テラーノベル
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『2回死んで3回目を生きる』
第8話! 入学初日の大受難
✡注意事項✡
・鬼滅とヒロアカのクロスです!
・基本はヒロアカメインです。
・転生系です!
・オリキャラが出るかも?
・多分BLになるかも。
・語彙力皆無、下手くそです・・・。
・私の癖と好きを詰め込んだ物語です。
・指摘&アンチコメはお控えください(主は豆腐メンタルです)。
・みんなの知ってるかっちゃんは居ません。
なんでもおkよ☆という方はどうぞお進み下さい!
では!スタート!
「最下位除籍って・・・!」
「入学初日ですよ!?いや初日じゃなくても・・・理不尽すぎる!!」
麗日 お茶子が冷や汗をかきながらそう相澤センセーに抗議する。
だが、相澤センセーはその言葉に冷静に言い返す。
「自然災害・・・大事故・・・身勝手な敵たち・・・いつどこから来るかわからない厄災、日本は理不尽にまみれてる。」
「そういう理不尽を覆していくのがヒーロー。」
「放課後マックで談笑したかったならお生憎。」
「これから3年間、雄英は全力で君たちに苦難を与え続ける。」
「”Plus ultra(更に 向こうへ)“さ、全力で乗り越えて来い。」
そう言って相澤センセーは不敵な笑みを浮かべながら人差し指をクイッと動かし手招きのジェスチャーをする。
「(流石最高峰ォ・・・見込みが無ければ即切り捨てる・・・ってか、なるほどねェ。)」
そう思いながら肩回しをする。
他の奴らを見ると、皆緊張と気合いでか、心做しか面持ちが変わった気がする。
「さて、デモンストレーションは終わり。」
「こっからが本番だ。」
こうして、ある意味己の人生をかけた体力テストが始まった。
第1種目:50m走
1回目、飯田 天哉と蛙吹 梅雨
『3秒04!』
飯田 天哉、”個性”『エンジン』。
見たまんま、脚が速い。
「(ヒュ〜♪3秒台、さっすが〜。)」
蛙吹 梅雨、5秒58。
「ケロ・・・。」
2回目、尾白 猿尾と麗日 お茶子
麗日は服と靴をポンと触り、STARTの合図と一緒に走り出す。
『7秒15!』
麗日 お茶子、”個性”『無重力』。
触れたモノにかかっている引力を無効化する。
ただし、キャパオーバーすると激しく酔う。
3回目、芦戸 三奈と青山 優雅
「・・・フフ・・・皆、工夫が足りないよ。」
青山はそう言って後ろを向き、
「”個性”を使っていいってのは・・・。」
トンッとジャンプする。
『START!』
THOOOM!
青山が腹に巻いていたベルトからレーザーが飛び出し、一気にスタートラインとの距離が遠ざかった。
・・・だが、1秒もしない間にレーザーが途切れ、青山は地面にドサッと落ちた。
すぐに姿勢を立て直し、またレーザーを使ってゴールした。
『5秒51!』
「1秒以上射出すると、お腹壊しちゃうんだよね。」
皆、なんだこいつという顔で青山を見る。
青山 優雅、”個性”『ネビルレーザー』。
へそからレーザーが出る、持続時間がネックだ。
「(“個性”を最大限使わせ、各記録の伸び代を見る、それで『何ができて』、『何ができないか』を浮き彫りにする・・・って魂胆か。)」
そして、次々と皆が記録を出していく。
そして、俺とデクの番になった。
俺とデクはスタートラインに立ち、姿勢を整える。
『START!』
そのロボの言葉が聞こえたと同時に、俺とデクはほぼ同時に走り出す。
そして、俺は両腕を目の前でクロスさせる。
「爆速!!」
「へ?」
ターボォ!!
BBBBBOOM!!
