テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
クロ
550
ずっと覚えてた約束
HANA七人で行くグランピング企画まで、あと三日。
企画の話が決まってからも、撮影、リハーサル、収録、打ち合わせと予定は途切れず、気がつけば季節まで少し進んでいた。そして今夜は、その忙しい期間の中でようやく見つかった、ナオコとコハルの休みがきれいに重なる日の前夜だった。
二人が前に交わした約束から、もう二か月以上が経っている。
次に二人の休みが重なったら、ちゃんとお互いの気持ちを確認して、二人ともそうしたいと思えたなら、ゆっくり二人の時間にしよう。そう決めていた。
そのことを、ナオコはもちろん忘れていなかった。
夕食を済ませたあと、ナオコはお風呂へ向かうために立ち上がりかけた。
けれど、ソファに座ってスマホを見ているコハルの姿が目に入ると、何気ないふりをしてちらりと視線を向ける。
コハル
「……?」
ナオコ
「……何でもない」
そのまま浴室へ向かった。
数十分後、お風呂から上がってきたナオコは、冷蔵庫からビールを一本取り出しながら、またコハルを見る。
ちらり。
コハル
「…………」
ナオコ
「……」
プシュッ。
缶を開け、一口飲む。
そして、またちらり。
コハル
「……何?」
ナオコ
「何が?」
コハル
「いや、今見たじゃん」
ナオコ
「見てへんよ」
コハル
「見てたよ。笑」
ナオコ
「……コハルがおるなぁって思って」
コハル
「いるよ。毎日いるよ。笑」
ナオコ
「うん……」
妙に素直な返事だった。
コハルは少し首を傾げたものの、その時はまだ深く追及しなかった。
けれどナオコは、ビールを飲んでいる最中にもちらりとコハルを見て、コハルがお風呂へ向かう時にも視線を送り、浴室の扉が閉まる直前まで、その背中を意味ありげに見送っていた。
明日が二人とも休みなのは、もう何日も前から分かっている。
そして、あの約束をしてから初めての、ちゃんと余裕のある二人休みだった。
だからナオコは、何も言わないくせに、ずっと分かりやすかった。
やがて、コハルがお風呂から上がってくる。
ナオコは、またちらりと見る。
コハル
「……」
コハルがスキンケアをしている間にも、ちらり。
コハル
「…………」
髪をタオルで拭いている時にも、ちらり。
コハル
「…………ナオコ?」
ついに、捕まった。
ナオコはソファに座ったまま、ほんの少しだけ肩を揺らした。
ナオコ
「……はい」
コハルは鏡の前で化粧水を馴染ませながら、鏡越しにナオコを見る。さっきから何度も目が合うたびに逸らされていた理由は、もうほとんど分かっていた。
分かっているからこそ、少しだけ知らないふりをしてみたくなった。
コハル
「先に歯磨きして。寝室行ってて」
ナオコ
「…………」
一瞬で、ナオコの顔が分かりやすく落ちた。
肩までしょんぼりと下がる。
ナオコ
「………はい」
声までしょんぼりしている。
その瞬間、コハルは吹き出しそうになった。
完全に忘れられたと思っている。二か月以上楽しみにして、ようやく今日になったのに、自分から催促するのは嫌で、ずっとちらちら見ていたらしい。
コハル
「……ナオコ」
ナオコ
「ん……?」
コハル
「約束でしょ」
ナオコ
「…………」
ナオコの動きが、ぴたりと止まる。
コハル
「覚えてるよ。忘れるわけないじゃん。
先に寝室で待ってて。髪乾かしてから行くから」
その瞬間、ナオコの顔がぱっと明るくなった。本当に、音が聞こえそうなくらいだった。
ナオコ
「……はい!!」
