく〜。俺お嬢様の為なら手段選ばねぇからそこんとこ宜しく〜。』
『千鶴。』
『お嬢様怖いってば〜』
『はぁ、この子達は3つ子の…千年、千代、千羽よ。』
『千鶴お兄ちゃん怒られてやんの。』
『きゃはは!お兄ちゃんだっさーい。』
『麻里衣お姉様、ボクかっこよかった?』
『えぇ。とても。ありがとう。みんな。』
『お前達、お嬢様に迷惑かけるなよ。』
『はーい。』
荻浪家兄弟構成
荻浪蘭 (23歳)長男
荻浪千鶴(20歳)次男
荻浪千年(15歳)長女
荻浪千代(15歳)次女
荻浪千羽(15歳)三男
『そっくりやなぁ。この三子ちゃんたち。』
『せやな。麻里衣ちゃん達のこと守ってて偉いな。』
『気安く触るなよ、ボクに触れていいのは、お姉様だけだ。』
(生意気やな。)
『千羽。』
『ひぇ!ま、麻里衣お姉様…』
『この人達は私の大切な人たちって言ったでしょ。』
『っ……はぁい。』
『よろしい。』
『お姉ちゃん、そろそろ帰ろう?』
『そうね。せっかくみんないる訳だし、ご飯たくさん作らないとね。』
と、帰ろうとした時――。
『くそ、このままで、終われるかよ…っ。』
キィィィン…!
『え……?』
『俺の目的は違法マイクでお前を昏睡状態にさせることなんだよ!金なんか、二の次だ!!』
『っ……!』
百合菜に違法マイクが向けられる。
『百合菜――!!』
『お姉ちゃ――!』
ドンッ!
『麻里衣……!!』
左馬刻さんの叫び声が耳に届いた。
百合菜を押しのけ、私は違法マイクを正面から食らう。
ドサッ!
『お嬢様!』
『お姉ちゃん!』
『――。』
『そんな…っ。寂雷!今すぐ病院に運んで!』
『はい、もちろんです。』
『千鶴、お前が運転して病院にお連れしろ。』
『任せて、兄貴。』
俺は麻里衣をお姫様抱っこする。
『麻里衣…くそ…っ。俺たちのせいだ…。』
病院
『…一命は取り留めました。ですが、目を覚ますかは…。』
『そんな…。嘘だよね……?』
お姉ちゃんは病室のベットで目を閉じて横になる。
『くそがっ!!』
『俺らがいながら、なんで守れなかったんだよ……。』
『…せいだ。私のせいで……っ。』
『百合菜が狙われたら必ず庇うと知っていた。あいつ…どこまで用意周到に…。』
『お前のせいじゃねぇよ。百合菜。』
『二郎君…でも…』
『麻里衣はそう簡単にやられるやつじゃねぇ。大丈夫だ。』
『っ、うん……。』
『みなさん、今日はもう遅いですから家に帰りましょう。千鶴。千年達とみなさんを姫神家にお連れしてくれ。百合菜お嬢様。行きますよ。』
『私も、残る……。お姉ちゃんが心配だし…』
『お嬢様。麻里衣様は貴方が無事で嬉しいと思ってますよ。だから、笑ってください。それがお嬢様の為です。心配なのは分かりますが、ここは我々が残りますから。』
『蘭…』
『私も病院に残ります。医者として必ず麻里衣さんを救ってみせます。』
『寂雷さん…はい…お願いします…。』
姫神家 リビング
『……。』
『千鶴お兄ちゃん…お嬢様は…どうなるの?』
『……きっと、大丈夫だ。お嬢様は強い。違法マイクの催眠なんてすぐに解けるさ。』
『…銃兎。あいつは?』
『既に引き渡した。ホントならボコボコにしてから送りたかったが。』
『…くそっ。俺らを助けに来たから、こんなことに…。』
『……違法マイクを受けたらこうなるんですか?みなさん。』
『…うん。違法マイクは受けたら強力的な催眠、または脳に異常な暗示をかけて洗脳する。それが違法マイクだ。いつ目覚めるかは分からない。でも、麻里衣ちゃんの精神力なら…きっと…。』
『――。』
『麻里衣さん…。』
ぎゅっとその手を握る。
「ここは…どこ…?私の、夢の中…?」
(そうか、私違法マイクから百合菜を守って…。)
「うっ!頭、痛…。鳴神の違法マイクのせいね…脳に稲妻に打たれたような痛みが……っ。」
(でも、戻らないと、百合菜が…みんなが待ってるから…。)
次の日。
『寂雷。まりぃちゃんは?』
『まだ目覚めてないんだ…呼びかけたりしているけど反応はなくてね…。』
『蘭お兄ちゃん…私、私たちボディーガード失格……?』
『な……っ。』
『だって、お嬢様のこと、守れなかった。幼い頃からお嬢様に仕えてきて…守る為に訓練だってしてきた。それでもお嬢様は私たちのことを本当の妹みたいに接してくれた。それなのに、私……。』
『千年…そんなことはない。千代も千羽もお嬢様は大切に思ってる。そんなこと言ったらお嬢様が悲しむぞ。』
『お兄ちゃん…。』
『お嬢様は必ず目を覚ます。俺達のお嬢様だぜ?』
『うん…っ。蘭お兄ちゃん、千鶴お兄ちゃん、ありがとう…。』
「うぅ、あ…っ。痛い、頭が割れる…っ。」
(戻らなきゃ…みんなの、ところに…。)
私は必死にもがき続けた。
パリーンッ!!
私は強い精神力を維持し、違法マイクから破れる。
ピクッ。
『!お姉ちゃん……?』
『ん…。百合菜…。それに、みんなも…』
『良かった…。お姉ちゃん…っ!』
『わっ!』
百合菜が私に抱き着く。
『良かった、無事で…。』
『心配かけてごめんね。もう大丈夫。みんなも、ごめんなさい。助けに来たつもりが助けられちゃって。』
『俺たちこそすみません……無理させて。』
『いいのよ、一郎君。みんなが無事で良かった。』
こうして、目を覚まして、2、3日の入院を経て、私は家に戻ることに。
次回、後編へ続く!
コメント
1件
おお、麻里衣が違法マイクを正面から受けて昏睡状態に…! でも自分の意思で抜け出すところ、さすが姫神家の長女って感じでカッコよかったわ。千羽くんの「お姉様にしか触らせない」ってツンデレ具合も可愛いし、家族愛がジーンとくる話だった。次回後編、どうなるんだろう。