後ろに突き出した両手から小規模の爆破を発生させ、風圧で移動を加速させる。
俺は瞬く間にゴールした。
『3秒03!!』
ヤベ、飯田の記録ギリ上回っちまった・・・。
俺、爆豪 勝己、”個性”『爆破』。
手の汗腺が変異している。
掌からニトロのような汗を出し爆発させる。
そして、それを溜めれば溜めるほど、爆発の威力は上がる。
爆破を発生させた両手の平からは白い煙が出ている。
「(やっぱ両手だと威力分散しちまうなー・・・。)」
「(デクはァ・・・。)」
デクが気になって後ろを振り返る。
丁度デクが走りきったようだ。
『7秒02!』
7秒02・・・去年は確か7秒49・・・だったか。
・・・デクに言ったが俺も大概キメェな、去年のデクの記録覚えてるって・・・。
1秒も縮まっていない・・・が、一応タイムは縮んでるっちゃ縮んでるか・・・。
因みに、俺の去年のタイムは5秒58だ、かなり縮んだ方だが、威力が分散しなければもっとタイムが縮まっていたはずだ。
・・・まぁ、そんな事しなくても、アレ使えばこの距離は1秒するかしないかくらいなのだが・・・これは”個性”とか関係ないからやらなくていいか。
後ろでデクは、膝に手を付きながら息を切らしていた。
第2種目:握力
握力はまぁ得意なほうだ。
今は”個性”を最大限に使うテスト、そして今は屋内、日陰の場所にいるから『鬼化』を使っても問題はないか。
測定器を握り、目を瞑り、呼吸を整えぐっと手に力を入れる。
バキッ
微かに何かが割れたような音が聞こえた。
「・・・ん?」
バキッ・・・???
ピピッ
測定完了を知らせる電子音が鳴る。
見てみれば、そこには829kgwっと記されていた。
「(829・・・!?ヤバいヤバい・・・『鬼化』、想像以上だなァ・・・これでも加減した方だぞ!?)」
「・・・つーか、さっきの『バキッ』って・・・。」
よく見ると、測定器にヒビが入っていた。
「(うわヤッベッ!学校の備品壊しちまった!!)」
「(後で謝んねェと・・・。)」
そう考えていると、後ろから相澤センセーが話しかけてきた。
「おい、爆豪。」
「ハイィッ!?」
ヤベ、ビックリしすぎて声裏返った・・・。
「・・・なんスか((小声」
「結果は((小声」
「・・・ん((小声」
「はっ・・・!?((小声」
相澤センセーは測定器に表示された結果に驚き、目を見開いて口をあんぐりと開けている。
まぁ無理も無いか、だって800だぞ?普通考えらんねぇよ。
「これでも、かなり抑えてる方なんスけど・・・((小声」
へらりと不器用に苦笑しながらそう言えば、相澤センセーにマジかよって顔で見られた、解せぬ。
「・・・あとォ・・・((小声」
「ん?((小声」
「測定器・・・バキッ・・・って、壊しちまってェ・・・サーセン・・・((小声」
小さくしていた声が更に小さくなっていく。
それを聞いて相澤センセーは目頭を抑え、俺に言う。
「個性把握テストで測定器などの器物損壊は珍しくない、それもヒーロー科なら尚更・・・また新しいのを用意する、次はソレを使わずにやってみなさい((小声」
相澤センセーはそう言うと、手を出したかと思うと一瞬ピシリと固まり、俺の頭に軽くチョップをかました。
「イテッ。」
「・・・まぁ、次からは気をつけろ。」
「・・・ッス。」
その後ろでは、皆が結果を見合いながらわいわいと騒いでいる。
「すげぇ!!」
「540キロて!!あんたゴリラ!?タコか!!」
「タコって、エロいよね・・・・・・。」
「・・・・・・。」
表向きはアイツが最高記録出したことになんのかな?