さっきまでのしょんぼりはどこへ行ったのか。
ナオコはすぐに立ち上がり、洗面所へ向かっていく。歩き方まで少し軽くなっていて、途中からは小さな鼻歌まで聞こえてきた。
コハル
「……分かりやすすぎるでしょ。笑」
返事はない。
代わりに、洗面所から歯ブラシの音が聞こえてくる。いつもだって適当に磨いているわけではないのに、今日は明らかに時間が長かった。
数分後、歯磨きを終えたナオコは寝室へ向かう前に、もう一度だけ洗面所を覗いた。
ナオコ
「……早くな」
コハル
「はいはい。笑」
ナオコ
「待ってる」
コハル
「分かったって」
ナオコ
「……ほんまに来る?」
コハル
「行くよ!」
ナオコ
「……よかった」
そこでようやく、ナオコは満足そうに寝室へ消えていった。
コハルはドライヤーを持ちながら、自分の顔が少し熱くなっていることに気づく。
付き合って三年以上。それなのに、ナオコはこういう時だけ驚くほど分かりやすく、付き合いたてみたいな顔をする。
自分との時間を、今でもこんなに楽しみにしてくれている。
二か月以上経っても、ちゃんと覚えていて、それでも急かさず、コハルの方から言うまで待っていた。
それがくすぐったくて、嬉しかった。
コハルは最近、前より強く感じることがある。
ナオコは、慣れたからといって雑にならない。
三年以上一緒にいる。相手がどういう時に安心するのか、どういう距離なら落ち着くのか、どんな言葉をかければ表情がほどけるのか。きっと、もうお互いにかなり分かっている。
それでもナオコは、相手の様子をよく見ている。
言葉が少なくなった時は急がない。コハルの表情が曇れば、すぐに動きを止める。大丈夫そうに見えても、無理をしていないかを気にかける。
前に大丈夫だったから。
昨日も大丈夫だったから。
恋人だから大丈夫だろうから。
そんなふうに決めつけない。
その日のコハルを、ちゃんと見る。
三年以上経った今でも、そこがコハルは好きだった。
寝室
ナオコはベッドの端に座っていた。
落ち着かない様子で手を膝に置き、数秒後には組み直す。スマホを見ては置き、時計を見てはまた置く。
ナオコ
「……遅い」
もちろん、まだ数分しか経っていない。
ナオコは一度深呼吸をして、それからまた時計を見た。
ナオコ
「……まだかな」
自分で言って、少し恥ずかしくなる。
それでも、やっぱり待ち遠しかった。
その時、寝室の扉が開いた。
コハルが入ってくる。髪を乾かしたばかりで、いつもの寝る前の柔らかな雰囲気をまとっていた。ナオコと目が合った瞬間、コハルも少し照れたように笑う。
その顔を見た途端、ナオコの落ち着かなかった表情が少しだけほどけた。
コハル
「……お待たせ?」
ナオコ
「うん」
即答だった。
コハル
「即答なんだ。笑」
ナオコ
「待ってたから」
コハル
「知ってる。鼻歌聞こえてたし」
ナオコ
「……聞こえてた?」
コハル
「めちゃくちゃ」
ナオコ
「恥ずかし……」
そう言いながらも、ナオコの表情は嬉しそうだった。
コハルはその隣へ腰掛ける。マットレスがわずかに沈み、肩と肩の距離が近づいた。さっきまで待ちきれない顔をしていたナオコだったが、コハルが隣へ来た瞬間、表情が少しだけ真面目になる。
ナオコ
「……いい?」
コハル
「うん」
ナオコ
「無理してへん?」
コハル
「してないよ」
ナオコ
「そっか」
それ以上、ナオコは何度も聞かなかった。
ただ、コハルの顔を見て、返事を聞いて、その言葉をそのまま受け取る。
コハル
「私も覚えてた。むしろ今日が休みって分かった時から、私もちゃんと今日のこと考えてたし。
