っはぁ…はぁ…
言った…
言っちゃったよ…私…
角名くんは、ポカーンと携帯を持ちながら
私を見てる。
ええんよ、
避けてしまった事で嫌われとったとしても。
もし、角名くんが私の事嫌いやとしてもええねん
自分の気持ちをずっと押さえ込もうとしとったんや
むしろもう、全部言えてスッキリや
あんだけ好きって言うてくれて
優しくしてくれて
その優しさに私は____
なんて最低な女なんやろな?
振ってええよ
なぁ、角名くん?
覚悟はできてんで。
グッと拳を握って泣くのを堪える。
と
びっくりしてる角名くんが口を開いた。
スナ「美紀ちゃん…」
そして私に近づいてくる。
あ…あかんわ、しばかれるんとちゃうか…
そう思った時だった。
『よかったぁああ〜〜〜〜〜』
ギュ〜〜〜〜〜〜〜
私を抱きしめる角名くん。
『あ、あの…角名さん…?』
あ、あれ?
一応、背中に手を回してみる。
すると
スナ「美紀ちゃん好きッ…大好き…好きだよ…ッ」
と言ってギュ〜と抱きしめる力を強める。
グフォ
いっ息が…できん
と
トントンと背中を軽く叩くと
スナ「ごめんごめん…つい…嬉しくって」
と離して私を見て微笑む角名くん。
その笑顔は見とれるほどかっこよくって____
スナ「俺の事、好き?」
悪戯っぽく角名くんは聞く。
『うん好き…っ』
もう気持ちに嘘はつかない。
スナ「ふふ、俺の方が好きだから…」
そう言って私たちはキスをした____
コメント
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すぁぁぁぁぁぁぁぁぃ
白鳥沢の時みたいに叫びたくなってきた