因みに鬼化を使わずにやった結果は74kgwだった、まぁまずまずって感じか。
第3種目:立ち幅跳び
第4種目:反復横跳び
第5種目:ボール投げ(俺はもうやったのでやらない)
「セイ!!」
麗日がボールを投げる。
球はフワ〜・・・と上へ上へと離れていき、遂には見えなくなってしまった。
「「「・・・・・・・・・。」」」
皆はそれを呆然と見ている。
ピピッ
相澤センセーの業務用スマホから、測定が完了した音が聞こえ、相澤センセーは皆にスマホの画面を見せる。
そこには『∞』と表示されていた。
「∞!!?すげえ!!∞が出たぞ―――!!!」
これ∞とかあるんだというツッコミが出そうになると同時に、流石にこれは勝てn・・・いや宇宙まで飛ばせば∞判定になるかな?という冒険心がくすぐられる。
すると、デクが球を持って前に出る。
よく見れば、何処か焦っているような顔をしている。
当たり前だ、他の者たちが1つは大きな記録を出しているのに対して、今のところ、デクは大した記録を出せていない。
だから、このまま行けば間違いなくデクは最下位だ。
「緑谷くんはこのままだとマズイぞ・・・?」
飯田が心配そうに言う。
「ったりめーだ、デクァ”無個性”のザコだぞ。」
俺はデクを見ながら静かに冷たく言う。
「”無個性”!?彼が入試時に何を成したか知らんのか!?」
「は?」
多分そこもアニメで見たのだろうが全く覚えてねぇ。
あれ、俺もしかして案外記憶力ない?(当時興味が無さすぎて内容を見ていなかっただけ)
そう思った時、デクは球を持った手を大きく振りかぶった。
この種目なら『ワン・フォー・オール』が使えるだろう・・・が、間違いなくそんなことしたら腕が壊れる。
どうしたものかと考えているうちに、デクは振りかぶった手で球を投げた。
・・・だが、
ポスッ コロコロ・・・
球はそこまで飛ばず、数十m先のところで地面に落ち、コロコロと転がった。
「46m。」
ここでデクが『ワン・フォー・オール』を使わないわけがない、なんせ自分の在籍の権利がかかっているのだから。
という事は、使えなかった・・・か。
俺は目線を相澤センセーに向ける。
「な・・・今確かに使おうって・・・。」
「”個性”を消した。」
「!?」
相澤センセーは、肩まで伸びた髪を逆立て、首に巻いている布はフヨフヨと浮かんでいて、首にかけている黄色い変わった型のゴーグルがあらわになっている。
「つくづくあの入試は・・・合理性に欠くよ、おまえのような奴も入学できてしまう。」
相澤センセーは苛立ったような声でそう吐き捨てる。
「消した・・・!!あのゴーグル・・・そうか・・・・・・!」
「抹消ヒーロー、イレイザー・ヘッド!!!」
そう、相澤センセーは視ただけで相手の”個性”を抹消する”個性”、『抹消』の”個性”を持つヒーロー、『イレイザー・ヘッド』。
あまりメディアに出ない・・・というより、メディアへの露出が嫌いだから知っている者はそこまでいない。
「イレイザー?俺・・・知らない。」
「名前だけは聞いたことあるわ、アングラ系ヒーローよ。」
他の奴らがざわざわと話し出す。
「見たとこ・・・”個性”を制御できないんだろ?また行動不能になって、誰かに救けてもらうつもりだったか?」
相澤センセーは指を差しながらデクに言う。
「そっ、そんなつもりじゃ・・・。」
シュッ
「!」
グイッ
「うわっ!」
デクが反論しようとすると、相澤センセーが首に巻いていた布がデクに伸びる。
そしてそれを相澤センセーが引っ張り、デクを自分に近づける。
「どういうつもりでも、周りはそうせざるをえなくなるって話だ。」
「昔、暑苦しいヒーローが、大災害から1人で1000人以上を救い出すという伝説を作った。」
それは、恐らくオールマイトの事だろう。
オールマイトはデビュー当時、ある大災害から1人で1000人以上を救い出した。
デクの家でよくその時の動画をデクと一緒に見ていたから知っている。
「同じ蛮勇でも・・・おまえは1人を救けて木偶の坊になるだけ。」
「緑谷 出久、おまえの”力”じゃヒーローにはなれないよ。」
相澤センセーは冷たく言い放つ。