私もナオコとゆっくりしたいって思ってる」
ナオコ
「……嬉しい」
その一言があまりにも素直で、コハルは少し笑った。
そして、隣に座っていた身体を動かす。
ナオコの前へ向き直り、そのままナオコの脚の上へまたがるように座り直した。
両腕をナオコの首へ回し、驚いて目を丸くしている顔を、すぐ近くから覗き込む。
コハル
「これでもまだ、無理してるように見える?」
ナオコ
「…………」
完全に固まった。
コハル
「ナオコ?」
ナオコ
「……ちょっと待って」
コハル
「何?」
ナオコの手が、そっとコハルの腰へ回る。
強く引き寄せるわけではない。ただ、そこにいることを確かめるように、両腕で丁寧に支えた。
ナオコ
「コハルが久々に大胆で。
私、めっちゃ嬉しいです……」
コハル
「何で急に敬語なの。笑」
ナオコ
「なんか……びっくりして」
コハル
「そんなに?」
ナオコ
「うん。それに……こうやって座ってくれるん、めっちゃ久しぶりな気ぃする」
コハル
「……そうだっけ?」
ナオコ
「たぶん。少なくとも私は久しぶりに感じてる」
そう言いながら、コハルはほんの少しだけ距離を詰めた。
肩が触れ、互いの顔が近くなる。ナオコの目が一瞬大きくなり、それから困ったように細くなった。
ナオコ
「……はぁ。ちょっと待って……」
コハル
「ん? 嫌だった? ごめん!」
コハルが反射的に距離を取ろうとする。
けれど、その前にナオコの腕がコハルの腰を引き寄せた。
ナオコ
「ちゃうちゃう。嫌じゃない。
ごめん、言い方悪かった。嬉しすぎただけ」
コハル
「……びっくりした」
ナオコ
「ほんまにごめん。
でも、嫌やったらちゃんと言うから。今は大丈夫」
コハル
「うん」
ナオコ
「二か月待った分、嬉しすぎて。
ちゃんと落ち着いてコハルのこと見たいから、ちょっとだけ自分に待て、って言うてる」
コハル
「……そこまで?笑」
ナオコ
「そこまで」
コハル
「ふふっ。じゃあちゃんと落ち着いてください」
ナオコ
「はい……」
しばらく、二人はそのまま近い距離で見つめ合った。
何かを始めなければいけないわけでもない。二か月待ったからといって、急いで埋め合わせなければいけないわけでもない。
ただ、ようやく二人とも予定を気にしなくていい夜が来た。
それだけで、十分だった。
コハル
「ねぇ」
ナオコ
「ん?」
コハル
「二か月、長かった?」
ナオコ
「……長かった。笑」
コハル
「やっぱり?」
ナオコ
「でも、待たされたとは思ってへんよ。仕事もあったし、私、一回体調も崩したし。
ただ……ずっと楽しみにはしてた」
コハル
「可愛い。笑」
ナオコ
「笑わんといて……」
コハル
「だって。二か月ずっと言わないで待ってたんでしょ?」
ナオコ
「コハルから言うてくれた約束やったから。
私が何回も『いつ?』って聞いたら、急かしてるみたいやん。それが嫌やった」
コハルの表情から、少しだけ笑いが消える。
代わりに、すごく柔らかな顔になった。
コハル
「……ナオコ」
ナオコ
「ん?」
コハル
「ありがと」
ナオコ
「何が?」
コハル
「ちゃんと待っててくれたこと。
でも次から、楽しみにしてるくらいは言っていいよ。私、催促されたって思わないから」
ナオコ
「……ほんま?」
コハル
「うん。『楽しみ』と『今日絶対』は違うでしょ?」
ナオコ
「……そうやな」
コハル
「だから、次はしょんぼり犬になる前に言って」
ナオコ
「犬ちゃう」
コハル
「戻ってきた。笑」
二人は笑った。
その笑いで、最後に残っていた緊張まで少しだけ抜けていく。
