「ここはどこ?」
光の見えない闇の中
何故か寂しさと喪失感が襲う
「誰かいない?」
弱々しく問いかける
返事はない
それでも声をかけ続ける
「誰か!」
次は力を振り絞って叫ぶ
けれど声は闇に溶けるように消えていく
しばらく呆然と闇を見つめていると
「ーーーー」
なにか聞こえてきた
けれど上手く聞き取れない
「だれ?」
ゆっくりと目を開けるとそこは自室のベットの上だった
「またこの夢」
そう一言つぶやきベットを後にする
着替えていると部屋の扉からノック音が聞こえてきた
「起きてる?ご飯できたよ」
ひとつ上の姉だ。どうやら起きてるか心配で声をかけに来たらしい
「起きてるよ。着替えてすぐ行く」
短く答え荷物を持ち部屋を後にする
なんの変わりもない、いつもの朝
「「いただきます」」
姉の作ってくれたご飯を食べ、
「ご馳走様」
「行ってきます」
食べ終わると同時に弁当を持ち家を出る
すると家の前にいる人物に声をかけられた
「おはよ、早く行こ」
近所のその子はそう急かす
「まだ時間あるだろw」
笑いながらそう返す
「そうだけど一番乗りしたいじゃん?」
「なんだよそれw」
「いいから行こ!」
不貞腐れたように足早に歩いて行く
「ごめんてw」
少し走り隣に並び歩く
「そいえばさこの前…」
「そーなの?それで…」
他愛のない話をしながら学校へ向かい
靴箱で上履きに変え教室に向かい席に座る
しばらくしてホームルームが始まり
終わり次第一限目が始まる
続けて二、三、四時限目を終える
昼食休みが入りその後
五、六時限目を終え帰宅する
その間も夢のことがチラつく
家に着くなり自室に戻り
ベットに倒れ込む
(疲れた、こんな毎日がずっと続くのかな)
こんなことを考えているといつの間にか眠ってしまっていた
「ここはどこ?」
(またこの夢か)
「誰かいない?」
(誰もいないさ)
「誰か!」
(そんなに必死になっても誰も…)
「ーーーー」
(誰の声?)
「だれ?」
そう夢の自分が問いかけると
闇から一人の人物が現れた
「キミはもしかして…」
私が書くのはここまで
あなたならこの物語の続き
どう紡ぎますか?
“Happy End” ?または “Bad End”?
結末はあなた次第
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