すると、相澤センセーは目を閉じ、逆立っていた髪とデクを拘束していた布を戻した。
「”個性”は戻した・・・ボール投げは2回だ。」
「とっとと済ませな。」
そう言って先程いた場所に戻る。
デクも考えるような顔をしながら円の中に戻る。
「彼が心配?僕はね・・・・・・全っ然。」
そう言って青山が麗日の方に手を置く。
「ダレ、キミ。」
麗日はポカンとした顔でそう返す。
「指摘を受けていたようだが。」
「・・・除籍宣告だろ。」
俺は飯田の言葉にそう返す。
相澤センセーを見れば、目薬を指している。
“個性”上、”個性”発動中はずっと目を開けていなくてはならないからだ。
デクに視線を戻す。
デクはブツブツと何かを喋っている。
「力の調整・・・僕にはまだ出来ない・・・!」
「この一投で『出来る可能性』に賭けるのか?オールマイトも言ってたのに?一朝一夕にはいかないって・・・!ダメだ・・・ダメだ。」
小さくて他の者には聞こえないが、俺の耳には余裕で聞こえた。
さて、どう出るかと見ていると、デクはまた大きく球を持った右腕を振りかぶった。
「見込み ゼロ・・・・・・。」
相澤センセーがそう呟く。
・・・だが、
まだ・・・。
「―――!?」
まだだ!!!
まだ!!!!!
球とデクの手が離れそうになる。
最大限で・・・最小限に・・・。
そして、球がまだデクの指だけに触れているその時。
「今。」
「SMASH!!!」
球は遥か遠くへとフッ飛んでいく。
俺は目を見開き、無意識に口角が上がった。
ピピッ・・・
測定完了の音。
よく見れば、デクの人差し指が濃い赤紫色に変色しており痛々しく、デクの顔は痛みで歪んでいる。
まさか、指先だけに”個性”を発動させたのか。
力任せの一振りじゃなく、指先だけに”個性”を集中させた・・・。
デクが右手をグッと握りしめる。
「先生・・・・・・!」
「まだ・・・・・・動けます・・・!」
デクは冷や汗をかいていて、目に涙を浮かべている。
「こいつ・・・・・・!」
相澤センセーは面白いと言うように口角を上げ呟く。
「わー!やっとヒーローらしい出したよ―――!」
「指が腫れ上がっているぞ、入試の件といい・・・おかしな個性だ・・・・・・。」
「スマートじゃないよね。」
「・・・ったく。」
危なっかしい奴だなァホントォ・・・。
こっから先の展開は一応知ってる。
確か俺が怒ってデクに突進していた気がする、で、それを相澤センセーが止めてセンセーがドライアイっつーのが分かる。
面白かったから覚えていた。
あれはやりたい・・・けど、俺は突進なんてしない、フツーに疲れるしセンセーに負担かけたくねぇ。
・・・取り敢えず説明・・・相澤 消太、”個性”『抹消』。
視た者の個性を消す、瞬きすると解ける。
・・・つか、同じ中学の奴が俺だけでよかったよなホントこれ・・・。
「指、大丈夫?」
戻ってきたデクに、麗日が心配そうに聞く。
「あ・・・うん・・・。」
そして、全種目終了―――・・・。
「んじゃ、パパっと結果発表。」
相澤センセーは俺らの前に立ち、そう言い放つ。
その言葉を言われた瞬間、その場には緊張感が漂う。
トータル最下位が除籍・・・この中の誰かが・・・だが、今の状況だとそれは・・・。
「トータルは単純に各種目の評点を合計した数だ、口頭で説明すんのは時間の無駄なので一括開示する。」
そして、目の前にモニターが現れ、そこには点数は表示されず、順位と一緒に皆の名前が表示されていた。
1位は俺(っっしゃオラァ!!!)、2位は八百万、3位は轟・・・。
そして、最下位は・・・デクだ。
数秒すると相澤センセーは開示していたモニターを閉じる。
「ちなみに除籍はウソな。」
「「「・・・・・・・・・。」」」
「「「!?」」」
「君らの最大限を引き出す、合理的虚偽。」
そう言って相澤センセーはハッと鼻で笑った。
「「「は――――――!!!!??」」」
「あんなのウソに決まってるじゃない・・・ちょっと考えればわかりますわ・・・。」
皆が驚く中、呆れたように八百万が言う。
・・・いや、除籍自体は本当だろう、あの時の目は完全にガチの目だった。