コハル
「じゃあ」
一度、視線が合う。
コハルの腕は、まだナオコの首に回ったままだった。
コハル
「しよ…?」
ナオコはすぐには動かなかった。
一度だけ、コハルの顔を見る。
ナオコ
「……いい?」
コハル
「うん」
そこでようやく、ナオコはコハルへ顔を寄せた。
軽く一度触れて、すぐに離れる。
それから、コハルの目を見る。
コハル
「大丈夫」
ナオコ
「うん」
もう一度。
今度はコハルの方から、短く触れる。
ナオコ
「……」
コハル
「何その顔」
ナオコ
「嬉しい」
コハル
「知ってる。笑」
それから二人は、何度か短いキスを交わした。
一度触れて、離れる。目が合い、どちらかが笑う。また近づく。
急がず、少しずつ確かめる。
二か月以上空いていたからこそ、埋め合わせるように進むのではなく、今の二人の気持ちを一つずつ重ねていく。
次第にキスも深くなってくる。
最初は触れるだけだった唇が、離れることを惜しむように重なった。ナオコは一度だけ動きを止め、コハルの表情を確かめる。
コハルが目を閉じたまま、逃げる代わりにナオコの首へ回した腕に少し力を込めると、それが答えだった。
ナオコはゆっくりと顔の角度を変え、コハルの唇を丁寧に追う。触れては離れ、離れたと思えばまた重なる。呼吸の合間に小さく息を吐き、互いの温度を確かめるように、深く、静かにキスを続けた。
コハルの指がナオコの髪に触れる。
その指先が後頭部をそっと撫でると、ナオコの腕がコハルの腰を抱く力を少しだけ強めた。
ナオコ
「……大丈夫?」
唇が離れた隙間で、ナオコが小さく尋ねる。
コハル
「うん……」
コハルは答えながら、今度は自分からナオコへ近づいた。
その動きに、ナオコの目元が柔らかくほどける。
再び唇が重なる。
今度はさっきより長く、深く。
コハルが舌先でナオコの唇を舐める。ナオコもコハルの舌先を追いかけるように自分のを重ねる。
ナオコの脳裏には前に自分で言った言葉を感じていた。
″甘っ…コハルの何でこんな甘いんやろ。″
クチュ クチュと耳元に音が響く。止められない。
しばらくキスをした後、そっと唇を離してからナオコがコハルの服の裾からそっと手を差し入れる。
お互いに着ていたものをベッド下に置いていく。
寝巻き、下着、素肌だけになった時、コハルは少し恥ずかしそうにナオコを見る。
ナオコはそれだけで押し倒しそうになる衝動を抑える。
コハル
「……ナオコ」
ナオコ
「…ん?」
コハル
「もう一回」
ナオコ
「……うん」
今度はナオコが返事をするより先に、コハルが顔を寄せた。
ナオコはその気持ちを受け止めるように、コハルの頬へ手を添える。
指先が頬骨のあたりをそっと撫でる。
コハルは目を閉じ、ナオコの手のひらへ少しだけ顔を預けた。
その仕草に、ナオコの呼吸がわずかに揺れる。
それでも急がない。
コハルが息をしやすいように、時々離れる。
離れたあとも、額を寄せたまま、互いの呼吸が落ち着くのを待つ。
コハルがナオコの背中へ腕を回す。
二人の間にあったわずかな隙間がなくなる。
耳元で聞こえる呼吸。
胸元に伝わる鼓動。
それだけで、二か月以上の時間が少しずつほどけていくようだった。
ナオコ
「……コハル」
コハル
「ん?」
ナオコ
「触っていい?」
コハル
「…うん。」
ナオコ
「痛かったり嫌やったら言うてな」
コハル
「……うん。」
ナオコはコハルの額へキスを落とした。
それから瞼へ。頬へ。
最後に、もう一度唇へ。
跨って座っているコハルの腰がゆるく動いているのがナオコにも分かっている。でも急がない。逆に少しだけ焦らしながらコハルの反応を見る。
