テラーノベル
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※attention
こちらの作品は、
作詞作曲カンザキイオリ様の作品である
『あの夏が飽和する。』の
類司パロディです。
死ネタ、個人解釈、クズ代、闇司等有り
進級前です。
部屋に着いてからしばらく、君は俯いたまま何も言わなかった。窓の外から差し込む夕日の影が床に落ち僕の部屋の天井にかかっている風船やロボット達だけが、ゆらゆら揺れ動いている。
やがて、数十分後に絞り出すみたいに小さな声がした。
「……殺したのは、……隣の席の、いつも…」
そこで一度、言葉が途切れた。
喉がひくりと鳴って、そして君はショーの為に丹念にケアしていた綺麗な唇を噛むみながら言う。
「……オレを、虐めてきた……あいつだ……」
空気が、重く沈んだ。
僕は、まず君が虐められていた事に何かプツっと頭が切れた。君が最近元気が無いのは知っていたしかし、君の目のしたに隈ができているのは、気付いていたけれど君は、寝不足なだけとずっと言っていたね。
それでも、僕は心配した。学校でもショーが終わった後でも僕は、君の傍を離れないようにしていたが。
犯人は、僕よりも学校で近くにいた執拗い背後霊の様なモノだった。
そして、君は続けて言う。
「もう、……嫌になって……」
「肩を、突き飛ばしたら……」
「……ッ打ち所が、悪かったんだ……」
言い訳みたいに聞こえるはずなのに、その声には、何ひとつ自分を守る響きがなかった。
あぁ、君はなんて優しい人なんだ。
ただ、事実だけを並べてそれでもう十分だとでも言うように。
君は、落ち着いた様にゆっくり顔を上げた。
その君の表情を見た瞬間、
僕の胸の奥がきしりと音を立てた。
君の顔は、諦めたような、いつもキラキラと輝いている君の顔は、全部を手放した人の心が空っぽになったマリオネットの様な笑顔をしていた。
「……もう、オレは、…」
「ステージにも、……ここにも…どこにも、居られないと思うんだ……」
無理やり笑っているのは分かるのは、バレバレで口角はひくりと震えて僕の方を向いているはずなのに目はどこも見ていなかった。
「だから……」
「……どこか、遠い所で……」
「……死んでくる、……」
君は、もう何もかも諦めたように、ブリキの人形みたいになってしまった。
その言葉は、相談でも、冗談でもなくて、
決定事項みたいに僕の頭の中に落ちてきた。
皆の一等星が死んでしまう、君は誰もいない場所じゃなくて光輝く花畑で皆に見送られながら生きている様に死んでしまった方が綺麗だよ。
でも、この事はきっと僕以外は知らされていない。どうしてかって?そんなの僕が一番信用出来る人って事だろう?好きな人から頼られているなら僕は、君が前僕に言ってくれた様に12000%で僕は君に答えてみせるよ。
そうして僕は、口角を少しだけ上げて君に口を開いていた。
「――それじゃあ」
君が、一番安心出来るように僕は
「僕も連れてって」
続く、………100
コメント
6件
原曲聴いてきた!
うぉー!!待ってましたー! 今回もめちゃくちゃ最高でした!また続き待ってます!
次は、遂に逃避行の旅に出ちゃうのか、… 冬弥達も心配しちゃうよ…