見込み無しの奴がいなかったから、除籍の話をウソという事にしたのか。
「ちょっとヒヤッとしたな・・・。」
「俺はいつでも受けて立つぜ・・・!」
「そゆこと、これにて終わりだ。」
「教室にカリキュラム等の書類があるから目ぇ通しとけ。」
そう言って相澤センセーはくるっと踵を返す。
「緑谷。」
デクを呼んで、デクにある紙を渡す。
それは保健室利用書、ちゃんと担任サインの欄に『相澤』と書かれている。
「リカバリーガールのとこ行って治してもらえ。」
「明日からもっと過酷な試練の目白押しだ。」
それまで言うと、相澤センセーは離れていった。
皆ポカーンとしていたが、取り敢えず教室に戻るために移動を始めた。
その時、デクが俺に近づいて声をかけてきた。
「か、かっちゃん!」
「?デクか、どしたァ。」
「個性把握テスト、凄かったね!しかも1位!!」
「ハッ、ったりめーだァ、俺は完膚無き1位を取って取って取りまくって、この学校のトップになってやらァ!」
「さ、流石かっちゃん、自信満々だ・・・。」
「まぁ、だからにゃァお前にも容赦しねぇからな、デェク。」
「!う、うん!僕だってそうさ!」
「ハッ、ほざけ・・・・・・はよ保健室行ったらどうだァ、痛ぇんだろ、それ。」
俺は折れて赤紫色に変色したデクの人差し指を指さす。
「あ、う、うん、そうだね・・・じゃあね。」
デクはそう言って俺から離れる。
「ん・・・・・・いや、ちょっと待て。」
「へ?」
ぽすっ
俺はデクの頭に手を置いた。
「・・・へぁ!?///」
「・・・正直、お前は除籍になるかと思ってた、でもならなかった。」
「それは、あのセンセーがお前に見込みがあると思ったからだ・・・・・・よくやった。」
「でも怪我は最低限するな、”個性”の制御、はよ出来るようになれ、焦れよ、わぁったな。」
なでなでとデクの頭を撫でながら、爆豪 勝己のキャラを壊さぬ程度にデクを褒めてみた。
・・・いや、頭撫でたり褒めたりしてる時点でキャラ崩壊起こしとるか・・・。
「・・・・・・・・・。」
デクは俯いて何も言わない。
「・・・・・・ん?デク?」
なんの返事も聞こえないから少々心配になり、デクの頭に手を置いたまましゃがみデクの顔を覗き込む。
そこには、顔を真っ赤に染めたデクの顔があった。
目も涙目になっていて今にも泣き出しそうだ。
・・・え?何故に?熱あんのか?
そう思っているとデクと目が合った。
デクは驚いた顔をしてバッと顔をあげる。
「デクゥ?お前大丈夫かァ?顔真っ赤だぞ、熱でもあんのか?」
「う、うん!そうみたい!保健室行ってくる!」
「熱あんのに1人で平気かァ?」
「だ、大丈夫!もう子供じゃないし・・・君と居たら逆に熱上がりそうだし・・・。」
「テメェそりゃどういう意味だァ、あ”ぁ”!!?」
「なんでもないです!!」
そう言ってデクは走って行ってしまった。
「なんなんだアイツァ・・・。」
長年一緒にいるが、たまにアイツのことが分からなくなるなァ・・・。
「・・・・・・・・・。」
その後ろで、轟が俺を見ていたことに、俺は気づかなかった。
さて、俺も教室に戻るか・・・と、足を動かす。
すると、相澤センセーが行った方向から、オールマイトの声が聞こえた。
校舎の方へと動かしていた足が止まる。
「相澤くんのウソつき!」
「(オールマイト?)」
「オールマイトさん・・・見てたんですね・・・暇なんですか?」
「『合理的虚偽』て!!エイプリルフールは1週間前に終わってるぜ。」
「君は去年の一年生・・・1クラス全員除籍処分にしている。」
1クラス全員って・・・それはどうなんだ?教師として。
・・・まぁ、見込みも無い奴らをヒーローとして世に送り出す訳にはいかない。
もしそんなことをしたら、それこそ最高峰のヒーロー養成学校としての名を汚すようなものだ。
「『見込みゼロ』と判断すれば迷わず切り捨てる、そんな男が前言撤回っ!それってさ!」
「君も緑谷君に、可能性を感じたからだろう!?」
「・・・・・・・・・君も?」
「ずいぶんと肩入れしてるんですね・・・?先生としてどうなんですかそれは・・・。」
オールマイトォォォ!!!何バレそうになっとんだど阿呆ォ!!