首筋、鎖骨、胸元へキスを丁寧に落とす。何度も声が出る所を丁寧に辿る。
合間に、そっと手で胸に触れる。ゆっくり持ち上げながら優しく撫でる。それでも、中心には触れないように触る。
触れ方はどれも丁寧で、コハルがそのたびに顔を逸らして目を細めるのを、ナオコはじっと見ていた。
ナオコ
「……顔、見せて」
コハル
「…むり、恥ずかしい」
ナオコ
「私しか見てへんよ」
コハル
「それでも」
ナオコ
「……可愛い」
コハル
「今それ言う?」
ナオコ
「今やから言う」
コハルは照れたように視線を逸らす。
ナオコはその頬へ指を添え、ゆっくりこちらへ向けた。
目が合う。
そのまま、またキスをする。
今度はコハルの方から、ナオコの唇を追いかけるように深く重ねた。
ナオコは一瞬驚いたように目を開き、それからすぐに目を閉じる。
二人の呼吸が重なり、言葉の代わりに、触れ方だけが気持ちを伝えていく。
ナオコはコハルをゆっくりベッドへ誘い、そのまま覆いかぶさるように身体を預けた。
コハルも自然に腕を伸ばし、ナオコを近くへ引き寄せる。
ここから先は、二人だけが分かっていればいい時間だった。
ふと、ナオコの眉間に皺が寄る。
ナオコ
「……コハル」
コハル
「ん?」
ナオコ
「コハルのスマホ……鳴らんよな?」
一拍置いて、コハルが笑う。
コハル
「ちゃんと電源切った。笑」
ナオコ
「ほんま?」
コハル
「ほんと。チャットも電話も来ません」
ナオコ
「……なら大丈夫。笑」
コハル
「そこ、そんなに大事?」
ナオコ
「大事。今だけは、仕事の連絡とモモちゃんのチャットで現実戻りたない」
コハルは笑いながら、ナオコを抱きしめ直した。
ナオコも、その腕の中へ素直に収まる。
二人の距離はまだ近い。
けれど、そこに焦りはない。
久しぶりの夜だったからこそ、二人とも改めて、今の関係を確かめていた。
ナオコがコハルの額にキスを落とす。
ナオコ
「続けていい?」
コハル
「うん。
ナオコ、さっきから焦らしてるでしょ?」
ナオコ
「…バレた?笑」
コハル
「焦らさないで…早く触って欲しい。」
ナオコの喉が鳴る。
コハルは真っ赤になりながらも、真っ直ぐに求めている。ナオコの手を自分の胸に触れさせ、そのまま自分の手を重ねて、ゆるく揉むように動かす。
ナオコはコハルの動きに合わせて、自分からも手を動かす。それでもまだ。中心には触れないようにゆっくりと揉みしだく。
ナオコもコハルも、三日後にはHANA七人でキャンピングカーに乗るグランピングが待っている。
カメラも、仕事も、たぶんまた起きる助手席論争もある。
けれど今夜だけは、そういう全部から少しだけ離れて、ナオコとコハルは二か月以上前に交わした約束を、ようやく二人だけの時間として受け取っていた。
そして二人の夜は、まだ始まったばかり。静かに、ゆっくりと関係を深めていった。
コメント
1件
うわぁ、もうこの回すごく良かった……! 二か月越しの約束、ちゃんと二人とも覚えててたのがまず沁みたな。ナオコのあの「ちらり」と見るところから始まる挙動不審っぷりが可愛すぎて、鼻歌まで聞こえてきそうだったよ。コハルが「約束でしょ」って言った瞬間の空気、じんわりきた。 それにしても、三年経っても「その日の相手をちゃんと見る」ってナオコの姿勢がすごく好き。焦らず確かめ合いながらゆっくり進む夜の時間の描き方が丁寧で、読んでるこっちまで温かい気持ちになった。電源切ったかの確認とか、なんでそんなにリアルなんだろうね笑。二人がこれからゆっくりできる夜で本当によかった。