テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
とある日の丑の刻、白舞にて〜
『ハッ、ハッ、ひぃ!?』ザシュ!バタッ…。
翌朝〜
『何人目ですか?こんなに末端が殺られているのに犯人を掴めないとは』グロウパーはアルベルに怒り気味で話した。
『そうだな…グロウパー、カイドウさんにこのことを報告しに鬼ヶ島へ行ってくれるか?』『了解しました』そう言いグロウパーは鬼ヶ島へと向かった。
鬼ヶ島にて〜
(やっとついた…刃武港から行くと海が荒れていて辛いな)そう思いグロウパーは辺りを見回した。
『お!グロウパーじゃねぇか』そう言い駆け寄ってきたのはハルマサだった。
『ハルマサか、なぜここに?』『末端の連続殺人でだよ!お前の所もか?』二人はお互いの苦にが今どうなっているか話しながらカイドウの元へ向かった。
『事情は分かった…すぐに情報屋を使わせる』カイドウは鬼ヶ島から各国に情報屋を派遣させた。
それから数日後、情報屋から情報が送られてきた、アマガサは情報屋からもらった資料に目を通す。
(行き場を失った侍たちの集団か…やっかいだな)鬼ヶ島決戦から数年たった今、彼らは九里悪鬼となのり九里に潜伏しながらオロチや百獣海賊団に抵抗しようとしているらしい。
(しかし赤鞘はいないのか…)疑問に思ったアマガサは何度も資料に目を通したが赤鞘が関わっているという情報は書かれていなかった。
(まぁいい、早速排除に取り掛かろう)アマガサはフーとキンシャチを自分の元へと呼んだ。
『九里悪鬼の討伐をお願いしたいんだ、クイーンのところのササキとボルトがもう向かってるから加勢してやってくれないか?』『分かりました、行くぞキンシャチ!』『おう』そう言い二人は鈴後を後にした。
一方、九里にて〜
『百獣海賊団の幹部二人が九里に入ったぞ』『ササキとボルトか、大看板でない限りなんとかなりそうだな』そこには面を被った六人の侍がいた。
『俺が行こうか?』『相変わらず血気だな、まぁいい行ってこい』そうして一人の侍は山を降りていく。
『この山がバレることは当分ないだろう』『そうだな、まぁ見つかったら見つかったでその時はその時だ』そう言い他の侍たちは山の奥へと姿を消した。
その頃九里のおでん城跡ではササキとボルトが辺りを捜索していた。
『いねぇな』『あぁ、そもそも手強いヤツなんだろうか?』二人は少し九里悪鬼に疑問を持ち始めた。
その時、草むらから何かが飛んできた。
(猪か?いや違う!人だ!)すると今度はボルトの方へと飛んでくる。
(早いな!だが!)『最大出力ッ!』そう言いボルトは猛スピードでそれに突進した。
『ほう、早いな』『お前もな、何かの能力か?』ボルトはバックステップで距離をとった。
(あれが九里悪鬼か…スピードが異常だな普通の侍よりも速い、だがボルトの能力なら対応できそうだ)ササキは敵を冷静に分析しながらカラクリ刀を構える。
(いっちょやるか)ボルトはトンファーを取り出しそれを猛スピードで回転させた。
『行くぜ!ターボトンファー!』(タボタボの実のエンジン人間、一見聞くと弱そうに聞こえるがえげつねぇスピードなんだよなこれが)ササキが思った通りボルトのスピードは光のように速かった。
『潰れとけぇ!』ボルトは勢いよくトンファーを振り下ろす。
ヒュン!(危ねぇな)(なんだと!?)侍はそれを難なく躱わす。
『潰れんなら切り刻まれろ!』続いてササキがカラクリ刀を振り回す。
サッ!(さっきよりも簡単だ)(動き方が少し厄介だな)すると、今度は侍がササキの方へと飛んできた。
『隙ありだ』『グッ!』ササキは腹を横一文字に切り裂かれる。
(さっきからワープしてるみたいに移動してきやがる)ササキは応戦しようとするも侍はまた後ろに飛んだ。