「”ゼロ”ではなかった、それだけです。」
「見込みがない者はいつでも切り捨てます、半端に夢を追わせる事ほど、残酷なものはない。」
「(・・・案外優しいのか、相澤センセーって・・・。)」
「やっぱ・・・・・・合わないんだよな―――。」
「・・・。」
「バクゴー?何やってんだよ、早く行かねぇと先生にどやされるかもだぜ!」
「るっせ、わーっとるわクソ髪。」
「クソ髪!?」
初日終了 下校時間―――・・・。
デクと麗日、そして飯田が楽しそうに話しながら帰っていくのを何mか離れたところから歩きながら見守る。
「・・・『デク』の意味が変わって・・・よかったな。」
「(・・・ハァ、にしても・・・初日から結構キツイのやったなァ・・・肩痛ぇ・・・。)」
肩を軽く回す。
思ったよりゴキゴキいっている、こってんなこりゃ・・・と思いながら歩き続ける。
「バックゴー!途中まで一緒帰ろーぜ!!」
「あ”ァ?」
突然後ろから声をかけられて後ろを振り向けば、笑顔でこちらに向かってくる切島、瀬呂、上鳴がいた。
頭に?が浮かんだ。
急にこんなに来られたら、誰だって思考停止するはずだ。
俺が固まっていると、切島が俺の肩に腕を回してきた。
距離感バグってんな???
「お。」
「お前凄かったな!個性把握テストん時!」
「そうそう、初っ端から901mとか出されるんだもん、自信なくしかけたわ。」
「いやでも逆に気合い入ったわ〜!全体的に数字でかかったよな!どうやったらあんなデケェ記録出るわけ!?なんか鍛え方のコツとかあったりすんのか?」
そう言いながら笑っている。
こんなのは今世じゃデクや家族以外だと初めてだ。
今までのクラスメイトからは、羨ましいという感情や嫉妬という感情が混ざったような紙みてぇにペラッペラな言葉しか聞いてこなかった。
でも、こいつらからはそんな嫌な感じがしなかった。
・・・嗚呼、こいつらは優しいんだなと、いい奴らなんだなと思った。
これといった根拠はないけれど、そう思った。
☆オマケ
デクくんを撫でてる時、勝己くん的には、『良くやったぞ〜偉いぞ〜すごいぞ〜うりゃうりゃうりゃ〜!』って感じである。
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どうでしたか?
良ければいいねとコメントお願いします!
では!ばい主〜。
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コメント
1件
わああ〜〜!!第8話の爆豪くん、もう最高すぎるよ!!😭💕 1位取った時の「っっしゃオラァ!!」とか、デクの頭撫でながら「よくやった」って言っちゃうとことか、爆豪のイメージそのままにちょっと甘やかし入っててエモすぎたよ…! 相澤先生のウソ除籍も、アニメの名シーンがそのまま蘇ってきてめっちゃ熱かった🔥👊 デクへのツンデレ感と、周りのクラスメイトとちょっとずつ距離縮めてく感じもグッときた…! 次の話も絶対読みたい!!お疲れさまです✡𝑻Ḱ✡さん🌸