(さて、変な刀を使ってくるヤツはノロマだがトンファー使いの方はすばしっこくて鬱陶しい先に潰しておくか)そう思った侍はボルトへと斬りかかる。
(ッ!速えぇ!だが先手の攻撃を防げば後は手数で押し切れる!)ボルトは能力の出力を上げトンファーを振り回す。
(チッ!やはり厄介だ!早くコイツを仕留めねば!)侍は後ろに飛ぶともう一度ボルトに突撃する。
『飛龍!』カキンッ!ボルトは侍の刀をコンマ1秒で防ぐ。
(一瞬でも反応が遅れたら本当に真っ二つになるな)ボルトの表情から余裕が無くなっていく。
(クソッ!こうなりゃ意地でも動きを封じるしかねぇ!)その途端ササキは侍に向かい走り出す。
(ん?なんだあのノロマ?まぁいい直前で飛べば…!?)ガシッ!『今だボルト!ぶっ潰せ!』ササキは侍をホールドし動けなくした。
『任せろ!』ボルトはトンファーを振り下ろす。
ガンッ!それは侍の頭に直撃し、鈍い音を立てた。
次の瞬間、侍はその場に崩れ落ちる。
『やったな!なんとか勝ったぜ!』『あぁお前のお陰でなササキ!』二人は喜んだのもつかの間。
『飛龍…』ザシュ…『なっ、グフッ…』バタン…侍は一瞬の隙をついてボルトの元へ飛び刀を振るった。
『ボルトォォ!テメェ!』ササキはカラクリ刀を振るう。
『相変わらず遅いな』ザシュ!(マジかよ…)ササキは腹を2回斬られその場に倒れた。
(トンファー野郎はもう死んだ、あとはこのノロマを仕留める)侍は刀を振り上げた。
『牙銃!』ヒュッ!(斬撃?銃弾?いずれにせよ危なかった)『鬼面角』カキンッ!(突きか、なかなかの精度だ)侍は苦戦しながらもキンシャチの攻撃を弾き返した。
『キンシャチ!ササキを連れて逃げろ!大看板クラスの幹部を連れてこねぇと…!』『分かったすぐに戻ってくる』そう言い残しキンシャチはササキを担ぎ上げ去っていった。
(侍ってのは本当にえげつねぇな…どいつもこいつも前戦ったCP0レベルだ)苦悶の表情を浮かべながらフーは刀を抜く。
『嵐脚・爪刃!』『振り飛車』ジャキン!(ただ横に動いている様に見えて細かな斬撃を繰り出してやがる)攻めが通じないと悟ったフーはすかさず距離を取る。
『引いてどうする』『な!?』グサッ…『グフッ!』フーは腹を刺され激しく吐血する。
(マズイ!このままじゃ俺も…!)後退するフーに侍が差し迫ろうしたその時、『つむじ斬り』『グァァ!』フーを刺そうとした侍が後方へと吹き飛ぶ。
『大丈夫か?フー』『ハルマサ?助けにきたのか?』ハルマサはフーの前に立ち刀を構える。
『これくらいなんでもねぇなぁ!飛龍!』『鋼巻』カキン!ザシュ!(どういうことだ!?攻撃が通らんどころかこちらが切り刻まれた!?)『髑髏斬り』ブワァ!シャキン!ザシュ!(斬撃の渦!?しかも縮んでくるぞ!?)侍はハルマサの攻撃を防ごうとしたが全ての攻撃を防ぎきることは出来なかった。
『ゼェ…ゼェ…』『終わりだ』(マズイ…このままじゃ俺が死んじまう)ハルマサが侍の上から刀を振り下ろしたその瞬間、スバッ!『おい!どこにいく!?』ハルマサは侍が飛んだ方を見たがそこには何もいなかった。
(チッ、逃げられちまった…まぁいい今度会った時切り刻む)侍の追跡を諦めたハルマサはフーに駆け寄る。
『お前も重傷だな、すぐに帰るぞ!』ハルマサは即座にフーを担ぎ上げ走りだした。
(コイツいつの間にあんな強くなった?そしてあまり感触がない…さっきの技を見るにロギア系の悪魔の実でも食ったのか?)フーは思考を巡らせる内に意識を失ってしまった。
やがてフーは鈴後まで送りとどけられ意識を取り戻した。
しかし、幹部を失ったこの一件を初めに百獣海賊団は苛烈な争いを経験することになる。
第22話 完